『コヒとコホの詩』

横山コヒ(coherent)のコーヒーシュガー

 二十四歳からの祝辞ーコヒとコホより

 caféで書いた絵はうまい具合にプログラムが作動している。そのプログラムは勝手に人が死んでレイプされてしまう。そのプログラムの詳細はYouTubeにあり、動画の中では女がどこかの文学者が言ったみたいに「女は老耄に寝取られる」と語り、終始ひねくれて男に甘えている。本当に罰が必要な女たちが去っていってしまった。2020年代の初めに、女たちは声を上げた。人権なんてないような報道に男根主義者たちは威勢よく女からナイフを取り上げた。

 第一章 コヒとコホとニャーニャー

 1 つぎはぎ小説はアリマスカ

 僕は長いこと見ている。この石を、この筆箱を、このcaféでの日々を。金が目のプログラムから消えていく。どんどんと煙草と酒で消えていく始末を見た。プログラムは作動している。脳が故障したらしい。もう既にHakata Tuneが流れているが、それって大丈夫かい。ー大丈夫らしいー頭の中で戦争が起きていて、僕の中の博多駅構内で僕の作ったオンボロの曲が流れ始めた。可哀想なオンボロの曲がサウンドジャックしてしまい、メディアが笑っていた。超自我を笑うその笑いは煙草を嫌いな人たちのユーモアのセンスを酷く蝕んでしまったらしい。一〇〇枚目の告白文に書いた「博多出身のあの子が好き」という散文体で書かれた漢書。頭の中の警察がゆっくりと僕の本名を特定した。ー横山コヒー漢字はゆっくりとオンボロになっていった。そして、caféでの日々も煙草で煤けていった。冬になってコヒの執筆も煤けるように、爾来早くなっていった。「間抜けな脳」という言葉はエセ小説家たちをゆっくりと2024年に向けてませた音楽を聴き始めさせ、笑わせて女たちに自由のようなものを与えた。ー逃げる恥という時代ー

 男たちは白の服を着て、プロポーズもせずに何もせずに、馬鹿みたいに女の裸と秩序を思い浮かべる馬鹿みたいに髪を赤くして、顔を正して、眼鏡を外した。スポーツマンシップを装って、馬鹿騒ぎする聴衆をラッパーの映画みたく、恥ずかしくなく言うと8 mileみたく何もないセカイで、人種差別工場から生成された言葉たちは男の男根の勃起に充てて、精力を増強させる薬のようになるだけだった。言葉はあり触れた漢字と伴って消えた感情を思い出させた。珈琲はあるかい、シュガーはあるかい、喫煙所に馬鹿はいるかい、紳士と淑女はいるかい、好きな女性は寝取られたかい。芥川龍之介の小説で彼が煙草を吸った行間がわかるかい。横山は『MENSURA ZOILI』から帰ってきた。珈琲とコヒは親友だった。申年生まれのコヒは喝采を浴びながら年男で猿の真似した。2004年は楽しかったとコヒ。2016年にテレビが猿たちを祝福した。2023年の兎たちは飛び跳ねながら星座たちに星屑を散りばめて、コホの目にコンタクトを与えた。コンタクトと指揮棒(タクト)はヒップホップの関係だ。笑っているとコホが珈琲屋でギターを持ってパンクロックを鳴らし始めた。文学の中で音楽の警告がやってきた。評論家たちは30代以下の市民に税金とロックミュージックを与えた。みんなヒップホップを通して喜びながら奴隷になった。丸い顔をした人々は市民に成り下がった。

 散々だった戒めの言葉「I miss you honey」の意味は特にない。

 2 令和5年9月5日の日記

 ピースは一本だけ。歯を磨くときは歯間マッサージを意識してNirvanaになるようにKurt CobainのMTV UNPLUGGED IN NEWYORKのliveで聴きながら寝ることにする。

 寝ることは死ぬことだとLineでコホが言った。

時刻は深夜1時。長編小説を今年は書いていない。

 Xの産卵木を三本入手。Yも成熟した。あとはZが生まれるだけ。

 X管理>YZ管理≫結婚 

 ここで書き連ねた日記は何も意味をなさない。文字を書くことに飢えている。なんとかして書かねば。でも、眠い。限りなく澱みない日本語の海で僕は溺れようとしている。拳銃自殺してしまおう。いっそのこと、バスで窒息死してしまおう。

