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自信満々だった私が、オーストラリアで挫折して得た本当の「自信」の定義

皆さんこんにちは、文学部4年生のChihoです!
私は自然や芸術豊かなオーストラリアのアデレード大学に認定留学をしていました。今日は大学4年間を通して、私自身が成長したと感じる事についてお話しします。

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突然ですが皆さんは自分に自信はありますか?
「自信がない」と感じることは、私を含め多くの人が感じたことのあることで、悲観的になる必要はありません。
ここでは、私が学生生活を通していかに「自信」に対する考え方が変わったかを覗いてもらいたいです。

私は幼少期から留学前まで自信に満ち溢れていました。
自己紹介で特技は?と聞かれてもピアノや英語!と即答できていました。
高校時代は英語が得意科目で成績が良く、周りの友人よりもスピーキング力もありました。英語力は他の誰にも負けないという自信に満ち溢れ、英語の勉強も楽しく毎日没頭していました。
しかし、大学2年生の時オーストラリアへ留学した私に大きな雷が落ちます。

これまで英語学習を頑張ってきて、満を持しての海外留学。
今までの勉強の成果が発揮できる!と期待と大きな自信を持って、アデレード大学での授業へ臨みました。

私は、入学前のレベル分けテストで中間クラスに所属していたのですが、1番上のクラスの人と話す機会がありました。そこで、自分よりもスラスラと英語を使いこなす人の姿を目の当たりにしました。そこは英語が話せて当たり前、「英語を話せる=特技」ではない世界に迷い込んだようでした。

留学前の私は「自信=他の人よりも秀でている所」だと考えていました。
アデレード大学での外国人クラスメイトに対して、英語力で圧倒的なレベルの差を実感し、自分の力不足を痛感しました。
そして自分の強みが何か分からなくなり、今まで培ってきた自信が一気に底へと落ちていきました。

留学当初の授業で英語への自信を喪失した私ですが、留学生活はまだ始まったばかり。英語の勉強に励む中で、いろいろなことに興味が湧いていきました。

芸術について
アデレードは美術館や博物館が誰でも無料で利用でき、身近にアートを感じられる街でした。ある美術館では日本人の塩田千春さんの作品が展示されており、海外でも日本人の作品が注目されていることにとても感動しました。

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人々の個性について
私がお世話になっていたホストファミリーはLGBTのカップルでした。
現在日本では同性婚が法律で認められていませんが、オーストラリアではそうではありません。一人ひとりの個性がより尊重される環境で生活をしたことで、人間の多様性に触れる良いきっかけとなりました。

さて留学から帰国した私は就職活動というフェーズに入ります。特に就活では自分がどういう人間なのかを分析し、自らの強みについて言語化する必要があります。

それは私にとって、留学以来喪失したままの「自信」について改めて考える機会となりました。最初は、履歴書の長所や特技の欄を記述する際、とにかくインパクトのある事を書かなければ興味を持ってもらえない、と非常に困りました。
オーストラリア留学でのことやこれまでの自分自身を振り返りこのように記述しました。

長所:目標に向かってコツコツと努力が出来ること
特技:7種類の楽器が演奏できること(中学生の頃吹奏楽部員だったため)

英語力に関しては留学で一度自信は失いましたが、留学当初は真ん中のクラスに居た私が、コツコツと自分ができる事に励んだ結果、留学終盤では1番上のクラスに進級することができました。諦めずに、自分を成長させる努力をした自分を褒めてあげたいですし、途中で投げださず努力したことに自信を持っています。

オーストラリア留学・就職活動を経て、現在の私にとって、自信とは「他の人よりも秀でている所」ではなく「自分を信じること」です。
なにも特別なことではなく、自分に目を向けてあげることです。
他の人と比べるばかりでなく自分の良いところを褒めてあげる気持ちが、本当の自信だと考えるようになりました。

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関大・アデレード大学での学生生活で多くの人と触れ合い、様々なことに興味、関心を持つようになりました。幅広いことに興味を持って行動できるようになった自分は凄いと思えますし、大きな成長だと感じます。
ブログを読んでくださった中で、少しでも自信に対する考えが他の人との比較ではなく、自分の良いところを見つめるものへと変わることを願っています。

Chiho(SAPA)

<Chihoの記事はこちら>
留学をより充実させるのは自分次第!~オーストラリア留学で英語の夢を見るまでの道のり~