アメリカ生活の前(渡航前)に準備すること(ドル建てクレジットカード)
多くの方がご存じの通りアメリカはカード社会です。長期のアメリカ生活をされる方は、必ず、ドル建てのクレジットカード(アメリカのクレジットカード会社が発行するクレジットカード)が必要になります。
一般的によく知られているものとして、Premioカードや、JAL USA CARD、ANA CARD USA という日本での信用情報をもとにアメリカのクレジットカード会社が発行してくれるクレジットカードがあります。私も実際にこのカードを利用しましたが、2年目以降は年会費の支払いが必要になるにもかかわらず、ANAやJALのマイルの積算(ショッピング1ドルの利用で1マイルの積算もしくは、2ドルで1マイルの積算)がアメックス(1ドルのショッピングで最大5マイル)に比較して低いという問題点があります。
もうひとつの方法として、もし日本でAmerican Express (アメックス)のカードをすでに持っているのであれば、その信用情報をもとに、本家アメリカ版の アメックスを作ることができます。
American Express - Moving Abroad - Global Card Transfer - United States
このためだけに、アメックスのカードを日本で作る意味があるかは、人によって変わりますが、例えば、アメリカの移住先で、デルタ航空の利用が見込まれる場合には、デルタスカイマイルカードを日本にいる間に取得するのは、メリットがあると思います。アメリカの国内線は、預け荷物が1個目から有料(デルタの場合1個30ドルもしくは40ドル)になるので、それが無料になるのは、大きいメリットだと思います。
もしアメックスを選ぶのであれば、切り替え先のおすすめは、Amex EveryDay® Credit Card です。年会費無料で、スーパーマーケットでの購入が6000ドルまで2ポイント付与され、さらに、月に20回以上カードを使うと20%のボーナスが得られます。アメックスのポイントは、1ポイント=1マイルでANAのマイルと交換できますので、1ドルで2.4マイル稼ぐことができます。(ANAの年会費無料のカードでは、2ドルで1マイルなので、スーパーでの利用に限っては、最大4.8倍の違い。その他すべての利用も2.4倍多くマイルを貯められます。)
渡米半年から1年間は、アメリカでのクレジットヒストリーを構築するための期間として、JALやANAのカードを使うのも一つの方法です。しかし、一番最初に作ったクレジットカードを解約すると、クレジットスコアへのマイナスの影響があるため、最初からアメックスの年会費無料のカードなどを作れれば、解約の手間が省け、早くから還元率の高いカードを利用することができるのは有効だと思います。
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