 悲しいくらいに真実は遠いらしい。集団思考の中で人々はツァイガルニク効果を重んじている人々。同様に確からしい戦場。カメラマンが首を吊り始めた。学校という舞台で清水から飛び降りる十三歳の男の子。性的コンテンツに脅かされた文学と英霊たちは解釈を間違って怒鳴り始める。ー「始める」ー

  It’s start BEGINNING SMOKE TALK HIGH

 

 コヒはペンを壁に、壁にペンを交換した。動画編集の中でコヒの言葉たちは視覚データの中で馬鹿になった。2023年から2024年にかけて書いた言葉を生み出すと横山という名前はよこやまになる。よ、こ、や、ま。よーろっぱ。コーヒレント。YA-MAN、マルクス主義。バルトーク・ベラはゆっくりと天国で温泉に浸かっている。天国の言語は日本語と英語。僕の頭の中と同じ世界。ルーマニア舞曲/Romanian Danceはピアノと共に洗われた。ー洗礼ー音楽の中で耳の中にクソが溜まった。昭和の人間は耳かきを始めた。令和の人間はそれをカットした。動画サイトの中ではAIとかバーチャルのような理想的な非人間的な世界が繰り広げられている。ーセカイは広いらしい。

 だから、古川ロッパは昭和に日記を書いたらしい。だから、古川ロッパも築き上げたらしい、戦後の世界というプログラムで本当に平和な暴力的な世界で。

 3 とあるYouTube希求日記

 プログラマーが身売りして能力を図書館のように開放している。解放じゃない、開放している。open

 Caféでカフェインを摂る。Apple Musicを聴く。仕事らしい。売春か買収のニュースを書く。

 英語構文を人々に与えた。ーここからはつぎはぎのマシーン速度を上げるー

 4 小説の初期化と題名の無作為

 僕の文学実験や言葉遊びはこんな雑草の綻びまできた。ヨーロッパの官僚たちは笑ってテーブルを押し立てている。まるでバリケードだ。アカデミーフランセーズは発音に厳しい小学校の先生みたいだ。言葉をMachine Gun Kellyみたいに話す。3人の聴衆が堕落して僕を嫌った。

 1人は見下して、時に信者みたく。

 10代のころ、ハマってた番組をまじまじとタバコを吸いながら見る。今は何を言っても炎上する馬鹿の壁のメディアスクラムの時代だ。気が触れそうだ。BBCを拝みに行こうか?

 2030年代の楽曲「Perisa Kalfa」

 C→X→Z→DE→Y→FG

 「いいかもな。そんなに苦労したって思ってんだったら」

 机でぼうっと視線をノートに落とす。珈琲の氷が溶け、カリっと音を立てる。私の好きな男の子が炎上をしている。SNSで炎上したことを小説に書いてメイクマニー。

「よかったじゃん。小説書くだけで儲かるなんて、30代になったら、君の勝ちだよ。」

 寝起きのサル

 寝起きからロジックが出来上がっている。ロジックから関係ない積み上げのプログラムになって、結局、2020年代のように消え去ってしまった。ネットの中のコミュニティに毒された人たちは皆、積み上げよりも流行を重んじる。そこに伝統を見出すことは滑稽に他ならない。夏目漱石が見たなら薬缶を投げつけるだろう。『吾輩は猫である』みたくね。

 起きてからコホは自分の顔を見た。どうやら、携帯の副作用はないらしい。11-saiから8-saiにダウングレードしたコホの人生は今も変わらず倖せに生きているらしい。空は銀河鉄道009だ。もう連れ攫われて消え去るんだろう。映画を見たところで感想がない。橋本環奈のドラマみたいに、特に感想もなく、消え去ってしまう。2020年代は消える前に虚しくコーヒーのシュガーになる。死にたくない生活保護受給者みたく、耳鳴りに悩んだ女たちは気怠くタバコを吸うんだろう。

 ぐちゃぐちゃー001ー

 頭を変えて、気取ってタバコを吸って X times

 ゆっくりと堕落した。スペースは宇宙なのか、PCのキーボードか。文学的実験A

 ブラックホールのエネルギーは密度を越して矮星になった。音楽の中で矮星になった星群が煌びやかに消えた。

 睡魔が来る。部屋は真っ暗だ。僕が書いている『映画がない世界』は本当に退屈だった。だから、コホの10代に映画はなかったってわかった。便利になって映画を見たんだ。便利さは映画の中にある。堕ちた。堕ちた。気づけば、何の動画を見ていたのかわからないくらい跡形もなく動画は無くなっていた。

