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注目の女子ブンデスリーガ

はじめに

2020年9月4日(金)にすでに開幕している女子ブンデスリーガ1部も現在3節を終了しています。過去、女子ブンデスリーガ1部には永里選手、熊谷選手、横山選手、猶本選手、安藤選手など多くのなでしこジャパンの選手が在籍していました。今シーズン在籍する日本人選手はいませんが、今後も注目のリーグの一つです。


女子ブンデスリーガ1部 〜2020/21シーズン〜

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ドイツの女子サッカーの歴史

ドイツの女子サッカーは国としても、クラブにおいても強豪国のイメージがあります。2000/01シーズンから始まったUEFA女子ヨーロッパリーグでは15度の決勝進出、9度の優勝を納めています。しかし、なんと1955年から1970年の間は女子サッカーは禁止されていた時代があります。様々な歴史の中、1990/91にようやく女子ブンデスリーガ1部が開幕を迎えます。


ドイツ女子ブンデスリーガの注目クラブ

ドイツの女子サッカーと言えば、VfLヴォルフスブルクが抜けているでしょう。2012/13シーズンから連覇、さらに2016/17シーズンから昨シーズンまで4連覇を収めています。さらに2012/13、2013/14シーズンでは女子チャンピオンズリーグでも連覇を達成しヨーロッパNo.1となり、ここ5年間でも3度女子チャンピオンズリーグ決勝に進出し、ヨーロッパの舞台でも常に結果を残してきています。

次に上がるクラブは、ドイツを代表するFCバイエルン・ミュンヘンです。2014/15シーズンに初優勝を成し遂げるとそのままの勢いで2015/16シーズンも制し、連覇を成し遂げます。近年ではVfLヴォルフスブルクと並ぶ女子ブンデスリーガの強豪クラブとなりました。

今シーズン注目は、1.FFCフランクフルトと吸収合併したアイントラハト・フランクフルトです。昨シーズンまでは女子の3部リーグに参戦していました。クラブ単体でブンデスリーガ(2部)への昇格を目指していましたが、目標を達することができず、2020/21シーズンより資金力と知名度のあるアイントラハト・フランクフルトが同じフランクフルト市内でヨーロッパ屈指の強豪クラブで実力のある1.FFCフランクフルトを吸収し、新しいアイントラハト・フランクフルトとして女子ブンデスリーガ1部へと参戦しています。


女子ブンデスリーガで活躍する日本人

今シーズン在籍する日本人選手はいませんが、アイントラハト・フランクフルトには尾曲氏、SCフライブルクには重村氏がメディカルスタッフとして活躍しています。尾曲氏は昨シーズンまで1.FFCフランクフルトのスタッフとして活動していましたが、クラブの吸収合併によりアイントラハト・フランクフルトの一員として活動しています。

両名とも日本の国家資格を有し、ここドイツでもその人間性と実力が評価され、クラブでも欠かせない人材となっています。


さいごに

ドイツの男子サッカーは世界屈指のリーグといって間違いありませんが、女子サッカーも世界のトップリーグの一つです。女子ブンデスリーガ1部をトップに女子ブンデスリーガ2部、さらにレギオナルリーガ(3部)、地域によっては9部リーグまでとしっかりリーグも整っています。

今後はリーグや選手のみでなく、トップリーグで活躍する現場スタッフ、クラブスタッフ、さらにトップリーグを目指す女子選手にも注目です。




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