【漫才.133】小さな幸せ

井口ーはいどーもー、ウエストランドです!よろしくお願いします!

河本ーよろしくお願いします。

井口ー幸せになりてーな!!!!

河本ーいきなりなんですか?

井口ー幸せになりたんだよ!!全然幸せになれねーじゃねーか!どうなってんだよ!

河本ーなんかあったんですか?

井口ーなんにもねーよ!ずーーっとなんにもないから言ってんだよ!仕事して暗くて寒くてボロボロの家に帰って、毎日一人でコンビニ弁当食べて、出前でカツカレー頼んだらカレーが入ってないし。この人生なんなんだよ!悲しすぎるだろ!幸せになりたいんだよ!

河本ーそうやって漠然と幸せになりたいって考えないで、目の前の小さな幸せを感じた方が良いですよ。

井口ーえ?

河本ー小さな幸せを感じれる方が、人生が充実しますからね。

井口ー小さな幸せってなんだよ?

河本ー例えば、子供の成長を感じたりとか、家に帰ったら、「おかえりー」って言ってくれる人がいるとか、家族でご飯を・・・

井口ーまてまて、どこが小さな幸せなんだよ。

河本ーえ?

井口ーお前の小さな幸せは、僕の中ではバカでかい幸せだから!!話聞いてたか?何家族がいる前提の小さな幸せ提示してきてんだよ!お前の常識をこっちにぶつけてくんなよ!独り身の僕が、家に帰ったとき「おかえりー」って聞こえてきたら、完全に心霊現象じゃねーか!

河本ー例えば、だから。お前はお前なりの小さな幸せを感いじればいいんですよ。

井口ーだからそれが何かを聞いてるんだよ!

河本ーうーん、ガリガリ君の当たりを引くとか。

井口ー舐めてんのか!!なんでお前の小さな幸せが、暖かい家族の話で、僕の小さな幸せがガリガリ君の当たりなんだよ!!幸せの水準が低すぎるだろ!

河本ー四葉のクローバー見つけたりとか。

井口ーどんな状況でだよ!僕はどんな状況で僕が四葉のクローバーを見つけるんだよ!一人で公園の草むらで探すのか?不審者じゃねーか!!そしてそれを見つけて誰とも共有しないで噛みしめるのか!その状況がもう不幸すぎるだろ!

河本ーじゃあお前にとっての小さな幸せはなんなんですか?

井口ーそりゃ、ムカつく奴がネットで炎上したりとか、人気芸人がめちゃくちゃすべったりとか。

河本ーそれは他人の不幸じゃないですか。

井口ー他人の不幸が一番の幸せだろ。え、他人の不幸だよ?

河本ー・・・最低の発言してますよ。そんな人が幸せになれるわけないでしょ。

井口ーとにかくお前が感じる小さな幸せはピンとこないから。

河本ーじゃあお前も結婚すればいいじゃないですか。

井口ー簡単に言うな!相手がいねーじゃねーか!

河本ーじゃあ婚活パーティーとか行けばいいじゃないですか?それだったら相手見つかるでしょ。

井口ーお前、婚活パーティーについて真剣に調べた事あんのか?

河本ーいや、それはないですけど・・

井口ー婚活パーティー舐めんなよ!そんな簡単じゃねーから!!

河本ーいや、相手も結婚相手を求めてるし、いい出会いあるでしょ。

井口ー条件があるんだよ!!!35歳過ぎてる男が参加するためには条件があるんだよ!それが、高身長、高収入なんだよ!!!どうなってんだよ!ふざけんじゃねーよ!参加すらできねーじゃねーか!一番最後にすがるべきものが、一番シビアに条件突きつけてくるんだよ!!地獄だよ!

河本ー全部の婚活がそうではないでしょ。

井口ー大体高収入は条件なんだよ!最低でも年収1000万はいるから!じゃあ仕事頑張って、高収入を得たとして、婚活パーティーに参加して、出会って結婚したとしても、その先の人生でずっと考えちゃうだろ!ふとしたときに、そういうえば高収入が条件の婚活に来てたんだもんなーって!

河本ー考えすぎでしょ。

井口ー家に帰って、「おかえりー」っていわれたときも、幸せだなーでも、高収入が条件の婚活に参加してたんだよなーって考えちゃうだろ!四葉のクローバーを見つけてはしゃいでても、そういうえば高収入が条件の婚活に来てたんだよなーって!そこから60年くらいずっと!

河本ーもうわかりました。

井口ー何がわかったんだよ?

河本ーお前は絶対幸せになれません。

井口ーはっきり言うなよ!もういいよ!

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