 5 YouTubeのセカイ

 食品サンプル/food sample 不細工小細工、ちょっとしたモザイク、コヒが消えかかる。6月3日にみんな自殺してしまった。

「みんなって誰ですか?」

 それは知りません。これは小説でも文学でも音楽でも言語でも論理でも英語かぶれの文章でもない。哲学でもない。意味を限りなくゼロに近くした実験小説だ。

 本当に消えた。煙草が消えた。キエタきえた、消えた。文字を漢字に変換すると消える。「消える」という言葉に儚さを抱くのは何故だろうか。

 6 悪い人々

 コヒはコホと会った。

 この文を書くだけに9年間の人生を費やした。コホは寝取られている。コヒには上の名前に横山という名前があった。

 ぶっ飛ばしてくれ。カートコバーン、トビベイル、とびきりの女だろ?

 バラバラー002ー

 

 「YouTuberは文学的になれないから僕はロジックを聴くよ。」

 ドリームマシーンー003ー

 玉の井で起きたことはYouTubeで聞けるよ。

 ゆっくりしていってください。太宰治の架空の友達より

 僕は36歳の芥川龍之介でございます。煙草は少々、ゆっくりと吸っております。拙い文。

 僕は十八から二十一歳までの間に起こったことは分かりやすく言えば、全部初期化しただけだ。

 iPhoneを初期化した。

 7 一所懸命にオジーオズボーン

 イヤホンを外した。耳が鈍化していたらしい。

 「はっきり言ってKOOLが好きなんだ。King Gnuは好きじゃない。」

 「はっきり言ってBTTF見るやつは遅いやつ。今、洋画見たところで意味ないよ。小さいスクリーンが好きならスマホでしこっとけよ。」

 映画館が廃墟になった。Twitterが消えた。煙のように消えた。僕の憂鬱な世界は陰鬱になった。憂鬱を抜けるとそこはショーシャンクの空だった。メンソールのガムを噛む。メンソレータムのCMはもう流れない。残念なオジーオズボーンは見ない。イギーポップとかレッドホットチリペッパーズのフリーが出た洋画は見ない。

 「映画館で洋画は流れない。」

 盲目の信者が真実を知った。「僕は無知だ。無知を知ることが無恥の脱却だ。」

 真実の口ー004ー

 ジャンポールサルトルは女は生まれてこないと言ったら、女だと思って生まれてくると言ったがそれは妻の言葉だ。ロカンタンは几帳面にセックスをしている。具合の悪い嘔吐。実存と目が眩み、ロジックが生成される。プログラムの中でアフリカンアメリカンは拳銃を持って革命を起こした。

 トークハイになったコヒは笑われてしまった。後輩は馬鹿にした口調で文字の中で踊っている。何も中身はない馬鹿大学の文化祭みたいだ。もう見る影もない。すぐに消え去った。

 消えた。笑い声が残っている。馬鹿にした後輩は馬鹿にされている。お前は馬鹿だろ。

 8 優しいお父さん、お母さん

 コヒはコホとセックスした。LINEはLiveになって不祥事を起こした。文学実験や文学界の中でゲーテはファウストを書いた。魂が文学の、書物の中に宿った。

 

 佳作おめでとうー005ー

 所詮、芥川龍之介賞全集を読んだだけの女は死んだんだよ。男根に狭められて最後発狂したんだよ。

 受賞した。ノーベル賞、いや、ノーベルパコパコ賞受賞。沢山の嫌味をいただきありがとうございます。イグノーベル賞で笑いをとった。

American needs humanity

Japanese needs Comedy

African needs society

Chinese needs gravity of hell in fellas

What?

Korean needs music ability

Hahaha

You need meds three pills in dirty bags

….xxxx You

 フランス語みたいな悪口を言うのは忘れた。可哀想だ。X世代はセックスをしている。Y世代はセックスを放棄した。ちゃんとセックスをするなら、金で買ってテレビに出たほうがいい。

 本は何も中身がない人間たちに偏見を与えた。名著はいつも不動の精神で堕落をすることはなく、我々を出迎えている。『嘔吐』も『罪と罰』、『ファウスト』も全部、作者は精神病理の中で悪魔と契約して神になった。世界を救ったり、人を殺したりした。

 喫煙所の小さい場所で小さい人たちが笑っている。彼らは楽しそうだ。コミュニティの中で僕らも話した。コヒは楽しそうに珈琲を呑んでいた。珈琲は酒に代わった。喫煙所は豪邸に変わった。豪邸には310人の奴隷がいる。奴隷たちは皆、四角いマシーンで顔を丸くする。丸い顔たちが歳をとっていく。世代が近づいて僕らは気怠くなった。この文のせいかもな。

