【#2】好きな世界遺産を紹介する会

こんにちは。伯井智香子です。
最近は不安定な天気が多く体調管理が大変ですよね。
富士山の閉山の時期(9月上旬)に降る雨は御山洗いといい富士山を清める雨と言われているそうです。
雨は憂鬱ですが一緒に乗り越えましょう!

余談が長くなってしまいましたが、先日第2回好きな世界遺産を紹介する会を開催しました。
2回目の発表者は小又さんでした。

発表内容
フォース鉄道橋について発表してくださいました。

フォース鉄道橋
フォース鉄道橋はイギリスにある世界遺産です。
1880年代の新しい素材である軟鋼の使用が高い評価を得ています。
また、片持ち梁を用いたカンチレバー橋でこの工法を使った橋では現存する中で最も長い橋です。

カンチレバー橋は材料を組み合わせて橋に架かる重量を軽くすることで安全性を確保しています。
1880年代に重い材料を使うのではなく当時の最新技術を用い工夫して橋を作っていたのは驚きですね。

世界遺産小又さんカンチレバー橋



メンテナンス方法
海辺の鉄橋の敵になっているのが疲労と腐食です。
フォース鉄道橋では飛来塩分による腐食を防ぐために古い塗膜のはく離作業や耐久性に優れた塗料の塗布作業を行っています。

2025年から2030年には新たな防食作業や塗り替えが行われる予定で、最新のテクノロジーを組み合わせて真正性の保つそうです。

世界遺産小又さん2

所感
修復後の絵画が元と全く違うものになってしまった例もありましたが、文化遺産の保存、保全に関して真正性は難しい課題ですね。

私は専門家ではないので構造的な難しい部分はあまり理解できませんが、古い構造の考え方で作られた構造物が今の基準の安全性に適合するのか、また安全性を確保することで元の姿や世界遺産としての価値を引き継ぐことができるのか。

橋梁のように実用されているものをどのように保全していくのか、他の世界遺産にも同じような課題にぶつかる時がくるのではないでしょうか。

おわりに
最後まで見ていただきありがとうございました。
世界遺産コミュニティでは「交流」を目的に様々な活動を行っています。
興味のある方は第0回のnoteをご覧ください📒
ご参加お待ちしています!



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