見出し画像

和声課題を実施してみよう4

前回の続きなのですが、3番目の問題も、開離配置で、出来そうなのですが、‥

和声の規則で、並達1度という規則があります。並達とは、2つのパートが並行(平行)して完全1度になることで、赤で四角く、×になっている所です。テノールもファから次の音に上向きにソの音、バスもレから次の音に上向きにソの音になって、同音になっています。それが、規則では、基本、禁止なのです。同音になるのは、良いのですが、並行するのが、基本いけないのです。
でも、‥

4番目の問題にも、並達1度があります。これは、禁止の例外で、OKなのです。
和音が、Ⅴ(5)度の和音から、Ⅰ(1)度の和音に行っているからOKなのです。
テノールが短2度上がり、バスが完全4度上がるⅤ度の和音からⅠ度の和音の連結は、テノールとバスが並達1度でも和声の規則の禁則ではないのです。
・Ⅴ度の和音とは
音階の5番目の音を根音(ルート音)とした、三和音。ハ長調ならドレミファソの、ソが5番目なので、下からソシレの和音。
・Ⅰ度の和音とは
音階の1番目の音を根音(ルート音)とした、三和音。ハ長調ならドが1番目なので、下からドミソの和音。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?