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「なぜ?」を見つけて、留学で役立つ思考力を鍛えよう!私がハマっている「雑学ノート」作り

こんにちは!文学部4年生SAPAのErinaです。

みなさんは、留学に必要な力って何だと思いますか?
語学力、コミュニケーション能力、自炊や掃除などを自分でこなす生活力、度胸……。
色々あると思いますが、私は思考力が大事だと、留学に行って痛感しました。「なぜ?」と疑問を見つけて、それに対して自分なりの意見を持つ力です。これは海外の大学で一般的なディスカッション形式の授業などでとても重要になってきます。

今回は、この力を鍛えるために私が取り組んでいる「雑学ノート作り」について詳しく紹介します!
今留学したいと思っている方はもちろん、帰国後に何かやることを探している方にもおすすめです。

それではどうぞ!

【留学先で体感した、「なぜ?」を追求する授業】

授業風景2

(貧困問題や途上国支援について学ぶ、国際開発学の授業風景)

私は国際問題を海外の視点から勉強するために、ドイツのケルン大学へ半年間交換派遣留学をし、英語で授業を受けていました。
英語で学ぶドイツ留学の魅力についてはこちらの記事で!

「海外では、講義を聞くよりもクラスメートと話し合うような授業が多い」という話は耳にしていましたが、確かに自分の意見を求められる機会がとても多かったです。
私は主に移民・難民問題や世界の格差について学んでいたのですが、授業ではそういった現状をただ知るだけではなく、
「なぜこうなったのか」
「この状況を改善するためにどうしたらいいか」
「なぜそう思うのか」
……このような事をみんなで考えて話し合うことがメインでした。

しかし、事実を淡々と覚える日本での受け身な授業に慣れていた私は、「どうしよう、なんでって言われても……」と焦るばかり。クラスメート達が活発に意見交換をする中、ディスカッションに貢献できないことが情けなく、申し訳ない気持ちになりました。

【帰国後に始めた「雑学ノート」】
教えられたことを覚えて終わりではなく、もっと自発的に「なぜ?」を探して考える習慣を身につけよう。
そんな留学での反省を活かし、帰国後から「雑学ノート」を書きはじめました。その名の通り、日々の生活で気になることを見つけてインターネットや本で調べ、ノートに簡単にまとめていくだけ。
私はなるべく手書きで取り組んでいますが、「三日坊主になりそう」という方は、スマートフォンのメモ帳機能にぱぱっと打ち込むだけでも充分です!

実際に私が書いているノートの中身がこちら。

画像1

(「締め切りの心理学」。提出期限前に焦ってレポートを書いていた時に、疑問に思って調べました)

このように調べた内容を小さなノートに簡単に書き、たまに感想もメモしています。

疑問は本当に些細なことばかりです。
例えば、大学のお手洗いでアルボース石鹸を使ったときに「アルボースってなんで緑色なんだろう」と思ったり、財布を開けたときに「通貨の単位の名前(ドル・円など)って国によって違うけど、どういう由来があるんだろう」と思ったり。注意深く観察してみると、なんで?どうしてそうなるの?というものは身の回りに沢山あるんです!

とはいえ、最初のうちは疑問を探すのも難しいと思います。
特に調べたいことが見つからないときは、Youtubeの雑学系チャンネルで気になる動画を視聴してみることをおすすめします!

私がよく利用しているのは「TED-Ed」。多方面の専門家たちのスピーチが聞けるTED Talkをご存じの方は多いかと思いますが、こちらはその姉妹チャンネルです。
TED-Edでは、「なぜカフェインで眠気が覚めるのか」「どのように誤ったニュースが伝わるのか」といった様々な疑問について、5分ほどのアニメーション動画で分かりやすく教えてくれます。英語なので、雑学を学びながら英語のリスニングの勉強にもなって一石二鳥!

私はこのノート作りを始めて1年ほど経ちましたが、以前よりもアンテナが敏感になり、思考力だけでなく情報収集能力も鍛えられていると感じています。

なぜ?どうすれば?と考える癖が身についていると、留学先でのディスカッションやグループワークも、かつての私のようにうろたえることなく充実した時間にできるはずです。
コロナ禍で外出する機会は減っていますが、家でできる雑学ノート作りで頭の体操をしてみませんか?
ぜひ試してみてくださいね♪

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