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人生観が変わったカナダ留学

こんにちは。商学部在学のミサキです。大学 3 年次に認定留学プログラムでカナダのウィニペグ大学(University of Winnipeg)に留学しました。私は、カナダでの生活を通して、年齢や日本の常識にとらわれることなく、自分のものさしで人生を考えられるようになりました。そのきっかけとなった、カナダでの出会いについて書きたいと思います。

ママ・パパと一緒のクラスで勉強をする!?

留学してまず驚いたのは、様々な年代のクラスメイトがいたことです。留学前は同世代の学生としか交流がなく、年代の違う人々と大学で出会うことがほとんどなかったので、カナダでも同世代のクラスメイトと勉強するんだろうなと思っていました。クラスにいた日本人は同世代でしたが、他国からの留学生は 1 児、2 児の母が大半を占めていました。「家庭を持ちながら学生をする」という概念が頭になかった私には、衝撃的な光景でした。家事や育児、自分の事でも精一杯なのに、課題をこなし授業に出ることが、いかに大変であるか容易に想像がつきます。そんな中でも、彼女たちは自分自身、家族のことが大好きで、毎日いい笑顔で楽しくお話をしてくれました。私と違って、家庭をもち、自由な時間が少ないなかで、勉強にも励む人たちがいることを知りました。

自分で決めたタイムリミットから解放された

留学前の私は「何歳までにで○○しなければならない」という考えで頭がいっぱいでした。大学卒業後は就職して、新人 2、3年仕事を経験すれば 25 歳。子供のいる家庭を持ちたいと思えば 30 歳までには結婚しておきたい、など私の将来は自分で決めたタイムリミットに追われることばかりでした。しかし、育児と学業を両立するクラスメイトと関わる中で、幅広い視野をもち、長期的な視点で人生を考えようと思うようになりました。子育てをしているクラスメイトたちは、社会人になっても、家庭を持っていても、新しく学びたいことがあれば、できるということを教えてくれました。

カナダへの移住を目指して

留学前の私には、漠然と「海外に住みたい」という夢がありました。この認定留学を通して、半年ほど海外に住むという経験はできました。しかしこの留学で出会ったクラスメイト、ホストファミリーとの交流を通して、将来は留学生としてではなく、社会人としてカナダで生活してみたい、もっとこの国のことを知りたいという思いが芽生えました。年齢の概念に追われてやりたいことを選択するのではなく、自分が本当にやりたいことを見極め、それを実現させるために挑戦し、努力し続ける人生にしたいと思います。