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人のものを羨ましがってる人は、実際に手にしたとしても幸せにはなれない

あの人はお金を持っている。土地を持っている。裕福そうだ。学歴もあるし。家もデカい。事業で成功しているみたいだ。それに比べて自分は…。

彼は時折そんな事を愚痴っては、酒に走り、時にはめちゃくちゃになったりするそうだ。
彼には家族がいて、子供二人は結婚し孫も出来た。
僕からすれば何一つ問題がないように見える様でも、彼からすれば一大事なのだろう。

僕は思うんだけど、じゃあ彼がその欲しいものを全て手に入れたとする。彼はもう何一つ人生を悔やむことがない。もう悩みもないはずだから毎日が幸せになるはずだろう?

僕はそうは思えない。また新たな悩みを作り出して、他人を羨むだけなのだろう。何故ならばそれが人間という生き物だからだ。

単純に僕はお金持ちになりたい。綺麗になりたい。スポーツ選手になりたいという夢を持ったとする。
じゃあそれを手に入れたら満足だよね?もう何も要らないよねと言われればNOだ。

上には上がいるし、自分の立ち位置はどれくらいなのか?と気になって仕方がないと思うんだ。
そして例えばお金持ちになれた=そこがゴールとなるので
ただお金を手に入れただけ、ただ綺麗になっただけで終わってしまい。変に完全燃焼して手に入れたものに執着しなくなる。結局はその状況に飽きてしまうという負のループに陥りやすいんだと思う。

じゃあどうすればいいのか?

僕はお金持ちになりたい。何故ならばお金を使って楽しいことが出来る、誰かと楽しみを共有できる。そしていつかは自分の趣味である事も多くの人が楽しめる場所になれて、自分が出来なくなってもずーっと受け継がれていけるものを作りたいんだ!という先の先を見据えた夢ならば、お金を手に入れるというのはただの手段になる。

スポーツ選手、例えば野球選手ならば
有名校に入って甲子園に出て、自分は推しのチームに入りたい。そしていつかはメジャー一線で戦える戦力になり、最後にはチームのコーチにつける様な選手になりたいならば、野球選手になるというのは手段になる。

そうやって他人を羨む前に、自分なりのヴィジョンがなければそれを手に入れたとしても無駄なものになりかねないと僕は考えているんだ。


あの人の旦那さんは医者で、学があって、有名校を卒業して、年収はこうで、子供さんはまたエリート街道で、最近は孫が産まれたみたいよ。

それに比べて自分なんて…。

という話を聞いて僕はいつも悲しくなる。
そもそも健康で生きられている内は幸せだし、そもそもアメリカ等に比べれば先ず日本に産まれた時点で勝ち組だ。
子供もいて孫がいるならば尚素晴らしいのではないのか?
そういった表面的な人間の所有物に対して、何故にこうも羨ましく感じるのかは僕にはあまりわからないけれど、そうやって羨んでいる表情はとても悲壮感が漂っている。

先程の話のように、じゃあ自分には全て羨む物が手に入ったとして、もう自分は悩みがない。最高な人生だと思えるのだろうか?そもそもエリートであったら、常に自分の足を引っ張る存在がいるのかもしれない。勝ち残りのサバイバルゲームでは常に勝つか負けるかの二択。
戦いたくない状況であれ、自分が負けたら全てが終わり、常に生きるか死ぬかを意識しないと怖い。まるでジャングルに放たれた猛獣の様。
奥さんは常にいい男ならば、自分が捨てられる可能性を意識しないといけない。いつ家庭が崩壊するかもしれない。文無しになって世間の評価が落ちるかもしれない。
そんな状況に耐えながら今の状況を保っているとしたら、羨む前に貴方はそれと同じことが出来ますか?って話。

人というのは幸せの大きさはそれぞれ違えど、すべての人間に分け与えられている。たしかにスタート位置からしてチート級な人間もいるのだが、だからといって自分が不幸にはイコールしていかない。
要はすべて自分の意識の問題であり、自分がそれでいい。それが幸せだと思えればそれに勝るものなど一つもないのだ。

自分が今の状況が最高に幸せだと感じた時点から
体は軽やかになり、自分を許容し、愛し、他人を羨むことはしなくなっていく。そして自分はこれでいいのだ!!と腑に落ちてしまうと、何があっても幸せになっていく。

貧乏であっても、学がなくても、ものを持てなくてもそれでいいのだ!自分は完璧なのだというこの地球上で最も最強マインドを手に入れることが出来るんだ。


貴方は他人が羨ましいですか?
もしそれが今から手に入ったとしたら、貴方の人生は最高に有意義で素晴しいものになっていくと思えますか?
それがあれば他には何も要らないと思えますか?

結局は今の状況よりはマシになる程度の事でしょう?

そんな事を考えるのならば、今食べているもの、話している相手、目に見えるものすべて、聞こえるものすべてに有り難いと感じた方が良いと思えないですか?

明日もそれが続くかどうかはわかりませんからね。
明日も自分がここにいるとは限らないですからね。

それならば一瞬一瞬を楽しんで生きたほうが、断然素晴しいと僕は思ってならないんです。

彼にはそういった話をしたいのですが、他人は変えられるものではないですし、お説教を受けかねないので言いませんが。僕が言えるのは彼は世間一般的にいえば羨ましがられる立場だと思いますね。素晴らしい人ですし。

非常にもったいなく感じてしまいます…


それではまた😥

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