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祝・初開催!第1回『つながり∞イベント』開催レポート

2020年6月13日(土)、オンライン上(Zoomシステム使用)で開催された第1回『つながり∞イベント』を報告いたします。参加人数は、<トークセッション>62人、<オンライン懇親会>33人と多くの皆さまにご参加いただきました。

❏写真②つながり∞イベント2020.6.13

※システムの性質上、お写真の重複や抜けがあります。お顔を掲示出来なかった皆さま申し訳ありません。

概要

●テーマ 

『地域リハビリ職から見えたWheeLog!の魅力』
~つながりから見えてくる車いすでもあきらめない世界~

●登壇者


<スペシャルゲスト>
・織田友理子さん(WheeLog代表)

<スピーカー>
・安西祐太さん(理学療法士:PT)
・初鹿真樹さん(作業療法士:OT)

<モデレーター>
阿部学(言語聴覚士:ST)

●開催目的

立ち上げ当初より開催してきました『WheeLog!街歩きイベント』は、アプリへの情報の集積は勿論、皆さまと『つながれる』ことを目的としてきました。コロナ禍において、リアルでお逢いする機会はなかなか持てない状況にあります。それでも『つながり∞』から生まれる可能性と喜びや希望を皆さまと共有し、新しい生活様式においてもあきらめない世界を模索すべくオンライントークイベントを企画開催いたしました。

●タイムテーブル

20:00・・・開会・イベントの説明(ゲスト、趣旨、など)
20:05・・・挨拶:織田友理子代表
20:10・・・トークタイム:『私のこれまでとこれからの取組み』
20:30・・・パネルクロストーク:『地域リハ職からみたWheeLog!の魅 力と可能性』
①『WheeLog!をPT・OT・STのリハビリテーションに具体的にどう活用してきたか?』
②『リハ専門職からみたWheeLogの可能性、車椅子ユーザーをあるべき状態にアシストするためのWheeLog活用法について具体案を語る』  
20:55・・・告知
21:00・・・写真撮影・閉幕
21:10・・・オンライン懇親会
22:30・・・閉会

●内容

【第1部】トークタイム

3名のスピーカーに『私のこれまでとこれからの取組み』についてお話しいただきました。

【安西祐太さん】には、2歳の頃の指しゃぶりの癖、リハビリの仕事を目指すきっかけとなった13歳の時の骨折の話や理学療法士になってからのモチベーションやスタンスについて、『理学療法士(PT)』についての説明も含めながらインパクトのある写真(ゴリラ?!)を用いて語られていました。笑いの中から溢れ出る安西さんの魅力が満載でした。
『ひとが生きるまちもまた、生きている』をコンセプトに相模原市でのDET(障害平等研修)開催プロジェクトや町田市での活動の展開について熱く話していただきました。
安西さんに関わる事で多くの方が笑顔になっていました。

【初鹿真樹さん】には、『作業療法士(OT)』についてわかりやすく説明していただいた上で、「その人にとって大切で・意味のある何かを支援すること」という概念を活用した街づくりについて話を展開していただきました。
大好きな住み慣れた地域(小田原市)をより良い街にすべく作業療法を街づくり活用する取組み。一般社団法人神奈川県西地区リハビリテーション協議会で『小田原のバリアフリーマップを作ろう!』と30代の地元OT二人で始め、その活動のなかで織田友理子代表の掲載記事『誰かの「行けた」が勇気に』が目にとまり衝撃を受けたエピソード。車いすユーザーと共に展開していったイベント(WheeLog! in海老名・おだわら街歩きイベント、講演会、など)は参加者延べ253名にまで展開していった事を熱く語っていただきました。紙媒体での『小田原バリアフリーマップ2019』を完成させ、現在2020年版を作成中とのこと。


【阿部学さん】からは、『言語聴覚士(ST)』は『話す』『聞く』『食べる』のスペシャリストであることの説明からはじまりました。リハビリテーションは知識や技術の高い人から一方向的に受けるもの(リハビリ依存につながる可能性をはらむため)ではなく、当事者の方が主体的に自ら選択出来る事が大切です。自己決定により心が軽くなり、自ら次の行動へつながろうとする行動変容を促進します。主体性を発揮出来るようにアシストすることがリハ職の役割という問いかけがありました。
そのために『先人』や『全国で活躍する同志』の想いと経験、異なる『世代』『地域』『職種』をつなぐ。『組織や既存の概念の枠』『失語症により分断された想い』『症状や障がいに対する偏見』『異なる意見』『異なる価値観』を超えてつながる事の大切さ、見えてくる可能性がある。『つながり』から生まれる『視点・気づき』、『役割』の大切さをWheeLogやこれまで関わらせていただいた皆さんとの活動の紹介も絡めてお話させていただきました。

●【第2部】パネルクロストーク

『地域リハ職からみたWheeLog!の魅力と可能性』について2つのテーマで、織田友理子代表を含む4人でクロストークを展開しました。

大)❏写真③つながり∞イベント2020.6.13

大)❏写真④つながり∞イベント2020.6.13

●≪参加者アンケートより一部掲載≫

 ※アンケートにご協力いただきありがとうございました。
●「いつか地域とつながる活動に参加してみたいと思い今回参加しました。ひとの幸せを願い連携を広げていく活動に感動しました。」
●「登壇された3名の方のように地域で活躍されるリハ職が増えれば、患者さん、利用者さんの生活も変わってくると思います。ここまで生活のことを考えて関わってくれる専門職にはなかなか出逢えませんでした。専門職から変わるのも大事かもしれませんね。」
●「コロナの影響でこのようなネットワーキングイベントになかなか参加できなかったため、久しぶりに同じ志を持つ皆さまとつながる機会をもてて、とてもパワーをもらえました。」

この他にも多くの感想・励ましのコメントをいただきました。登壇者はじめ運営スタッフも勇気をいただきました。
伝えたい内容は、実は同じ方向性。でも切り口や表現はひとそれぞれ。そのひとらしさが光ります。皆さまお一人お一人の心に響くことばとつながり∞をお持ち帰りしていただけたのであればとても嬉しいです。

●告知

●『つながり∞イベント』
これから月に1度(基本的に第2土曜日)の頻度で開催予定です。様々なテーマ、魅力的な経験を持っているゲストをお招きしトークを繰り広げていく楽しい企画を計画していきます!
(第2回つながり∞イベント:7月11日開催)

●WheeLog Tシャツ
WheeLog!3周年記念に合わせてWheeLogTシャツ(限定版と通常版)の販売を開始しました。ぜひこのTシャツを着て一緒にイベントで盛り上がれたら楽しさアップしそうですね。(今後Tシャツ着用者限定のイベントも企画中のようです。)

大)❏写真⑤つながり∞イベント2020.6.13

●懇親会

ゲスト・スピーカーの話はもちろんのこと参加者の皆さんのお話も沢山掘り下げて聴くことが出来ました。WheeLogの活動やイベントに集まる方は心のあたたかい方、エネルギッシュな方が多くて、つい居心地の良い時間となり30分ほど開催時間を延長して語り合いました。

大)❏写真⑥つながり∞イベント2020.6.13

※ブレイクアウトルーム(分室)使用にてお写真撮れなかった方々申し訳ありません。

沢山の皆さまにご参加いただき、あたたかい声をかけていただきました。笑い声や笑顔も多く見られましたので楽しい時間に感じていただけたのではないでしょうか。

また皆さまとオンラインでつながり∞盛り上がれたら嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

●今回の運営スタッフ

一般社団法人WheeLog運営:荒井、鳥越、渡辺、中田、
吉田、藤井、松下、織田、阿部





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