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四国八十八ヶ所巡り「高知編2022.9.9-9.12その9 〜最終日〜」

天然だよね、とよく言われる。「間抜けだよね」と言いたいところを気を使って表現してくださっているのには気づいている。年齢的に、ちゃんとしているであろう雰囲気を漂わせているとは思う。そんな私の時折り漏れ出すズッコケ攻撃に、周囲は笑いの渦に陥るやら脱力するやら、余計な労力を消費させているのだよ。若い頃は、まともになろうともがいたけれど、数十年かかっても直らないので諦めた次第だ。嫌だった「天然」が、いいもんだな、と実感したのは40代の頃。当時所属していたグループ内での出来事がきっかけだった。グループ活動があまりうまく行ってなかったある時、私の天然行動がリーダーの怒りを買ってしまい、楽しく穏やかだったグループが、殺伐とした人間関係に変化した。耐えられなくなった私がグループを抜けると同時に、空中分解したかのようにメンバーが離散し、そのグループは消滅した。おそらく、グループ内にストレスや不協和音が発生すると、私のような天然者がスケープゴートになってしまうのだ。この体験後、組織やグループの順調さやハッピー度合いを測るリトマス試験紙のような役割をしているのが、天然者なのだと感じた。今現在の職場は、天然者にとってとても居心地がいい。ということは、円滑に物事が回っている快適な組織だということなのだ。あーよかった〜

<4日目(最終日)  9/12(月)>
いよいよお遍路の最終日。いつもより早めのお昼過ぎの飛行機にしたので、札所巡りはせず、市内観光に徹した。

まずは喫茶店でモーニングをいただくことにした。ネットで調べた「喫茶 デポー京町」で1番人気のモーニングを注文。有名店とあって、早朝からお客さんで賑わっていた。程なく届いたモーニングは、ボリューム満点でおいしかった。

お店は2階だよ。
とさでんの1日券を購入して、ちょっと乗ってみた。
ランチは高知駅構内のカフェ。
アンパンマンの仲間たちがいっぱいだよ〜

今回は高知県の中心地、高知駅近辺から室戸岬方面へ何度も往復したので、ごめんなはり線にちっとばかし愛着が湧いてしまった。アンパンマンには全く興味がなく、作者のやなせたかしが高知県で育ったことも知らなかった。やなせたかしが作った各駅のキャラクターは、愛嬌があってほっこりする。車両にペイントされたキャラクターたちを何度も見ていると、好きになってしまう子たちがいるもの。特にこの4人がお気に入り。

右から、いおきトラオ君(伊尾木駅)、しもやまちどりちゃん(下山駅)、とうのはまへんろ君(唐浜駅)、
やすだアユ君(安田駅)。

これは県民性なのかどうかはわからないが、徳島県の店員さん全般が愛嬌指数100とすると、高知県の店員さんたちの愛嬌指数は60ぐらい。その割に、冷たさや雑さを感じない。きっと、心の熱さが滲み出ているからだと思う。例えるなら、ベタベタしないけどいつも見守ってくれている彼氏というところか。

もう一つ気になったのが、太陽光発電パネルの多さ。会社や大きな施設ならまだしも、個人宅で設置している風景をかなり見た。先見の明があるのか、やはり坂本龍馬スピリッツなのか、素晴らしいと思った。

あと数回訪れる予定の高知県。いろんな場所を見てみたいし、おもしろい体験もしてみたい。
純粋なお遍路さんとは程遠い私だけれど、不思議と同行二人の感覚だけはある。次回も、空海ちゃんこと、弘法大師様にお世話になりつつ、回れたらいいな。
+++++ おわり+++++

快適な旅をありがとうございました、ANA さん

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