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無駄ばかり

いつも、いつも、間違えてしまう。

相手のやりたそうなことを優先したり、言われてもないのに想像して、気を回したり。
自分のやりたいことを考えずに、感じずに、信じずに、モノゴトを進めようとしてしまう。

相手に頼まれてもないのに、「相手のやりたいことに合わせないといけない」と思い込んで、相手のことばかり、見たり考えたりして「やったほうが良さそうなこと」を探したり。
「やりたいことがある」のに、それを自分が邪魔してたり、自分に気遣いして、言えないんじゃないだろうか、と、気にしたり。

それが、本当に相手の望みかどうかなんて、確かめてもいないし、どうも確からしいと言えるほど、相手のことも知らないのに。

余計なことばかり見ているし、結局は気を回す、気遣うことで「評価されたい自分」のことしか考えていない。
相手にとっては、本当にタチも悪いし、ありがたくもなんともなくただの迷惑だし、無下にしにくいし、面倒だし、なんにも自分の評価には繋がらない。

そうやって、人と深く関わらずに済んでいるし、自分のことを人と深く関われない人間だと思い込めるし、自分が頑張っても報われることはないと思い込めるし、「いいこと」をしてるつもりだから相手のせいにできるし、「頑張っているつもり」になれる。

進んでいないどころか、後ろにも下がっていないし、横にも動いていないし、その場にむりやり留まっているようなものに、思える。

気の遣い方も回し方も注ぎ方も、全部が、いつも、間違っている。

自分に近付くどころか、遠ざかるばかりに思える。

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