えげつない日本のMicrosoftの料金体系
韓国で契約していたMicrosoft 365 Familyの契約更新の時期がやってきた。昨年度は韓国で使っていたクレジットカードがまだ生きていたのだが、そのカードの有効期限が切れ、新規に更新する必要性もない。日本で生きていくと決めたなら、日本のクレカで契約するのが妥当であろう。
が!
とんでもないことが発覚した。
日本には、Microsoft 365 Familyというプランがそもそも
存 在 し て い な い。
は?
はい?
韓国で契約していたサブスクリプションに、日本のクレカを登録しようとすると、国を変更しろと言われ、国を変更して決済しようとしたらエラー発生で、サポートセンターにチャットで問い合わせ。
日本には、そういうプランはないので、個人個人でパーソナル契約をしないといけないということが分かった。
いや、ちょっと待ってよ。しかも、おかしいよね、その日本の価格設定。
一人一年間で、12,984円?
念のために詳細を書いておきましょう。
韓国の、Microsoft 365 Familyのサブスクリプション契約について。
これが破格オブ破格。目の玉飛び出そうな高待遇なのである。
最大5アカウントまで招待できて、それぞれに1TBのOneDriveつき。かつ各アカウントごとに5台までのPC、タブレット、スマホでOffice利用可。
5人がそれぞれMicrosoft Officeをフルで使い、しかも
₩119,000(2020年12月13日現在、約11,336円)
この価格差がいくらになるか計算してみたよ。
うちの場合、12,984円×5人=64,920円だ。
64,920円-11,336円=53,584円
つまり、契約を韓国から日本に変更するだけで、我が家では出費が5万円以上増えたことになる。とは言っても子供たちは社会人なので、彼らが個々人で支払うことになったので、私の支払い額は、カナメと二人でざっくり2倍になっただけなんだけど。それでも悔しいよね。
今のこの状況でなければ、すぐにでもソウルに飛んで、クレカ付きのATMカードの更新をして、サムギョプサルとかカムジャタンをがっついてから、調味料とラーメンを大量にスーツケースに詰めて帰ってきたのに。もう延々と知らぬ顔で韓国のサブスクリプションを継続したのにーっ。
ちなみに、韓国では、ハンソフトというオフィスソフトが実質デファクトスタンダードになっているので、そのための価格設定なんじゃないかと仮説を立てた。韓国でファイルをやりとりすると、hwpという拡張子のついたファイルを送られてくることが普通だ。viewer(無料)をダウンロードすれば表示や印刷はできる。でもやり取りをするなら、このソフトを使わなければならない。が、韓国でPCを購入すると、たいていこのソフトを無料で入れてくれるので、使えてしまう。その度に「それって合法?大丈夫?」と心の中でツッコむのだが。電気街のお兄ちゃん、実はなんでもやってくれる。すごいわーすごいわー。
韓国ではインクジェットプリンターも改造してもらったよ。外付けのインクタンク搭載してもらうやつ。国際引っ越しの時は大変だったけど(一度インクタンクを外して、穴を塞ぎ、ビニール袋とタオルでぐるぐる巻きにしてスーツケースで運んだよ。本体は航空便で送ったけどね。
さて。
「ハンソフトにしてやられているマイクロソフトが、韓国でやけっぱちの価格設定」仮説をさっくりと否定するものを見つけてしまったのだ。
マイクロソフトのお膝元、米国のサブスクリプションの価格をチェック。
6ユーザーが使えて、年額79.99ドルだよーっ!!!
日本のマイクロソフト、鬼畜やーん!!!
3000円くらいのキャッシュバックでも、ビクともしないがなっ!!!
日本マイクロソフトっていつもやらかすよね。SurfaceGOが発売されたときも、Officeを強引にバンドルしていたよね。それが嫌すぎて、私なんぞ韓国から台湾にまで買いに行っちゃったよん(韓国はサムスンのお膝元であるので、マイクロソフトなんか息してないがな)。しかもショップ開店セール期間中なのを確認して、免税処理して買ってきたから激安だったのよ。英語キーボードがなくて、繁体字キーボードになったけど、キーボードなんてどこのでもいいもんね。キーボード見て打鍵するわけじゃないしさー。
少なくとも、米国と同じレベルになりませんかね。米国と日本の物価から考えても、おかしいよね。
ちなみに子供たちは、基本的にはGoogle Docs/Driveを使っている。仕事上で必要なので課金はするけど、本音はいらないという感じ。ほんまにえげつない料金設定なので、日本人はもっと大きな声を上げていいと思うで。
デジタルサービス課金係数が上がりまくっている.........orz
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?