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新卒VCの内定を辞退しました

皆さんお久しぶりです!
昨年夏、スタートアップ界隈で活動的に動いていた富永龍司です。

簡単な自己紹介
・現在大学4年(来月卒業)
・Incubate Fund→Z venture capitalで大学3.4年にインターン
・元 Incubate Fund 24卒入社予定
・過去の自己紹介noteはこちら



報告のようなnoteになるのですが
24年度に新卒入社予定のIncubate Fundの内定を辞退しました。
今回、その理由と今後の方向性について書きたいと思っています。


noteを書くにあたり一点だけ。
僕はIncubate Fundのおかげでスタートアップという素敵な世界を見つけることができたと思っています。
このnoteでIncubate FundやVCに迷惑やネガキャンをしたいという意図は一切ありません。

ただ、今後もこのアカウントを自分の軌跡として残しておきたい。
その上で自分がした決断を有耶無耶にして発信することはできないと思い、筆を執ることにしました。
→僕がVCをなぜ知ってどう感じたかはこちらの記事から

では、なぜ僕が新卒VCの内定を辞退することにしたのかを書きます。
今後増えていくであろう新卒VCを選ぶ人に届くnoteになれば良いなと思います。



VCである自分にエリート意識が芽生え始めた

僕がVCに入ったのは大学3年生の夏にIncubate Fundが主催するVC勉強会に友人に誘われたことがきっかけでした。

当時のLINE

当時、いわゆる「戦コン」に行ってエリート街道を突っ走るものだと思いつつ
(みんなと同じ人生で面白いのか。もっと自分にしかない仕事はないのか。)
という葛藤を抱えていた時期でもありました。

そんな自分にとって0→1を泥臭く起業家と伴走して実現していくVCの姿はとても眩しく・そしてカッコよく見えました。実際今でもIncubate Fundのその姿は変わっていなく、自分が今でも憧れる姿です。


ただその会社に入社する個人としての自分は0→1を体現できる人間ではなくなってきていきました。
大学3年生のインターンから入社までの2年でIncubate Fundはその理念の元、ますます大きくなっていき、麻布台に大きなオフィスを構えました。


麻布台ヒルズ

入社を決めた当初「VCってなんの仕事?」「新卒VCって大丈夫なの?」と言われていたのに、
その頃には「Incubateに受かるなんて優秀なんだね!」とか「VCいいな、カッコイイ!」と言われるようになりました。

満更でもありませんでした。

(自分はエリートなのかも)
(こんな素敵な会社に入れるなんて僕のキャリアはカッコいいな)

そう思うようになりました。

おまけにいやらしいのがVCという賛否両論のあるキャリアがリスクを取っている感覚を演出してしまったりなんかして、
「リスクを取っているのに優秀な自分」なんて虚像に囚われるようになりました。


そしてそのようなエリート意識は自分の行動もカッコつけさせたがります。
ZVCでインターンしていた時の自分にそれを感じました。


段々と泥臭いダサい、作業のような業務をできるだけ避けようとする
それでもやらなければならないダサい業務は「投資先支援」とカッコいいラベリングで自己暗示させる。

まだ社会にも出たこともない自分が少しキラキラした世界に陶酔して何か自分はすごい人間なんじゃないかと勘違いし始めました。
こんなあり方では自分が最初Incubate Fundをみてカッコいいと思った0→1なんて到底無理だと思いました。


これが自分がVCの内定を辞退した理由です。
繰り返しになりますが、Incubate FundやVCという職業はとても尊敬していて、今でもあのような在り方でいたいと思っています。


では僕はその後、どのような進路を辿るのかは次のnoteで書かせていただきます。



こないだSky landでポケモンカードやったの超楽しかった😆

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