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【大分】勝手にトリニータアウォーズ2020

みなさん、おひさしぶりです。
あっちゅう間に年の瀬です。Jリーグは過密日程、我が家のネット環境が11月末から約2週間悪くなっていたせいもあり、個人的な最終節の観戦は昨日でした。(遅い!

早足で過ぎてった2020年。余韻もクソもなく移籍だなんだとザワザワしますが、まぁなんや。とりあえず振り返らな年も越せないのでやっちゃいます。レッツ!アウォーズ!!!

(前年のはこちら)

目次

・ベストゴール
・ベストゲーム
・技能賞
・敢闘賞
・殊勲賞
・功労選手賞
・新人王
・特別賞
・MIP
・MVP

(目次どうやって作るの!?)

では!

ベストゴール
9/20 vs横浜FC 38分 田中達也

ハイライト
仙台戦のサイド抉って三竿の折り返しに三平!とか鹿島戦の野村の天才スルーパスから髙澤の1vs1ちゃんと決めるのとか柏戦の智輝スーパーミドルとかあったが、今年の「新しい形」で取れた横浜FC戦のゴールに決定。カウンターで右から崩しつつも同サイドでペナ角→マイナスクロス→1タッチシュート!という昨年の形(仙台戦みたいな)ではなくサイドから降りてきたシャドウが中央を使ってCBを釣りだしつつ逆サイドでスペース作ってゴール。全部1タッチだったのも美しかった。ナイスゴール!
ちなみに決められたベストゴールは横浜FM戦の2点目のJサントスのやつ。1点目のマツケンのふるさと納税(ゴラッソ)もエグいけどDFを抜ききらずに巻いてコース狙ってキーパーは見送るだけ!って大好き。ネットに吸い込まれる時の水飛沫も芸術点に加点。そういや去年も川崎F戦でLダミアンのポストプレーから阿部ちゃんのファーに巻いたやつもエグかった。J1は魑魅魍魎。来年もやれる喜び。

ベストマッチ
9/16 vsFC東京 @味スタ

ハイライト
前年、内容面で手も足もでなかったのはFC東京と川崎F。今年はどちらからも1勝をもぎ取れたが、退場者を出した手負いの川崎Fよりバチバチにやりあって3ポイントを掴み取ったFC東京戦をチョイス。
レイチェルの年1ゴールでザワつき、怪我で出遅れてた野村が1ゴール1アシスト未遂で突き放して後半ATは猛攻を耐えに耐えてラストは三竿がライン上でスーパークリアして掴み取った勝ち点3。SNS芸人レアンドロが思わず試合後に見苦しいレフェリングに対する不満をツイートしたのも含めて痛快だった。来期はロティーナと義宜からシーズンダブルしよう。

技能賞
香川勇気

3年くらい待ちに待った本格派レフティー。今までの左WBはざっくりすると①タッチライン際を90分爆走できる②スピードがある③カットインできるという優先順位だったが、香川は①②をこなしつつ左足でピンポイントクロスという新たな戦術の幅をもたらしてくれた。「精度のあるクロス」があるだけで相手を抜ききらなくても良いだけでなく、インナーレーンを空けて左CBが上がれるスペースも作れる。優れた左足は職人のそれだった。
あと顔がいい(重要)
怪我なく一年を終えればもっとよかった。

敢闘賞
田中達也

トップスコアラー。
今年は左右のWBに一部で不評だった?シャドウでの起用と3つのポジションでぶっちぎりまくった。シザーズでシャカシャカしてたまにボールを忘れるのはご愛嬌だが、1vs1で抜ける!って選択肢があるのはデカイ。途中出場で不満気味なのも、ちょっとダサめのガッツポーズも、1度っきりのコース甘々PKもよき思い出。攻撃の要としてノッキングしがちな攻撃の突破口に。しゃかりきに頑張った。

殊勲賞
髙澤優也

出場時間は限られたものの、チーム2位の6ゴール。よう頑張った。J3からJ1へのステップアップという事で伊佐、知念に次ぐCFの3番手くらいかな~とかいう前評判を覆し、シャドウやサイドハーフといった2列目で輝いた。これはチームだけでなく、リーグにとっても好例なはず。
大卒1年目に下位カテゴリーで結果を残してる選手をプロ入り数年以内に引き上げる事に繋がる。J2J3にとっては地獄かもだが。新卒の選手にとってはキャリア形成の上でカテゴリーよりもゲームモデルがあるかどうかがこれからの焦点になるかも(すでにうちはなってる)しれない。そういった補強面にも大きな影響を与えちゃうかもね、って意味でも髙澤の活躍は嬉しかった。

