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well f.m. 設立について~ファウンダーが語る新組織への想い ③ 

「古くて新しい、古民ピングで西湖満喫ワーケーションの推進事業」の採択がきっかけとなり、全国のワーケーション活動を並行で調査するようになったのが、2021年1月からです。

西湖ワーケーション協議会 SUP体験事例


 内閣府・観光庁・環境省などの中央省庁のワーケーション支援策が全国にいきわたり、様々な展開がはじっまてきました。令和3年度に入り、21年4月からもワーケーション支援策が増発され、全国では各地にワーケーション施設ができていきました。

受け入れ側は、従来の観光での利用を主目的とした宿泊施設の延長線上ではなく、ワーケーションとしての長期滞在に適した新しいコンセプトでのコワーキングやコリビング、サブスクリプション型の料金体系など、「発想のリノベーション」が必要となってきます。

通常の観光旅行よりも長期滞在となるワーケーションでは、1つ1つの施設単位ではなく、地域全体としてのワーケーター受け入れの魅力づくりが極めて重要となり、例えば、地域の食材を使った気楽な定食屋さん、美味しいコーヒーと焼き立てのパンが食べられるカフェ、地元の人と各地から集まってくるワーケーターの人たちが心地良い距離感で気楽に飲みながらいつでもコミュニケーションがとれる素敵な「場」などの提供です。

乗鞍高原・ゲストハウス雷鳥の事例

 withコロナ時代には、ワーケーションは、いわゆるフリーランスやデジタルノマド的な働き方ができる「イノベーター」「アーリーアダプター」層を中心にしたものから、今後一気にその裾野が広がると予測され、国内マーケットが拡がっていく中で、ワーケーションエリアとして居心地がよく魅力的な人が集まる地域として付加価値を高めていくことで、将来インバウンド客が戻ってきたときに外国人ワーケーターやグローバルデジタルノマドに人気の受入れ地域となる可能性に、大きな期待が寄せられることがわかってきました。

 北海道、ニセコ・倶知安では、コロナ禍がピークに入った2020年のGW段階から、デジタルノマド層が高級貸別荘にグループで2週間程度の長期型ワーケーションで滞在している事実を倶知安観光協会様へのインタビューで知ります。高級貸別荘のゾーンでは、コロナ禍でも売上が伸びていっているという驚愕の事実です。


◎well f.m. 創業者 雨降 地固男 

(善井 靖/事業企画プロデューサー・内閣府 地域活性化伝道師)



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