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荒川教授 新刊「The Blue Zones 」を語る!

 well f.m.の顧問・荒川雅志 琉球大学教授が監修翻訳した、『The Blue Zones(ブルーゾーン) 2nd Edition(セカンドエディション) ――世界の100歳人(センテナリアン)に学ぶ健康と長寿9つのルール』が11月1日に発刊されました。

 荒川教授は、世界に5つあるブルーゾーンの1つである沖縄で、20年以上長寿者のライフスタイルや、健康長寿素材の研究を行い、ウェルネス研究の第一人者として活躍しています。また、原作者のダン・ビュイトナー氏が2000年に沖縄の取材に入った際に同行。彼が”ブルーゾーンのシンボル”と慕う当時104歳の女性の元を共に訪ねています。

一世紀を生き抜いた人々の健康と長寿のルールをまとめた本書には、ただ長生きでなく、「よりよく生きる」ためのヒント、ポストコロナ時代に向けての「生き方」のヒントが書かれている『The Blue Zones2nd Edition』のお話を伺いました。


▶「ブルーゾーン」とは?

“ブルーゾーン”とは、世界5大長寿地域のことで、イタリアの疫学者で医師のジャンニ・ペスがイタリアのサルディーニャ島を指して作った言葉が初出です。2000年、ジャンニ・ペスとベルギーの人口統計学者ミシェル・プーランはサルディーニャ島での人口統計学的手法による長寿研究成果を国際誌に論文を発表しました。ペスとプーランは、長寿の村々を強調する青い円を地図上に同心円状に描き、この円の内側をブルーゾーンと呼びました。その後『ナショナルジオグラフィック』誌のライターであり冒険家のダン・ビュイトナーは、統計的に世界で最も長寿の地域にこの地理的な用語を拡大し、日本の沖縄、米国カリフォルニア州のロマ・リンダ、コスタリカのニコヤとギリシャのイカリア島を加えてブルーゾーンと発表しました。ナショナルジオグラフィック誌2005年11月号にThe Secrets of Living Longer”(長寿の秘密)という特集が組まれ、その表紙を飾ったのは沖縄県那覇市の波の上ビーチで逆立ちをする男性長寿者で、世界中にインパクトを与えました。2008年、『The Blue Zones~世界の百歳人(センテナリアン)に学ぶ長寿の9つのルール~』(ダン・ビュイトナー著)が全米ビジネス書でベストセラーとなり、ブルーゾーンは世界中に知られるようになりました。

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