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2020年5月27日

在宅勤務を終えると僕は近くのコンビニへ行った。

そして、コンビニへ行く途中のバス停のベンチにいつも腰かけているおじいさんがいることに気づいた。

今まで気にしていなかったが、思い返してみるといつもこの時間帯に腰かけている気がする。

バスを待っているんだろうと思っていたが、コンビニの帰り道に再びバス停の前を通ると、おじいさんは立ち上がりどこかへ向かって歩き出していた。

ベンチから見える景色は何一つ変わったものではなく、ただ車や人が通り過ぎていくだけだ。

でも、おじいさんにとってその時間は大切な時間なのかもしれない。

バス停は、バスを待つ人のためだけの場所ではないようだ。