 酷いと嘆く編集部ー006ー

煙草に煤を落とした。堕落した女たちは男のペニスを切った。ペニスを焼いてTwitterに載せた。去勢された男たちが喜んで男根があると思って言葉を女たちにかける。男根のない男たちが風俗の話をネットで見ている。ソーシャルメディアが面白くなっている。煙草の煙が白くなった。

 8 監獄クラブ

 気持ち悪い。男たちが監獄に閉じ込められている。バーには馬鹿が、クラブには盆踊りの田舎者がいる。楽しい学校にはモラルを知らない生徒が敷き詰められている。大好きな教科書は高卒認定をとった子供たちが舐め回すように読んでいる。国が咽び泣いている。君死にたもう事勿れ。

 落合陽一というコンピュータ学者が筆を取った。ゆっくりと2024年と書く。もう漢字はなくなった。落合陽一博士は禁煙家で愛猫家で愛コンピュータ家だ。インテリ層が落合陽一という漢字を模写している。達筆に見えて、速筆だ。灘文字のように、文字化けしている。

 二本のライターと日本人ー007ー

 つぎはぎと罪と罰。罪がある人間は罪に裁かれる。罪の中で長いドストエフスキーの時代を過ごす。長い紙と筆を持って、100メートルのコンクリートを下敷きに女性の身体を描いている。「君の文には主語がなくて美しい日本語だけどもね。」と老耄が言う。老耄になった僕は若者に崇め立てられた。ー嘘かもしれない話

 有言実行という言葉を知ってるだけ偉いね。ラッパーへ。寒い部屋で偉いね。夏休みに小説を読んで偉いね。幾つになったの?1人で歩いてアンコール浴びて、ゲバ棒片手にアポロン辞書を殴りつけた若い文学者さん。

「てめぇなんだな。」

 インターネットに残った誹謗中傷に傷つく術を知らない人たちは「いやいや、有名になってなんぼでしょ?」

 三毛猫は家であくびしている。もう何も言うことはない。東京で煙草を吸った。100万円を貰った。全部、風俗に使った。遊び尽くして30代になった。やった女は100人を超える。ーヘンテコな自慢話

 芸人に憧れたネットの人々は笑ってテーブルを倒した。女たちが股を開いた。笑いながら文を書いた。テレビが笑い始めた。2015年に戻ったみたいだ。僕は苦労したらしい。

「本当に苦労したかい?女はいなかったかい?」

 居たよ。PDRさんみたいに一頻りに女を抱いたよ。

 グチャグチャ愚痴愚痴。

 9 東京の坂本龍一

 足を踏んで喫煙所で女は首を吊った。可哀想に、アーメン。死んだ女の数を数えた。5、6人に及ぶそれは本当に奇妙な絵になった。「地球は泣いてます」

 坂本龍一のISLAND OF WOODSみたいだ。面白くないバラエティ、罰ゲームとテレビの少々のイタズラ。美少年は笑いながらX世代を見下した。

「賞レース受賞おめでとうございます」

 ありがとうございます。おめでとうございます。皮肉なやり取り。坂本龍一は音楽で呪いをつけた。呪う馬鹿には祟りはない。ノートの三行目の項目「I miss you honey」が分からなくなった。ヤニクラで頭が重くなった。嘔吐して1日を終えよう。毎晩、嘔吐して彼女らに応答しよう。ヒップホップみたいな関係ができた。ヒップホップに意識を高めた結果、ジャンポールサルトルみたいな小説ができた。

 ノートと飽きた珈琲アベックー008ー

 漫才師たちは首を吊った。ウイルスに侵された脳は病原菌になって二百枚目のI LOVE YOUを書いた。脳はロジックに侵された。プログラムされた自然言語処理の中で「僕は首を吊る。」と書いてみる。try to writeの精神が今も僕とコホを笑いに変える。評論家たちがこぞってカートコバーンの泣き顔を見たがっている。いいよ、僕は2-PACの遺体を見たからさ。今は眠りたいんだ、永遠に眠っていたい。兄弟だと思ったコホはやり取りの中で死んでしまった。コホの死を弔う。

