いろんな桜、いろんな春
この時期は、上を向いて歩きたくなる。見上げるとほのかなピンク色をした桜が咲き誇っていて、思わず顔が綻ぶ。顔を締めている筋肉が、ふわっとゆるむ感じ。
そして、桜はきっともうすぐ散っていく。
寂しいけど、短い間しか会えないことでさらに愛おしさが増すのだろう。
今年はたくさん桜を見ることができた。写真もたくさん撮ったので、ここに日記として記します。行った場所は最後にまとめます。
▽いち早く咲いた河津桜の写真は別の記事で
01.桜と抹茶、それから生菓子
満開予想日当日に行ったのは、埼玉県所沢市にある航空公園。曇り空桜も、コントラストが低くてまたいい感じ。
お茶室があって、そこで抹茶と生菓子をいただいた。(私と友人は抹茶ジュースにした)
壁一面が窓になっていて、日本庭園を見ながら静かに休憩ができる。
この季節にぴったりの、桜を練り切りをチョイス。生菓子は4種類から選べるので、かなり悩んだ。
02.向こうまで続く桜並木
友人から、圧巻の桜並木を見つけたと連絡をもらった。満開の桜は期間限定、散る前にはやく行こう!と出勤前に見てきた。
本当に、ずーっと向こうまで桜が続いている。
たわわに実った、という表現がぴったりの花びら。
鳩も特等席で花見を楽しんでいた。
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くるっぽー
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(交通ルールを守って、周りをよく見て撮影しています)
03.鳩がくつろぐ公園の桜
西新宿にある新宿中央公園にも行った。都会の中のオアシス的な公園。新宿御苑と新宿中央公園、新宿にはオアシスが2つある。
今年はじめての、青空と桜。ずっと曇りだったから嬉しい。
鳩もみんなでくつろぎながら、お花見をしていた。
04.木と水面、ふたつの桜
調布の野川という場所の桜。数年前に一度、ライトアップしたタイミングで見に行ったのを覚えていて。
川を挟んで両側に桜。水面に桜が反射していて圧巻。
上の歩道から見るのも楽しいし、途中で階段を降りて下から見上げるのも良い。
少し歩くと、菜の花×桜の共演。
一緒に行った人たちと、集合写真。飛行機雲もあって、春の良いところ詰め込んだような1枚。
2時間くらい写真を撮って、深大寺まで歩いてお蕎麦を食べた。撮っている間は感じなかったけど、かなりお腹が空いていた。柚子が入っていて、たまらない。
05.植物公園の桜
深大寺で草饅頭を食べながら、散歩しているわんちゃんに目尻を下げながら、神代植物公園に向かう。
さすが植物公園、いろんな種類の桜があちこちに咲き誇っていた。
芝生もたくさんあって、レジャーシートを持ってくれば良かった。
温室にも行ってみた。
いろんな花や葉っぱ(言い方合ってる?)がひしめいている。
花もかわいいけど、葉っぱの模様に心惹かれたなあ。洋服みたいな柄に自然と成長する植物たちの神秘さをひしひしと感じた。いや、植物の柄が先で、洋服が後か。植物って偉大だね…とみんなで尊敬の念を抱いて植物公園を後にした。
おわりに
「咲いた!」と思って、いつ撮りに行こうなんてモタモタしてると、雨が降って風が降って散ってしまい、「散った…」としょんぼりするのが毎年の恒例パターンだった。
今年は、いつになくたくさんの桜を見れた。
「咲いた!」から「行こう!」までが早かったのもあるし、今年の桜は長く咲いていたことも大きい。
桜は春の期間限定。私たちに春の訪れと春の楽しみを少しくれたら、新緑へバトンタッチするべく去っていく。少しだけ姿を表して消えてしまうなんて、まるで妖精みたい。
まだ少し残ってる桜に「今年も来てくれてありがとう」と感謝しながら、もう少し春を楽しもうと思う。