利用シーンは何か? ボウリングがいつまでも生き残る理由

東京や大阪などの都会はともかく、飲み会などの後、2次会でも行こうか?という流れになった際の選択肢は意外と少ない。特に6人とか10人とかの大きめのグループになったときはなおさらだ。
居酒屋で飲み直すか、カラオケか。

ボウリングが根強くアミューズメントとしての地位を確保しているのも、そんなシチュエーションにおける貴重な選択肢だからではないだろうか。

単体として見てみれば、時代遅れのコンテンツであっても、利用するシチュエーションがなくならない限りは生き残ることができる。裏返せば、いざその瞬間になったときに想起してもらえること。顧客の頭の中にいつまでも選択肢として存在すること。
そのためにどんなサービスを作り、どんな利用提案ができるのか。

たとえばラウンドワンであれば、居酒屋で2次会をする代わりに、ボウリングをしながら飲めるようにしたりといった方法もあるだろう。店舗内にレストランを作って一次会需要を取り込んだり、フードデリバリー会社と組んで自由にフードを注文できるようにする方法もあるだろう。

ビジネスの世界は単体のコンテンツいかんだけで勝負が決まらないということがわかる、良い事例だろう。

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