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プラスティック

2024年の本屋大賞である「成瀬は天下を取りにいく」が好きだったので超発掘部門も面白いだろうと思い購入した。

あらすじ
54個の文書ファイルを発見した奧村恭輔。1個 つ目の文書には、向井洵子が体験した奇妙な体験談が書かれていた。そして2個目で洵子が殺されていることが明かされる。そして、恭輔は1つ目の文書ファイルについて調査していく。その過程で恭輔が見たものとは、、、

感想(ネタバレ有)
正直、多重人格者という事が分かった時はこのオチか、、と思った。しかし、最後まで読んでいくと54個もの文書ファイルは自分(読者側)に向けて書かれていた事が判明し、自分が想像していたことは違っていて後半は読むスピードが上がった。またこの小説を読めば多重人格者がどのような苦悩を持っているのかそれを垣間見ることになる。私も読む前までは考えたことなかったが、自分の中に違う自分がいるのがどれほど大変なのかを感じる事ができた。

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