 コホちゃんへ、いいえ、コホくんへ。コヒは元気さ。

 最低なTVショーには生花が似合う。丸を四つ書いてそこに数字を書こう。僕のレターはもう恋愛の恋文になった。あの子の話をするのはやめよう。もう馬鹿みたいだ。

「だって好きだから。」

 丸をつけよう。

 馬鹿みたいじゃんか。

 XYZABCD=0

 △ABC+△DEF=∠360°

 ニャーニャー三毛猫が泣いている。コホみたいだ。コホも鳴いている。コホと別れた。コホはゴミ箱が好きみたいだ。僕のYouTubeアカウントはまるで雑草みたいに浮世が好きな汗かきが多い。涼しい部屋で涼しげな顔でソーシャルネットワーキングシステムの中で、シャセイしている。

 ライトハイ/write highー009ー

 女たちは言わされている。編集部は悩んでいる。よかったね、文學界新人賞は取れなかったよ。哀れなパソコンの動作確認で消え去ったんだ。コホを撫でるとコヒはニャーニャー言い出す。僕はコヒに苦労を与えた。苦労を美味しそうに食べるコヒ。また、情報漏洩みたいだ。僕の頭の中が見られてしまう。ナイフを言葉に変えて脳みそを見る。美味しそうだ。食べてしまおう。そう言って脳みそを食べるコホとコヒ。

 コホは家猫になった。コヒは犬のふりをした野良猫になった。

 どうやってもあの子みたいに踊れない。セーラー服を着た老耄が四角い画面の中で踊っている。大好きだと僕が言うと字幕で大好きだと出る。なんて言えばいい?コヒ。

 コヒはトポロジー同相でコーヒーカップにもドーナツにもなる。そして、流体だから猫にもなる。

 ライトハイだ。write high

 自分が臭く思える。狭いcaféでコホを撫でている。家を出ずに、ホテルで女と2人きりになったら、コホが出てきて「まずは唇を合わせて、次に服を脱がせて感応的に」と微笑んで言う。

 でも、実際のコホは普通にフォルダの写真の中で制御された普通の画像になっている。インターネットはそれが大好きらしい。

 コヒはコホとキスをした。

 コヒに横山という名前を与えてもう30時間が経った。

 コホという女の子が好きになったんだ。

 恋愛の中で男根主義たちは次第に異性がなくなる。「人権を重んじよう。」

 気づけば、コホもコヒもspeaking writing reading listeningもよくなってギターとかピアノの音を聞くようになった。聴衆も読み手も見ないで、聞かないで。六次の隔たりを意識して。音楽記号αを使用。

 コホが珈琲を啜ると高校生たちがこぞって聖夜に面白いことをしだす。コヒは泣いた振りで何食わぬ顔でコメントした。

I miss you honey

 9 監禁ノイローゼ

 アメリカで大麻が流行った。rumor小説の『カートコバーンクラブ』が書き始められたらしい。噂が自然言語処理の中で虚しく回った。みんな、pythonで生きている。pythonのプログラミング言語制御の中で生きている。二十歳にそれを悟った青年はコホに会った。

「僕はスメルズ・ライクを弾く。チェックメイト。」

 昔のフォルダーにはチェス盤とチェスの駒、今のフォルダにはコホとコヒ、そしてショーシャンクの空にが描かれてある絵があった。

 木っ端微塵になって消えたんだ。初期化。正気か?

 ヒップホップは男根主義の中で性器を勃起させた。女性器にも似た筆箱は横に置かれてある。眼鏡をかけた黄色人種は日本人とか中国人とか呼ばれて差別を無くした。人種も無くなった人々は平和に太平天国で暮らした。そこは差別も何もないワンダーランド、ゴーグルを嵌めればいける、新しいインターネットのセカイだった。ー「セカイ」と「世界」ー

 正午になり、僕は小学生の被害に遭った。小学生が僕の小説を読んで人を殺したらしい。佐世保市のある小学校で鉛筆を突き立てた少女は僕のサイトを見て笑っていた。

「そんなサイトはない」

 コヒとコホはラブラブになった。

 天使と悪魔が愛し合う世界。小指を落とした集落の村人たちがカラオケでマイクのコンポーザーを弄っている。難癖をつけようかな。

 イケメンたちが加工している。美青年がInstagramで笑い始めた。ー「トメヨウ」ー

 第二章 メグの生い立ち

 恵まれて生まれた女の子。博多の可愛い女の子。テレビでレイプされてしまったらしい。コヒもコホも死んでしまった。文の中で何度も蘇る。

 失格してしまったらしい。『ツェルニーの練習曲』は煙草で消えてしまった。チェスは楽しみながらする。トイレでキモいことをするDJやMCは葉っぱを吸って人を殴り続ける。

