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和声課題を実施してみよう5

前回、和声学には、「禁則」という、やってはいけないルールがあることを紹介しました。他にはどんな禁則があるのか、というと、連続8度、連続5度、連続1度という禁則もあります。

始めの小節と、2小節目は、連続8度と連続5度という、禁則があります。ソプラノとバスが、同じ音でユニゾンしています。ソプラノもド→レ、バスもド→レです。2小節目だと、ソプラノがファ→ソ、バスもファ→ソになっています。これは連続8度です。2つのパート間において、和音の中にオクターブ(1オクターブでも2オクターブでも)がある時、次の和音では、その2つのパート間ではオクターブ(1オクターブでも2オクターブでも)にしてはいけないのです。連続5度も同じく禁則なので、バスがドで、テノールが、ソの時、つまりドとソで完全5度(複音程も)を作っている時、バスがレ、テノールがラに行って、完全5度を作ってはいけないのです。2つのパート間において和音の中に完全5度、(複音程でも)がある時、次の和音では、その2つのパート間では完全5度(複音程も)を形成してはいけないのです。
3小節目は、連続1度の例です。禁則です。4小節目も、禁則です。
オクターブ、複音程、完全5度等、難しい単語を文章に使ってしまいましたが、調べてみて下さい。

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