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【感じる考える表現する】

みんなよりも少しだけ、感じすぎちゃう、考えすぎちゃう。

HSP・HSCとかって言われることが多くなってきたここ最近。
私の周りにもこんな子達はたくさんいて、
感じすぎて、考えすぎて、みんなよりいつも少しだけ疲れちゃうような毎日を過ごしてる。

私も小さい時、そうだったんだ。
誰も気にしていないような小さなことを何日も何日も考えていた。
勇気を出して謝ってみたら、そんなこと相手はこれっぽっちも気にしてなかった。
4年生のお泊まり学習のとき、「寝れなかったらどうしよう」ってずっとずっと不安で不安で仕方なくて、お母さんに連絡帳まで書いてもらった。

「寝れないかもしれないとすごく不安にしています。」

何個も何個もお守りを握りしめて行った。
蓋を開けてみたら楽しくて楽しくて、寝るなんて、寝たくないくらいだった。
様子を見にきた担任の先生が、話しかけてくれて、
「ん?なんのこと?あぁ、そうか、そういえば自分不安だったんだった。」
って思ったくらいだった。

そんな子ども時代を過ごしてきて
厳しい部活動やらを乗り越えて少しだけ強くなった私が、
敏感な子どもたちと仲良くなれた1日が私にとってすごく大切で、あったかくて、
忘れないようにしたいと思えたからここに書き落としておこうと思う。


森の中にあるおっきなブランコ。
「押して押してー」
「いいよもちろん!」

ブランコを押してと頼まれたので、
力一杯、これまでにないくらいの高さで押してあげた。
すごく楽しそうにしていたのでずーっと押してた。

「かおぴー、ありがとう。」
「あのさ、、」
「うーーんと、えーーと、、」
「あのー、、言ってもいい?」

「これまでのブランコの中で一番楽しかった。」

彼女の中で、この一言を言うのにすごくエネルギーが必要だったんだろうな。
美しくて綺麗な一言だった。

3分に一回くらい、「本当にありがとう」と言ってくれていた。

「疲れたら休んでね?」
「今度来たときにタンポポの花束あげるね?」

朝から晩まで一緒に遊び回った。
お昼も一緒に食べたし、食べ終わったらまたブランコをした。
いろんな話をして、たくさん笑って、、ちょっとした自分の話も教えてくれた。

そして、日が暮れる頃。
ブランコを後ろから押していた時。

「ねぇねぇ、友達になってくれる?」

伸ばされた手をすぐに握って友達になった。

そうかそうか、私もそうだったな。
自分が友達になれているのか不安で仕方ない時がたくさんあった。

敏感すぎる子。考えすぎちゃう子。感じすぎちゃう子。
私は彼らのひとつひとつの言葉が大好きだ。
優しくてふんわりと心地よい場所を求めているような彼らの心が
すっと落ち着けるような場所を創ろう。

自分もそうだったから。

きっとそれは、「私もそうでした!」なんて言わずとも
自分から溢れ出して伝わっていくものなのだと思う。

等身大。
自分の中のテーマが確実に自分の一歩になっている気がする。


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