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古着屋さんのニオイがしない古着屋

今日も一日、ご安全に。

最初の記事でも「コスプレ衣装を売り買いして生計を立てている」と書きましたが、基本的には古物商免許に基づいて、衣装を買取り、そして、それらの衣装を未着用やクリーニングされた商品ではない限りは、クリーニングして販売しています。

私自身が、なんというか、古着屋さん特有のすえたニオイが好きではないのですが、コスプレ衣装の中古品を取り扱う当店では不思議とその「ニオイ」とやらはしません。

コスプレ衣装は自作衣装でない限り、多くは中国で生産されたもので、大抵はポリエステル生地が用いられます。綿や毛の衣装はほぼ無いかなと。
そして、コスプレ衣装のもう一つの特徴は、「多く着ても3回位」しか衣装が着られないことにあります。
そういう環境であるゆえに、古着屋さんのニオイがしないのかなと思います。

「多く着ても3回位」しか着られないと述べましたが、これには男女差が顕著に現れます。
コスプレを趣味とする層のおそらく7~8割は「女性」です。
女性の場合は一つのキャラクターの衣装を何度も、何年も着られる方は少数派です。多くは、その時の旬の作品の衣装をとっかえひっかえコスプレします。特に「合わせ」と言って同一作品の異なるキャラクターを複数名で役割分担して楽しむ方法もあるのですが、その一度の合わせを行うと、もうその衣装は着ない…ということもございます。
つい最近までは、おそ松さん、あんさんぶるスターズ、アイドリッシュセブンでしたが、ここ最近はヒプノシスマイク、そして鬼滅の刃…と、作品のブームがコロコロ変わっていきます。

中には「合わせが流れた(予定がなくなった)」衣装を結局一度も袖を通すことなく買取で回ってくることもございます。
もったいないなとは思いつつも、「合わせなければ着る意味がない」という視点に立つと、持っていてもしょうがないということなのでしょうね。

逆に、男性は一つのキャラクターの衣装を何度も長年着る方が一定数いらっしゃいます。衣装が壊れるまで着る、壊れたら治す。
コスプレの作品ブームもゆる~く進む。東方Project、艦これなんてみんな何年コスプレしているかやら(褒めてます)
ゆえに、コスプレ衣装の買取も男性は圧倒的に「衣装を持ち込む側」としては少ないです。

コスプレの中古販売以外にもお店でできることは、非常に多岐にわたっております。そのあたりもたまに書いていきますね。

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