私の趣味のひとつに、献血がある。 献血は楽しい。 とても安全に自分の血を抜いているところや、その色を眺めることができるし、テレビや漫画も読み放題。 ジュースやお茶、ホットスープやお菓子なども無料で食べ放題である。しかも献血後にはアイスまでくれる(レディーボーデン!) とはいえ、そんなに食べたり飲んだりできるのは混んでいるときのみ。 私の本来の目的は、血液検査を受けることにある。 私は会社員であることをやめてから、個人的に健康診断というものを受けていない。 人は、
ヴァイオレット・エヴァーガーデン。 面白い、泣ける、と聞いて気にはなっていたそのアニメを、どこにも出る気の失せるこの雨のせいでついに見ることになった。 私が語らずとも多くの人の心を掴み、多くの涙を流させてきたその物語は、昨今出会う機会の減った【手紙】というツールを通して描かれる。 文字を送る、という意味合いでは昨今多くのデジタル化された文字を通した情報が飛び交っているが、このヴァイオレット・エヴァーガーデンでも手書きの手紙ではなくタイプライターの文字を通したやりとりが行