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【無料】TCG用小規模オンラインマッチングツールについて

はじめに

はじめまして。
趣味で作ったマッチングツールの出来が良かったので、皆様に使っていただければと思い、このnoteを作成しました。
本記事ではこのツールの機能と使い方を記載します。利用料は無料です。きちんとした会社様が作られているマッチングツールには到底及びませんが、小規模の大会を開きマッチングツールを使いたいが予算面で苦しんでいる、遊びで大会を開きたい、という方に公開するツールとなっております。ぜひ一度見ていただければと思います。


このツールの機能について

まず初めにこちらのツールの機能・スペックを紹介させていただきます。
・最大100人まで
・スイスドロー形式マッチング
・最大7回戦まで対応
・ドロップ処理可能
・順位計算機能
・自動マッチング機能
・GoogelFormを用いたオンライン勝敗登録機能

大体このような機能となっております。
以下順番に説明をしていきたいと思います。

・自動マッチング機能

スイスドロー形式に則ったマッチングを自動で作成することができます。
手動によるマッチングの変更も可能となっています。
後ほど説明しますがTCG用マッチングツールのため当然ながらドロップにも対応しています。

画面右側が操作用のボタンとなってます。
「マッチング作成」を押すと勝ち点でソートしたのちランダムマッチング生成をします。
ちゃんとした会社の出しているマッチングツールではないので、同じ人と別の回戦で当たるのを回避する機能、複数回不戦勝にならない、などの機能はありませんので運営担当者様がそのあたりは操作するようにお願いします。
尚、生成したマッチングを特定の公式LINEに送信することができます。

マッチングツール操作画面

・オンライン勝敗登録機能

このツールはGoogleFormを自動生成し、Formで送られてきた勝敗結果を基に結果の更新ができる機能があります。
先ほど操作した「マッチング開始」の上に「Form生成」というボタンがあり、
こちらのボタンを押すことにより以下の画像のようなFormが生成され、Googleスプレッドシートの「J3」セルに回答用のURLが貼り付けられます。
有事用に「J2」セルには編集用のURLも張り付けるようにしています。
このFormは1回戦進むごとに新たに作成される仕様になっていますのでそれまでの回戦の勝敗データをいつでも確認することができます。

選手からの登録が完了しましたら、操作ボタンの「結果の更新」を押してください。今回は例として「d」さんと「w」さんをGoogleFormより勝敗登録しました。
このように勝敗と勝ち点の登録がされます。
表になっている領域は、手動操作しても大丈夫なように作成しているため、マッチングを手動で変更する、勝敗登録を運営側が修正するといったこともできます。

・ドロップ機能

先ほど少し触れましたが、TCG用マッチングツールのため当然ながらドロップにも対応しています。
下にある画面が「総合戦績」画面です。
緑に塗りつぶされている画面から参加者の追加、管理ができます。
赤色に塗りつぶされているところがドロップ処理用の列になっており、「1」を入力するとドロップ処理ができます。

「総合戦績」全体の勝敗の確認、ドロップ処理ができます

ドロップ者がいる場合のマッチング処理は、総勝点「ー1」として扱われます。
実際には下の表のように表示されます。参加者数によっては総勝点「ー1」の方と対戦する方が一人現れる可能性がありますが、その場合「不戦勝」として案内していただいて、勝敗登録するようにお伝えください。

この場合「r」さんが不戦勝

・順位計算/順位表生成

順位計算、順位表生成について説明します。
「総合戦績」画面に移動して「順位計算」ボタンを押すと順位の計算が行われます。
順位計算は、「勝ち点の合計」「OMW」「勝手累点」「平均OMW」の順番で決定されます。
勝ち点が一緒ならOMW、OMWも一緒なら勝手累点で…といった風に順位が決まり、基本的には同一順位は出ないようにしてあります。

操作画面。計算実行前なので「順位」はぐちゃぐちゃです

次に順位表生成機能です。
「順位表出力」ボタンを押すことにより、先ほど計算した順位を基にソートをして、「順位表」シートに出力します。
印刷して張り出すなり、決勝トーナメントを開始するなりご自由にお使いください。