Twitterではちょっと面倒で梯子の「髙」を使ってなかった(予測で出ない)。すまん。

功労選手賞
ムン キョンゴン

石(吉坂)の上にも3年半。努力の男がJ1リーグ戦に出場。高木の牙城を崩し34試合の内半分の17試合でゴールを死守した。
これまでのシーズンはテキスト速報くらいしかない天皇杯4回戦?のみの出場。デジっちで「好きな芸能人はキム サラン」くらいしか情報がなく、プレーは知る人ぞ知るといった選手。昨年は高木、ポープ、小島に次ぐGKの4番手だったが、今年、いざ出場するとハイボールの安心感と安定したビルドアップの参加にペラペラの日本語。彼のこれまでの日本という異国の地での苦労が報われたシーズンだったと思う。本当にカッコよかった。
来期は兵役の関係で退団。本当に本当に勿体なく、まだまだうちで見たい選手ではあるが、どうしようもないこともある。とても名残惜しいが、次はいつかの日韓戦で「ムンちゃんはワシらが育てた」と自慢させてほしい。ありがとな。

新人王
羽田健人

写真では髭を生やしているからかフレッシュ感は全くなく中堅どころに見えるがれっきとした新人。昨年は特別指定選手として累積で欠場した三竿の替わりに出場するもほろ苦いデビュー戦。今年はじめもG大阪戦でビルドアップのミスから失点の起点になってしまうなど一時はどうなることか……と思ったが、夏頃から試合終盤に対空防衛の任務を受けボランチとしてプレー。的確な読みでインターセプトができることもありそこそこできてしまうと、秋口からはボランチとして本格的に使われる。ハラハラドキドキのビルドアップも立ち位置とアングルを考えた立ち振舞いができるようになってからは中盤と最終ラインをこなせる選手へと成長。充実した1年になった。

特別賞(カムバック賞)
刀根亮輔

男ってのはナァ、背中で語んねん!みたいな気迫の籠ったプレーはそのままに、2年前のJ2時代に苦戦した左CBをこなせるようになって帰って来たヤン……男。
チームとしても「逆足の左CB」をどう生かすか、に力を入れて欠点をチーム全体で上手く誤魔化せた面もあるが、左足を積極的に使って横パスだけでなく1つ飛ばした選手や縦に楔をいきなり入れたりと課題であった左サイドでのビルドアップをこなしてみせた。苦い経験をしつつもチームのカテゴリーが上がり、立場的に厳しくなったかに思えたがチームのオプションの1つにまで戻って来てくれた。弛まぬ努力があったからこそ勝ち取った信頼。まさにカムバック。とても痺れた。

MIP
島川俊郎

オフザピッチでは歌のお兄さん、オンザピッチでは中盤のクリーナーとしてエジミウソンを彷彿とさせるボールスティールをみせた俊郎。
彼も刀根同様チームに生かされた選手であったが、ダブルボランチとしてプレーする島川俊郎ほど目を見張る選手は居なかった(と同時にアンカーを置いたシステムだと魅力が半減する事も)。
ビルドアップでは3バックのパスの出口として、守備では前からプレスをかけるならアンカーの見張り番、ミドルサードからはコースを消しつつカバーリングでボールを回収し素早く散らす。忘れたくらいにセットプレーとかで点も取った。2年目にして魅力がたくさんみられたシーズン。若手だけが伸び盛りでないことをみせた2年間。印象深い。

MVP
三竿雄斗

一家に一人。いや二人はほしい三竿。(写真に他意はない)
チーム唯一の全試合出場。大分の左サイドの治安を守り続けた。左CBでも左WBでも上手い。セットプレーを蹴ってよし競ってよし。二人、要るよね。
2年目の今年はフル稼働して怪我なくシーズンを終えればこんなハイクオリティなのか!!!と感心しきりだった。ビルドアップでもCB、SBどちらもできるし、フリーな時、背負った時の選択肢を複数持っていたり、オーバーラップのタイミングが抜群などどれを取っても一級品。90分質が落ちないのも三竿品質だった。
今季は過密日程で、試合間隔が狭くコンディションが整わない選手も居た中で全試合出ているにも関わらず警告は僅かに1枚のみ。昨年は累積警告が溜まっちゃったことを考えると、より上手く華麗にクリーンに対応できた、ってことの証左。すげぇ。
大分の左サイドは三竿雄斗の左足が創る。個人的には文句なしのMVPでした。

度重なる選手の移籍で心抉られるシーズンですが、裏を返せば他のチームから「ほしい!」と言われるだけ選手それぞれのJ1での実績が評価に値したシーズンだったって事。我々も強い気持ちで生きていかねば……とか思うけどやっぱり寂しいよーーーーーぅ。

来年は選手総括とチーム総括についてグダグダ書くつもりなので、またお暇な時にお付き合いください。
コロナで難しい1年。選手、スタッフ、スポンサー、サポーター、その他諸々みんな大変な年でした。来年は元気にお会いできることを願って……

※写真はすべて大分トリニータ公式HPより

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