Outer Wildsが気に入った人に読んで欲しいSF小説

今回はちょっと趣向を変えて、Outer Wildsを好きな人は逆にどんなSFが好きなのか、どんなSFを気に入ってもらえるのか、という形で書いていきたいと思います。

遥か昔に滅んだ超科学技術を持った文明にロマンを感じる人に

これはもう「星を継ぐもの」ジェイムズ・P・ホーガンしかないでしょう。
読んだことない人は是非読んでほしい。
人類は月面で赤い宇宙服をまとった人間の死体を見つけるのですが、それは五万年前の死体だった…。当然五万年前には人類に宇宙に行けるテクノロジーはない、ではその死体はどこから来たのか?どこから月面にたどり着いたのか?というところから始まるストーリーです。
ジャンルとしてはSFなんですけど、謎解き的な面白さもあって…。
ダンチェッカー博士萌えですよ!w
Outer Wildsでいうとノマイの文明を継いだ主人公たちにぐっとくる方にオススメできる作品です。

異星人とのディスコミュニケーションに心惹かれる人に

「幼年期の終わり」アーサー・C・クラーク
刊行から60年以上たっているにも関わらず、今読んでもめちゃめちゃ面白いド名作。終盤のどんでん返しに、ああー!SFーーーー!て感じがあります。

「異星人の郷」マイクル・フリン(上)(下)
中世の辺鄙な村に、悪魔のイメージを具現化したような異星人が着陸したらどうなる?というお話。ご想像の通り、心温まる展開もあり、グロテスクな迫害の話もあり、どう転んでも楽しいので、いわゆるSF好きな人以外も面白く読めるんじゃないかと思います。

人類の遥かな旅路に心躍る人に

天冥の標
現代に近い近未来、未知の疫病の感染が拡大する、というところから始まり(勿論コロナ流行以前の作品です)、それ以降数千年の規模で地球の星系を飛び出して広がり続ける人類の変遷を描き出した作品です。
もうなんか人類すげえなとかそういう感想になってしまうという…。
長いですが、現代の人類から何千年もの遥かな時を経た後ここにたどり着いたんだなあ、という、歴史書を読むような感動があります。

正直この項は射程範囲が広すぎて、村上春樹とかまで含んでいい気がするので選定しきれず…。なにか良い作品があればむしろ是非教えていただきたいです。絶対買うんで!!

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