【ガチ感想】映画「湯道」まさかの深い映画!橋本環奈史上No1カワイイ。小日向文世史上最も泣けた。
まさかまさかの映画「湯道(ゆどう)」
なにがまさか、かというと、
これだけ映画をみていると毎回CMが出てくるが
これは観ないな~と思っていた映画なんだけれど
あれだけCMを観て、観てしまった自分がいる。
さらに、まさかの
大泣きで深い映画だった。
ネタバレなしの範囲で言うと
すげー「笑い」と「ドタバタ」で来るかと思っていたら
笑いよりも「深い」方に驚いた。
ドタバタシーンもほとんどない。
橋本環奈さんが濃いキャラや顔芸を出さないのが珍しく、
健気に映るのでハッキリ言って一番可愛かった。
序盤に着替えシーンをバッタリ見られるんだけれど、
そこに変な色気がなくてそれが、めちゃめちゃ好感が持てる。
たぶんこう来るだろう、という
人情の話が羅列されていくが、
後半に一気におもしろくなる。
深い、というのは「湯道」が架空の「道」なのだけれど、
思想が突き詰められていて、
小山薫堂(こやまくんどう)さんのライフワークのお風呂好きが反映されている。
最近、映画をみまくっているせいか
柄本明さんが出てきたときに
ヘンテコな恰好しているので
どんな演技をするかワクワクで「待ってました!!」と
心の中で叫んでいる自分がいました(;'∀')
さっと、ゲスト俳優を予習していくとより楽しめる。
(こういう部分はHPでもプロフィールなど見られるが書き方に業界の気の使い方があってまだ不自由。もうちょい親切に設計するのが現代の消費のしかただろう。それでもすごくマシ)
現代ではもう
~~でお馴染み、というフレーズは通用しない。それだけ
コンテンツが溢れすぎて縦割りに分断されているからだ。
お笑いのネタである部分があるので
あまりネタばれしない方が良いが、しちゃってる部分で言うと
泡だらけになる
厚切りジェイソンさんの渾身のボケは予告でやりすぎて死んでいる(;^_^A
あれ予告で「ボケのオチとツッコミ」
まで流れてて本編で「振り」を観ることになる。
なので振りの瞬間に、あぁ、となってしまうのがもったいない。
とにかくエンディングにまで驚きの演出があって、
楽しくみれる・・・・
「泣き」と「深い」の部分ではそうとういい感じ。
小さな男として小日向文世さんが
マインドコントロールされているように湯道にハマっていく感じの
哀愁が素晴らしい。
まさか予告のあのシーンは超泣けるシーンだとは・・・
以下、少しずつネタバレあり
ーーーーーーーーー
湯道というのは本質を「自然」に置き
日本人の美を表す。
自然に感謝し、幸せを求めず、それを見つける道なのだ。
そして
中盤で「湯道」とは
「幸せを見つけるのは、あなただ!、、、つまり YOU DO!!」
というダジャレが実に良い。
おおお、なるほど、という感じ。
ステレオタイプのような人情が描かれる部分があるが
その
人情こそが後半で、大切なものだと気づかされる。
ステレオタイプな人情とは
実は憧れであり
そんなものを一番失いたくなかったのだ。
本編で
時代の流れで銭湯の経営を危ぶみ
変わってくことは解決しない。
残すことは大事だが、
どう残すか。
この映画は、
湯道(自分で幸せを見つける)であり大衆の味方だが
結局
「禅」のように
「まやかし」だとも語られる。
人がどう思おうが自由である、
それが「本質」であるらしい。
結局のところ「YOU DO」なのだ。
いやー、深いのとエンドロールで流れる
演者のお風呂ショットが愛くるしくて実に良いのだ。
一番おもろいと思ったネタは
お風呂に入り
お湯が溢れる直前まで身体を沈める技のことを
「ふち止め」というらしいw
感想動画はお待ちください。絶賛映画熱弁してます
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?