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夢とイギリス #1

日本を離れるのが10代の頃の私の夢だった。念願叶ってイギリスへの正規留学を果たした私は、気が付けばまた岐路に立っている。今22歳の私は、今度は日本で小説家になりたい、と大切な恋人と友人達をイギリスで得ながらもそう思ってしまった。 今日から、「夢とイギリス」と題してとことん自分と向き合ってみようと思う。先ずは私にとって日本と、イギリスってそれぞれどんな場所なのか。 私にとって日本は、挫折と中退と鬱が、記憶というよりかは概念のようにいつまでも居座り続ける場所である。「記憶とい

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