今の日本の円安の原因は?

円安が進む最大の理由は、日本とアメリカの中央銀行の金融政策の違い。
アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)が利上げを進めるが、日本は金融緩和を継続している。そのため、日本とアメリカの金利差が開き、金利が高く運用益を見込める米ドルの需要が高まり円安ドル高に拍車がかかっている。

その他にも、ロシアとウクライナの戦争により、両国が生産する原油や穀物の供給が滞る不安から価格が高騰し、その購入のためにより多くの円が必要となる。それらが円安を加速させる。

また、原油の取引はドル建てで行われる。そのため必然とドルが必要となりドルを買うことで、ドルの需要が高まり、さらに原油高によってドルが更に必要となる。その結果、円の需要が減り、円安につながる。
原油をドル建てで取引する背景には、ペトロダラー体制が関係している。

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