【#3】好きな世界遺産を紹介する会


こんにちは!

いとうだいすけです。

先日第3回好きな世界遺産を紹介する会を開催しました。徐々にではありますが、コミュニティのテーマである”交流”ができて嬉しく思います😊

今回の発表者は佐藤智貴さんでした。

発表内容

ウィーンの歴史地区と都市開発


危機遺産制度から、世界遺産の本質は保護、保全であるとした上でウィーンの歴史地区の都市開発について皆さんはどう思いますか?と問題提起して頂きました。


ウィーンの歴史地区が問題となっているのは、インターコンチネンタルホテルや、コンサートホールの建設による景観問題です。歴史的なスカイラインを大いに脅かす危険があります。

この都市開発の問題は非常に難しい問題です。現状、どちらがいいと断言はできないのです。

世界遺産好きの人はびっくりしたと思いますが、リヴァプール海商都市が世界遺産リストから削除されました。リヴァプールは、世界遺産としてではなく、都市の再開発で経済や雇用を良くすることを選択しました。

世界遺産の保護、保全していくにはお金が必要です。世界遺産基金が現状、保護、保全費用にうまく分配されていないことからも厳しい状況がわかると思います。

例えば、京都市のような古都は景観規制が行われています。この高さ規制により、固定資産税が見込めるマンションが少ない一方で、非課税の神社仏閣が多くなっています。高さ規制によって、財源も厳しくなるのです。

以上のようなことを考えると再開発に舵をきることも理解できますよね。

このような話をすると必ず、”観光収入でなんとか、、”という話も出てくるのですが、観光収入で世界遺産の保全費用まで賄うのは無理がありますし、何よりこのコロナの影響で、観光が如何にもろいものか、実感しているのではないでしょうか。富岡製糸場はコロナ前にも関わらず、観光客が減少しましたし、、、

なので、僕個人的には世界遺産を保護することが直接メリットになる新しい形が必要なのかなと思います。

例えば、すしざんまいの社長がソマリア海賊を雇ったという話は有名ですが、海賊が人を襲うより、マグロ捕ったほうが儲かるといったように、

何か、世界遺産でも開発や観光といったものだけでなく、保全すると利益になるような取り組みがあればいいなって思ってます。なかなか難しいですが、、もしかしたら環境問題とかも同じかもしれませんね。


おわりに


最後まで見ていただきありがとうございました!
世界遺産コミュニティでは「交流」を目的に様々な活動を行っています。
興味のある方は第0回のnoteをご覧ください📒
ご参加お待ちしています!






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