「また連動なの?」と芸人が叫んでいる。

 賞レースの中で馬鹿たちがテレビを慰めている。テレビに出たコホはにやけている。X世代の苦労はテレビで消えていった。時代はX世代に席を譲らない。Z世代は新しいが、達観していることもない。席を立つ女はバッグに一頻りの偏見を入れて、そのままコヒの元へ歩き出した。

 空っぽ/karappo

 ジッポから火が出る。「僕は悪魔だもん」とコホ。疲れて超自我に戻る。居間には黒い花が手向けられている。

 彼岸花が咲いた悲願哉

 ちょっとした洒落にお洒落を文でする。女の子が寄ってくる。「メグまれている人々になんて言えばいい?」

 メグは1998年に生まれた。本当は99年だけど、メグはコホと小さい頃遊んだ。コヒとは高校時代に遊んだ。大学受験は二度目に煙草を覚えたコホにキスをした。

 メグは博多の音楽で育った。Hakata tuneのオンボロの僕の曲が鳴り響いていた頃、コホは笑って、コヒは床に寝てマスタープランを始めた頃、株価が一気に上がった。

 YouTubeみたいに僕らは元気になった。結局は楽して稼ぎたいだけだ。

「この小説が落選してよかったですね。」とメグ。恵まれた世代が愛想良く言う。

 メグはこの小説の端端を読むと音楽を聴いてタコができた耳をさすって「まあ、コホとのキスは言わないでください。お手紙を書いて、バターを塗って食べちゃったから。」と一言

 バターをスマートフォンに塗りたくって食べた。そんなに美味しくない。三島由紀夫になった気分だ。皆んな三島由紀夫と太宰治が好き。ドンドンと文字を書ける人が増えてきた。コヒが笑って言う。

 コホとメグは手を繋いで1万字の海に消えようとしている。悩みも全部コホに渡した。約束の日々は白い煙で満たされた。動画の断片に残る苦悩はテレビの洗脳だったかもしれない。テレビの付属品だったスマートフォンが全くと言っていいほど、付属品じゃなくなった時に、付属品のような人々が動画の中で丸い顔をして言う。「僕たちはチキンを食べてるんだ!」って。

 だから、メグはカリフォルニアを出て日本に来た。「日本には何かあるかもしれない。治安もいいし、カリフォルニアと違って日本人は温かい。カリフォルニアよりも日本語にはアニメもテレビもあるし、皆んな内気で優しい人ばかり。」

 実際は違うよとコホはメグに。コホのくしゃみをしてティッシュをかんだ。二重のサブプライムローンから逃げたメグを待ち受けたのは大麻も主格もないコヒと大好きなイマジナリーフレンドのようなコホだった。

 コホとの日々は本当に甘くて、メグの気持ちを昂らせる。「日本語は面白い。日本語は楽しい。プログラム?知らないわ。」

 美しい日本語の文と辿々しい発音と精神は日本に忠誠だった。僕ら日本人はメグにお膳立ててして差別してしまったらしい。日本人はもうメグに取り替わればいい。僕は考えするよ、メグの国みたいに。

 だって、日本語を僕やメグの美しく話す人を重んじないと日本人はもういないよとコホ。僕はコホになった。

 コホはイチャイチャしながらメグと結ばれた。そこにはなんとも言えない甘酸っぱい太平天国があったのでした。おしまい。

 コヒはひねくれて日本人女性に暴言を与えた。「ドラゴンになるぞ。俺はドラゴンになるぞ。関東のドラゴンだ。」

 口黙った人々はやっと、分かったように皆んな、コホとメグを寵愛し始めた。テレビの中でランデブーを始める。始めると言っても、コホとメグの結婚は最初からうまくいくようなものじゃなかった。

 筋書き通りにコホはメグのことを歌い始める。

 メグは一輪の桜になった。イヤホンを外すとそこには悪魔がいた。

「あんたらの思うようなCivilizationはもうないから。」

「僕らのクラブって毎日人くるし、インカレのやつの誘ってるし、あいつもくるんでしょ?」

 気怠くヤニクラを抑えると静かな世界でまた、コヒは引きこもった。こんなやつに音楽も文学の評論される筋合いはないとユリが言う。金髪の馬鹿面女だ。居場所があれば、なんだってできるよ。僕らはコヒとコホの詩にいるんだもん。悪党の歌をデュラン効果を使って思い浮かべる。いい歌だ。

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