凡人か天才かって、0か100なのか
個が尊重されるようになった現代社会。
会社に入って定年まで働いて、というのがむしろ悪っぽく言われる現代社会。
個で生きていこうとすると立ちはだかる、「自分には個性が無い…才能も無い…あの人はすごいなあ」現象。
そんな昨今、私も例に漏れず悩み、凡人と天才をテーマにした本に自然に手を伸ばすことが増えた。
凡人・秀才・天才、それぞれのタイプの仕事場での振る舞い方を物語形式で解説。それぞれのタイプがハイブリットしたパターンも書いてくれている。ex:凡人×天才タイプ
この本をきっかけに、著者の方の他の本も読んだ。
個人の世界観を発信して成功できる天才たち…ではない人たちが発信していくための考え方を、マーケターの視点で解説してくれる。
Schooで見た講座がとても分かりやすかった。
キャッチコピーは、「天才になれなかった全ての人へ」
天才であるエレンと、天才になれなかった光一、それぞれの視点で物語が進んでいく。社会人になってから読めて良かったなと思う作品。
どれも好きな本で、まじバイブルです。
凡人と天才。ふたつの枠を用意してもらったら、当てはめたくなるのが人間。いや、主語がでかいね。訂正します。私という人間。
これまで何かと悩んできたし、周りの目もめっちゃ気にするし、ビビリだし、私は凡人かな…。天才になりたかったけど、仕方ない。人を輝かせたり、相手のために生きよう。
と思った。
そう思った数日後、何の気なしに出した写真コンテストで入賞したと連絡が入った。
そしてその翌日、通っている文章講座にて自分ならではの文体を先生が褒めてくれた。型にハマらず、今の私の書き方で良いと。
どちらも「エッ、いいの!?」と驚いたが、嬉しかった。誰かに刺さるか、とか気にせずに自分の感性のままに生み出したものだったから。
と同時に、「凡人だからといって、自分の視点を捨てなくても良いんだ。天才じゃなくても、自分の感性や感覚を放出させても良いんだ」と、なんだか第三の道が開けたような気持ちになった。
どうも、0か100かで考えてしまう節がある。凡人が0cm、天才が100cmだとしたら、その間に40cmだって70cmだってあるじゃないか。
凡人な側面があるし、天才な時期もある。
天才になれる環境もあるし、凡人になる分野もある。
私は、天才。
私は、凡人。
それで良いや。
サポートいただけたら、とってもうれしいです。が、無理のない範囲で。