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メンバーと釣りしてサービスを触って得たもの

ご機嫌いかがですか。師走です、うぇいです。

私の所属しているやさしい釣り事業部では、みんなで釣りに行きサービスを触る機会を定期的に設けています。機能の検証や、いつもサービスを使ってくれているユーザーさんたちの気持ちや行動をはじめ、「釣り」を少しでも理解していくために行っています。
こんなシンプルな取り組みですが、年初からはじめてやってよかった!!と感じることも多かったのでご紹介したいと思います。

メンバーで離島の釣り場に渡る船に乗っている写真
釣りに行く過程も楽しかった

具体的にどういうことをするかというと、釣りに行く→釣りをする&サービスを触る→フィードバックという単純なものです。
早朝に出発し、昼過ぎまで釣り&検証を行います。帰宅したらZOOMを繋いで、眠たい目をこすりながらフィードバック会をスタートしたり、検証結果や各々の気付きログをissueにしたためます。ひらめいたことはフィードバック会を待たずして、釣りをしながら帰り道でマシンガントークすることも多いです。

では実際やってどんなことがよかったのか、よかったポイントを実際のできごとと共にまとめてみます。

同じ体験をするから、共感もズレも理解しやすくなった

釣り場でメンバーが話し込んでいる写真
自然の中でリラックスしてコミュニケーションもできる

新機能や大きな改修の場合は、簡易的なアプリを作成した上で釣りに行きました。スタイルは整っていなくても機能として現場で使えるというだけで、想像以上に価値の検証やGood&Changeをスムーズに見つけられよかったです。
当たり前ではありますが、椅子に座って触るより、近所をぶらつきながら触って見るより何百倍も気づきを得られやすく、導きたいゴールへの到達スピードが早かったように思います。また、みんなで同じ場で同じものを触り体験しているので、価値や仮説の腹落ち具合も、微妙な感覚のズレもお互いにわかりやすくなったと感じます。

既存機能に関しても同様にメリットがありました。例えば、釣りをした自分の行動を振り返り「なぜあの時はアプリを使って、今この場では使わなかったんだろう」などの日々積もるユーザーに対しての疑問を思考することができます。イスの上で想像する際は「きっとこうだろう」と捻じ曲げていることもありますが、意識せず実際に行った自分の行動には嘘がつけません。
知識や経験によって脳内でのイメージ補完も容易くなるのかもしれないですが、私たちにはまだまだ実際の体験の中で観察するほうが、より状況を理解し課題を見つけやすいと感じました。


足を運ぶからこそ得られる、新鮮な情報たち

現場で得た情報に感動しているログ
毎日その場を見て経験してきた人の情報量は、何よりも頼ものしい…!

その場に釣りに来ている人たちの行動を観察したり、実際にコミュニケーションすることで理解できたこと・見えることも多くありました。釣りは自然を相手にするアクティビティだからこそ、ネット上のデータだけでは知り得ない情報も現場には多く転がっているので、そこから得られる気づきはとても大きかったです。


釣りスキルのばらつきが、検証の強みになった

メンバーそれぞれが様々なスキルを持っている図
にぎやかなメンバーを紹介するぜ!

メンバーはそれぞれ釣りのスキルレベルや好む釣りジャンルが異なっています。場合によって知識量のボトルネックになりえますが、釣りをして検証する場では様々な発見ができるという強みに化けたので良かったなと感じました。

おそらく同じスキルレベルのメンバーだったなら、「慣れ」のせいでお互いの観察すべきポイントを見逃してしまっていたかもしれません。それぞれの技量が違うからこそ、お互いに観察・問いかけを経て、サービス・機能につながる種を発見することができていると思っています。


ひとりの釣りでも気づきが増えた

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個人でボート釣りに行ったとき

「個人で釣りに行ったメンバーは見つけた気づきを積極的にフィードバックできるようになる」という良い変化も生まれました。観察する力を一緒に育めていたのだと思います。私自身も釣りに行きたいと思い立ってから行くまでの行動や、友だちとの釣りに関しての一連の行動を無意識にメモしていたりして、釣りを楽しみながら観察メモを無理せず取れるようになっていました。

また、「今取り組んでいる課題がリリースできていたとして、アプリ側からどんなアクションがあったら嬉しくなる(価値を感じる)のだろう🤔」とアイディアを妄想しながら釣りをした中での気づきを、次の改善ポイントとして提案する取り組みができたことも、みんなで釣りに行く会をした良い影響だと感じています。

山盛り気づきが出たときにissue化した思い出


おわりに

サービスをよりよくするために様々な手法があるとは思いますが、「同じ場で一緒にサービスを使う」というのはとてもシンプルで、トライしやすくチームに合っていてよいと感じました。なにより、一緒に釣りすることが楽しい!
仮説や価値に確信が得られず一同でモヤモヤしているときに、現場というリアルで一緒に使ってみると見えてくる世界もあるのではないかなと思います。おかげで取り組む課題に対しての意義がとても鮮明になったので、私はこの「みんなで釣りしてサービスを使う場」ができてとてもよかったと思っています。

やさしい釣り事業部以外の事業やサービスに置き換えたときにも、まずはこれくらいシンプル&フットワーク軽めにやっていけたらいいなと思いながら、おわりのまとめとします🦑
2021年もあとすこし。みなさんご安全に楽しくお過ごしくださいね🎄🐟🎍🦑


やさしい釣り事業部ってどんなことしてるの?

うぇいの釣果はここで見られます!今年いっぱい釣った🎣



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