【漫才.135】FMラジオ
井口―はいどーもー、ウエストランドです!
河本-お願いします。
井口―ラジオのレギュラー番組やりたいなーって思うんですよねー。
河本―あー、芸人だったら深夜ラジオとか憧れますよね。
井口―いや、お昼の。お昼のFMラジオがやりたいんだよ。
河本―いや難しいと思いますよ。そういうのお悩み相談とかにちゃんと答えなきゃだし。
井口―お悩み相談得意だから。ちゃんと良いアドバイスできますよ。例えばどんなのが来るの?
河本―例えば、最近転職したんですが、仕事が上手くいかなくて悩んでます。どうすればいいですか?
井口―頑張ってください。
河本―え?
井口―こんなの頑張れとしか言いようがないだろ。上手くいくように頑張ってください。
河本―いやいや、悩み相談なんだから。全然良いアドバイスできてないですよ。
井口―そもそもなんで仕事が上手くいくと思ってんだよ!仕事なんてそう簡単に上手くいかねーわ!お前がなんぼのもんなんだよ!うぬぼれんな!
河本―言い過ぎでしょ。
井口―こんな悩み言ってくるような奴は、これくらい言わなきゃわかんねーんだよ!そもそもなんで悩み相談で優しくされると決めつけてんだよ!こういう悩み相談ならきつい事言われないだろうっていうその根性がダメなんだよ!そうですよねー、大変ですねー。自分一人で抱えすぎないで頼れる人に相談してみるのがいいんじゃない?焦らずひとつひとつこなしていったら、自然とできるようになってくるよって言ってもらえるとでも思ったか!お前ができねーから周りに迷惑かけてるぞ!できるようになるまで頑張れ!以上!
河本―酷いなー。
井口―どんな悩み相談でも答えられるから。他にはどんなながあるの?
河本―まぁよくあるのが、人間関係が上手くいかなくて悩んでいます。とか。
井口―頑張ってください!
河本―またそれ?!
井口ーそんな事言われてもどうしうもねーんだよ!みんな大変なんだよ!なんでお前の周りにだけ優しい人配置しなきゃいけねーんだよ!お前は、この人苦手だなーって思ってるかもしれないけど、相手もお前に対してそう思ってるからな!!!自分だけが悲劇の主人公になった感じで言ってんじゃねーよ!ふざけんなよ!
河本―・・・・怖すぎますよ。
井口―無理に仲良くなる必要はないよ。自分の価値観を否定されたくないもんね。ひとりでいる事も全然悪い事じゃないよ。自分を大切にね。って言ってもらえるとでも思ったか!人のせいにするな!頑張ってみんなに溶け込め!以上!他には!
河本―まぁ彼氏が欲しいけど、なかなかできなくて悩んでます。とか。
井口―そんなのしらねーよ!
河本―それ言い出したらいよいよですよ。
井口―お前の言う彼氏欲しいってなんだよ!ちゃんと行動してんのか!お前なんて動かないと何もおきないからな!そもそも彼氏がほしいってなんだよ!誰でもいいみたいな言い方すんな!お前みたな奴が一番理想が高いんだよ!彼氏欲しいじゃなくて、めちゃくちゃタイプで優しくてお金持ちの彼氏が欲しいって言え!!!
河本―そんな事思ってないでしょ。
井口―いい出会いはきっとあるから焦らずね。まずは趣味とかを充実させてみたら。趣味が合う人は話してても楽しいし、もしかしたらいい出会いがあるかもだしねって言ってもらえるとでも思ったか!お前なんて待ってても何もねーんだから、どんどんアプローチしていけ!まず理想を下げろ!以上!
河本―毎回途中で良い事言ってるんですよ。その部分だけでいいんですよ。
井口―優しくするとつけあがるから、これくらい言わないと。他は!
河本―恋愛系だったら、些細なことで彼氏と喧嘩ばかりして悩んでますとか。
井口―ただの惚気だろ!そんなもん他人に披露するな!じゃあ別れろよ!どうせ別れねーんだろ!些細な事で喧嘩になる彼氏なんてクソ男だろ!・・・って言ったらこっちに怒ってくるんだよな。はい、好きなだけでした。ただの惚気でした。さようなら。
河本―酷い・・・
井口―でもその彼氏にも良いとこあるんでしょ?喧嘩になるのもお互いを思っての事だし。溜め込むより、そうやって素直に言い合える関係の方が上手くいくよって言ってもらえると・・・
河本―はい!そこでやめてください!続きは良いです!
井口―結局こんなの聞いてほしいだけだろ!なんで聞かされなきゃならないんだよ!聞かされるほうの身にもなってくれよ!ならねーんだよな。そういう事なんだよ、お前のダメなとこは!めっちゃ嫌われてるぞ!
河本―もうわかりました。
井口―何がわかったんだよ?
河本―お昼の深夜も向いてないです。
井口―はっきり言うな!
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