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ようやく解決。我が家のシーリングファン問題

 リノベをする際に、天井の軽天を撤去することが決まった日から、シーリングファンを設置することは、私の中では決定事項であった。

かなめ「え、オレ嫌い。目がぐるぐるするやん。」

いやいや、過去に住んだ家の中にそれが設置されている物件はいくつもあったのだが。目が回るなんて言ってなかったし。

とにかくそれだけはやめてくれと強硬に拒否られてしまったので、我が家にはシーリングファンがなかった。

夏のエアコンの冷気は下に落ちるけれど、冬の暖かい空気は天井付近に溜まるなんていう基本的なことを何度も彼には伝えていたけれど、それはサーキュレーターで解決すると言って聞かない。

ということで、我が家にはサーキュレーターが3個ある。小さい家なのに。3個ともアイリスオーヤマよん。

日々自宅のKAIZENに勤しむ彼は、リノベ後丸3年に渡ってDIYで棚を設置したり、ドアの防寒に乗り出したり、あちこちに温度湿度計を設置してはデータを蓄積してきた。

ハブミニと、

この温度計がたくさん。

これも2個ある。どんだけ…………

ようやく今冬になって、あちこちに設置していた温度湿度計の位置を変えた。場所による温度の違いは把握できたのだろう。今回は、天井近くと床近く、冷蔵庫の高さの3点をモニターし始めた。

私「ああああ、そっかー。彼にはこうやって上中下の位置の温度を数字で見せるべきだったわ。」

と内心思ったのだが、彼の実験を邪魔することなく見守った。

結果は明確、というか露骨。

天井近くと床近くの気温差がなんと5℃!!!!

サーキュレーターをつけた状態でこれってことは、サーキュレーターにも限界があるってことよね。個人的には、サーキュレーターの設置場所にも、もうひと工夫あり得るだろうなとは思ったのよねえ。天井近くに棚をつくって、そこに設置するという手もあるなと。

カナメ「カラックス(IKEAのボックス式収納棚の二段重ねで、高さは天井に近いところまである)の上において、(サーキュレーターを)下に向けてみたけど、うまいこといかへんかってん。アレは下置きで天井に向けて風を送るというので正解。でもそれじゃなかった。」

カナメくん的に納得したなら、もういいよ。

ちなみに冷蔵庫の高さと床の近くの温度差が3度だった。RC建築のビルで二重窓を設置していてもよ。

かなめ「オレが間違ってたわ。シーリングファン買うわ。でもここにはエアコンとライティングレールがあるから、キッチンに設置する。」

カナメくん、こういう場面ではめちゃくちゃ素直である。

私「まぁそれでもいいんだけど、とりあえずライティングレールにつけられるようなちっちゃいの設置して効果を確認してみたらいいんじゃない?いきなりデカいのつけなくても。」

リビングの天井には、ど真ん中にライティングレールを吊るしているので、意外と設置場所が限られてしまう。室内の空気を循環させる最適解のロケーションを自由に選べるわけではないのだ。だからど真ん中に鎮座しているライティングレールにつけてみるのはどうかなと思ったのだ。

こういうのね。

カナメ「そんなの二度手間。最初からちゃんとしたもの(天井吊りの大型のもの)をつけておいた方が。」

彼がイメージしているのは、こういうのね。

言いたくないけどさー、リノベの最初の段階で設計に入れておくべきだったよね。そもそもライティングレールの位置を、それに干渉しないところに設置できたわけで。ふぅ。

…….ということで、とりあえずライティングレールに小さなシーリングファンをつけてみて、その効果を見てみることにした。

購入したのは、これ。ダクトレールファンという。ライティングレールはダクトレールとも言う。そこにサクッとつけるだけの商品。

商品の箱が小さ過ぎてめちゃくちゃ焦る…..

小っさ………..。左にあるのは、私のiPhone SE。こんなおもちゃみたいなので、どうするんだっていう感じ。

設置も簡単すぎる。

こんな簡単で軽いつくりで、効果があるのか不安になるレベルである。

ライティングレールに設置してみた

が!

効果はびっくりするほど明確に現れた。

天井近くの温度計と床近くの温度計との間には5度、中間地点と床との間は3度の差があったのだが、二時間後にはすべてが同じ温度に!!!!!

カナメ「もっと大きなファンならすぐに効果が現れるのかもしれないけれど、時間が経ったら同じ温度になったんだよね。びっくりするほどの効果やん。」

大興奮である。

その後、同じものを追加で二個購入した。同じ空間の別のライティングレールと、末っ子バクが住み着いているジムフロアにも設置した。

ちなみに、一度同じ温度になったら、ファンをつけている間は室内の高中低エリアの温度はずっと同じである。

カナメ「今まで、(実際の生活範囲である床に近いエリアの)体感温度で暖かいと感じるためにエアコンの温度を高めに設定していたんだけど、温度差がないということは、エアコンの設定温度を3度下げられるってことやん。エアコンの温度って一度下げるだけで電気代がかなり節約できたはずやで。」

まさに。

ということで、意外なところでシーリングファン問題が解決して、その効果を実感した今冬であった。

このタイプのシーリングファンは、照明と切り離してON・OFFができないのが難点である。ライティングレール全体のスイッチに依存してしまう。電球側をリモコン対応の電球に変えれば切り離せないこともないが、面倒なのでやってはいない。当面はこれでいいかなという感じである。

ライティングレールがあるお家であれば、数千円~一万円弱ですぐに試せるので是非。


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