サザンクロス大学（オーストラリア）
世界でも類を見ないダイナミックかつ独特な自然環境と近代的な都市を持つオーストラリア。比較的治安がよく、親日家も多くフレンドリーな国民性のため安心して留学できると人気の留学先です。
今回は2023年にプログラムを開始するサザンクロス大学をご紹介します。
関大生がサザンクロス大学へ留学する場合は、1～2学期間英語をしっかり学ぶ「認定留学」、夏休みの3週間英語学習や課外活動を行う「語学セミナー」の二つの方法があります。
サザンクロス大学おすすめポイント
1 野生のコアラが生息する自然豊かなキャンパス
2 キャンパスにコアラ病院がある
3 とにかくアットホームな教職員
詳しく見ていきましょう。
サザンクロス大学ってどんな大学？
サザンクロス大学は、学生数約18,000人の小規模でアットホームな雰囲気のある大学です。法律やビジネス、心理学、看護などのコースのほか、環境学、海洋学、森林学、自然療法学、代替医療学、先住民族（アボリジニ）研究、など、オーストラリアの地域的特性を生かしたユニークなコースがあることも大きな特徴です。
研究に力を注いでおり、複数の部門（海洋学、看護学、動物学など）でオーストラリア政府より高い評価を得ている実績もあります。
リズモア、ゴールドコースト、コフスハーバーにキャンパスを持っていますが、認定留学、語学セミナーはリズモアキャンパスで学びます。
リズモアってどこ。。。？
リズモアは、ゴールドコーストから車で南へ約2時間。
ニューサウスウエールズ州の北部のリズモアという街にあります。
人口約44,000人の小さな街で、観光地にはない「オーストラリアの地元感」を感じられる場所です。小さな街ではあるものの、カフェやレストランがぽつぽつとあります。また、リズモアの街は、オーストラリアの中で、一番最初に日本の大和高田市と姉妹都市になった日豪友好の街でもあります。
運が良ければ市長に会えるかも。
サザンクロス大学は街からバスで約20分の高台にあります。
キャンパスに到着してまず驚くのは、その広大さと豊かな多様性のある生態系。美しい熱帯雨林系の木々や植物、花々が生い茂り、キャンパスを歩くだけでハイキング気分を味わえます。
ここでなんと! 野生のコアラがお出迎えです!
出没頻度は高くはないので、留学中に見れるといいですね
トカゲもお出迎えしてくれました!
他にもキャンパスにはハリネズミや蛇（危険性のない種類）、鴨達が生息しています。
キャンパスの中ではそんな動物たちに配慮した案内をみることも。
まるで大きな森林公園の中にいるような気持良い環境で学ぶことができますね。
図書館
森林のようなキャンパスの中心にあるのは、近代的な図書館です。
図書館内のスタディエリアには、様々なスタイルで勉強できるデスクやチェアが設置されています。お気に入りのスペースをみつけるのも楽しいですね。
Plaza
図書館のまえには学生の憩いの場Plazaが広がります。ここでは学生やスタッフがランチをとったりお喋りしたり各々寛いでいます。
SCU College
さて、Plazaから徒歩2,3分の所にあるのが,「認定留学」と「語学セミナー」参加生が学ぶサザンクロス大学付属の語学学校「SCU College」です。
1学期～2学期間留学する「認定留学」では、コミュニケーション英語に重点が置かれた授業が用意されており、スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングのスキルを伸ばすことができます。また、キャンパスに隣接しているコアラ病院でボランティアができるプログラムがあり、現地のボランティアスタッフの方々と一緒に活動することができます。このボランティアプログラムについては後ほど詳しくご紹介しますね。
夏休みの3週間を使って留学する「語学セミナー」では、主にオーストラリアに焦点を当てたテーマに沿って英語でのコミュニケーション力を向上させるプログラムが用意されています。発音、文法、語彙、会話、プレゼンテーションなどがバランスよく組み込まれた授業です。
「認定留学」「語学セミナー」ともに、英語レベル毎にクラスが複数用意されていますので留学開始時の英語力に自信がなくても安心して参加することができます。
「SCU College」は正規学生が授業を受ける同じリズモアキャンパス内にあるため、サークル活動などを通して比較的正規学生とも交流しやすい環境です。
また、キャンパスで留学生が参加できるサークルやクラブ等の活動が数多く用意されているので授業以外でも学習・交流の機会を持つことができます。
リズモアのニュースや、イベント情報、スポーツ等の情報をキャッチできるアプリ(Lismore App)、面白いイベントが沢山紹介されているとのこと。地元の方と交流できる機会が多くあるのは嬉しいですね。
オーストラリア最東端Byron Bayへ
サザンクロス大学の、フィールドトリップではByron Bayに行くこともできます。Byron Bayは透明度が高く、良質の波がくるためサーフィンが有名ですが、ビーチでのんびり過ごすのもお勧めのとても気持ちのいい海岸です。海岸近くにはオーガニック食品のお店やお洒落なカフェも沢山並ぶ通りもあり、一度は訪れてみたい街。語学セミナーでの小旅行先でもあるので、ビーチでリフレッシュできますね。
コアラ病院でのボランティア活動
リズモアキャンパスで一番の人気者といえば、何といってもコアラ！
リズモアキャンパスにはKoara Hospitalと呼ばれるコアラ保護施設があり、交通事故にあったコアラや親とはぐれた赤ちゃんコアラを保護し、治療した後野生に返す活動をしています。
傷ついたコアラのケアや、餌となるユーカリの仕分け、敷地内の除草や掃除、保護シェルターの改修や増設等、沢山の作業は地元のボランティアの方々によって行われています。
【認定留学】に参加する学生は、コアラ病院でボランティアに従事することができます。活動中の、指示やコミュニケーションはもちろん英語。他のボランティアとチームワークで作業を進める際、授業で身につけた英語力を実践的に使うことができます。
コアラが好きなユーカリの種類とそうでもない種類があるそうです。
コアラ病院には、15頭ほどのコアラが暮らしていますが、そのうち2頭は野生に返すことのできないpermanent residentsです。
もちろん1頭一頭名前がつけられ、大切にケアされています。
かわいいですね!
ただし、コアラはペットではありませんし、コアラ病院は動物園ではありません。コアラ病院でのボランティア参加者には、約2か月間(週3時間程度)、動物愛護の精神と責任感を持って取り組んでいただきます。
留学中の滞在方法は？
サザンクロス大学に留学した場合の滞在方法は、認定留学・語学セミナーともにホームステイとなります。
キャンパスは広大な丘陵地帯にあり、毎日の通学方法はホストファミリーの送迎となります。通学中の車の中は、ホストファミリーとお話しする絶好のチャンスです! 英語で会話を楽しみながら、ホストファミリーとの親睦も深めましょう。
ホストファミリーの中には農家さんもいらっしゃるそうで、運が良ければ放課後に農業体験もできるかもしれませんね。
アットホームな教職員に囲まれた安心の留学生活
認定留学も語学セミナーでも、優しい教職員のみなさんが留学生活をサポートしてくださいます。
オーストラリアの魅力を沢山ご存じで、とても気さくにお話してくださいます。
語学セミナーでは、Tazuko先生による日豪の歴史に関する授業があります。
英語力だけでなく、リズモアであればこそ学ぶことができる日豪和解の歴史を学び、世界平和に通じる学識を身に着けていただきたいと思います。
サザンクロス大学の紹介はいかがでしたでしょうか。
決して都会的な刺激がある環境ではありませんが、広大な自然や動植物に囲まれて落ち着いてしっかり学びたい方にはぜひ留学先に選んでいただきたい大学です。