・デュエル・マスターズ用機能

ここからはデュエルマスターズの大会(公認CS)運営用の機能となります。

・参加表明CSVからの読み込み
CS運営者の方は、タカラトミーの公認CS管理ページより参加表明している人の一覧が記載されているCSVを取得することが出来ます。
参加費をいただくなど、参加が確定した場合、「参加費」の列に「1」を入力し、上書きではなく「名前をつけて保存」で保存してください。
保存画面の「ファイル名」の下に、「ファイルの種類」があるので、「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」というのを選択して保存してください。
その後、スプレッドシートの「総合戦績」より「CSV取り込み」より、先ほど保存したCSVファイルを選択し、アップロードしてください。

このように、参加確定している人のみ取り込まれます。
当日参加の方が居る場合、↑のCSVにDMPランキングのID(Q列)と名前(B列)を入力して保存、取り込みをすると反映されます。

公式LINE連携機能について

このツールは公式LINEと連携することにより、最大限の機能を発揮します。
ご自身で設定できる場合はしていただいて構いませんが、公式LINEについての知識がない、という方は有償にて代理で初期設定することも可能です。
公式LINEで運用するメリットとして
・デッキリストの提出をLINEで行うことができる
・選手と運営者でLINEでコミュケーションがとれる
・結果登録用URL、対戦表の共有が簡単にできる
などがあります。
詳細についてはこれより説明するので是非お読みください。

・大会用公式LINEの作成

大会用の公式LINEを私のほうで作成させていただき、マッチングツールとの連携、管理者権限の付与をさせていただきます。
本来このツールとLINEを連携させるために、
LINE For businessにアクセス、公式LINEの作成、LINEdeveloperにも登録してトークンの生成.…と割と面倒な作業が発生します。
この有償オプションではその設定をすべて私が完了させた状態でマッチングツールを運用開始することができます。
公式LINEの名前、アイコンなどは運用される方が決めていただければこちらの方で設定いたします。
トラブル時にも即時ではないことのほうが多いですが対応可能でございます。

・結果登録用GoogleFormの送信

結果登録用のURLをLINEで送信することができます。
このツールの標準機能としてURLを生成することはできるため、運営される方のX(旧:Twitter)でツイートする、QRコードを印刷して読み取ってもらうなどの方法はとれますが、毎回違うURLにてFormが生成されるため手間が多くなります。

・マッチング表の送信

生成したマッチングを公式LINEで送信することができます。
公式LINEを使わない場合は表をコピー、ペイントを開いて貼り付け保存、X(旧:Twitter)で共有する。などがあると思います。
この機能では、このように公式LINEで対戦表を送信することができます。

・デッキリスト/IDの管理

公式LINEを運用することにより、デッキリストの管理などもペーパーレスに行うことが出来ます。
下の画像のように選手IDとデッキリストを送ってもらうのがおすすめです。

このように公式LINEを用いると大会運営がとても楽になります。
こちらのサービスは5000円となっておりますので是非検討いただければと思います。

おわりに

以上がスイスドローマッチングツールの説明となります。
バグつぶしはしっかりとしましたが、何せ素人が趣味で作った程度のツールとなりますので、もし不具合などあれば連絡していただければと思います。

無償提供のツールです。もしよろしければ拡散・寄付いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

配布用URL

↑のページを開いていただき、「ファイル」から「コピーを作成」で使えるようになります。
直感的に使えるとは思いますがこの記事を読んでから使うことをおすすめいたします。

機能追加・更新

2024/07/08

対戦中テーブルの強調表示

「結果の更新」を押したタイミングで結果登録されていないテーブルの背景を赤色に変更する機能を追加しました。
手動入力した場合も更新を押したタイミングで元の色に戻ります。

2024/07/08

DM公認CS用CSV出力機能

「総合戦績」の「CSV出力」ボタンを押すと順位とDMPランキングIDをソートしたCSVファイルをダウンロードする機能を追加しました。
データ処理に30秒ほど必要です。処理が完了すると2枚目画像のようなポップアップが出るようになっています。
「Download CSV」をクリックするとCSVファイルがダウンロードされるので、報告ページからそのファイルをアップロードしてください。

ランキングIDの参照は、「CSV取り込み」を実行した時に保存したデータから行われるので、DMPランキングページの参加表明CSVで参加者管理をすると楽だと思います。
CSVファイル出力時、ランキングIDが参照できなかった場合エラーメッセージが出ます。
「CSV処理」シートに移動すると、参照できなかったプレイヤーのID欄が赤く強調表示されています。
公式LINE等を活用して選手に確認していただき、修正後CSV出力をしてください。
修正はPlayerListというシートから行い、再度「CSV出力」を押すと修正できます。

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