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家電量販店の定点観測:コイズミのグリルパンにツボる

 長年、ホットプレートにはお世話になってきた。

ホットクックやヘルシオオーブン、電気圧力鍋なども持たず、それでも食事の用意がなんとかなっていたのは、深底の巨大ホットプレートと、中華鍋スタイルの電気フライパン(Electric Wok)があったからだ。ハンバーグは、一度に2.5キロほどの挽き肉を使って焼いていたので、フライパンだけでは足りず、巨大ホットプレートで焼いて煮込みハンバーグの様に味付けを開始してから、横のフライパンで焼いたハンバーグも追加投入して一緒に煮込む。

ハンバーグって焼くと縮むよね。だから最初に焼くときには、それなりの面積が必要なのよ。でも煮込む時は、それほどの面積は必要としない。わかる人はわかるけど、わからない人には一切刺さらないどうでもいい情報(汗)。

チャーハンも、プロは二人分程度しか一度に作らないのかもしれないが、そんなことをやっていたら食事ができない。電気中華鍋とリアル中華鍋の二つ体制で作っていた。ご飯一升分。パスタも一気に1キロ茹でてたなぁ......。

今はシニア二人分だから、楽すぎて「あの日に帰りたい」なんて微塵も思わない。

さて。

ホットプレートの選択肢は、日本の方が圧倒的に多いと思う。そして一人用の選択肢もあって、家電量販店で見ていても楽しい。

今回見つけたのは、この製品。めっちゃ良いのでガン見しちゃった。

製品自体は三年前に出ているもので、ホットプレートの中が二つに分かれている。

注目すべきは、熱源スイッチが左右の2個それぞれ独立していることなのだ。

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こういう風に使える。

ホットプレートを食卓でみんなで焼きながら食べるツールとして捉えると、あまり旨味を感じないかもしれないが、これを調理器具として捉えると使い方は無限大である。コンロが2個あるのと同じなのである。

例えば一人暮らしの場合、狭いキッチンで作業しながら、一個口のコンロを使うしかない。それにホットプレートやカセットコンロを導入すると、ようやく熱源が二つになる。

でね。

日本の一人暮らし用の賃貸アパートのキッチンがなっていないという話はここで書いた。

私なら、もうそのキッチンは使わずに、コンロに台を置いて封印してしまう。

炊飯器を置きたい人は、ここに据え置けばいい。そして炊飯器を置いていたスペースに、この仕切り鍋付きのホットプレートを固定して配置するのだ。

汁物と焼き物
温野菜とハンバーグ
パスタ茹でとパスタソース
焼肉と付け合わせ

そして、出来上がりに時間差が出ても、それぞれに熱源のコントロールができるので、片側だけを保温にしてもいい。

面白いのは、別売でたこ焼きプレートもあるので、左側で焼いて、でき上がったものだけを右側に移して保温することも可能なのだ。右側だけ火力を最低に設定すればいい。芸が細かいよね。

似たようなビジュアルの製品があるけれども、騙されてはダメよ。大事なのは、左右独立熱源であること。それを出しているのはコイズミしかない。

そしてなんと!すでに生産終了をしていて、市場に出ているものがなくなったら、次はもう買えないのだ。

ディスコンになるものを避けたいと思うかもしれないが、逆だ。世の中には良いものであっても、マーケットに注目されなかっただけで廃盤になったものが多々ある。

私は自分が面倒くさがり屋だからか、ガスコンロの五徳あたりの掃除をするのが嫌で仕方がない。一人暮らしなら尚更、五徳の掃除が好きな人なんていないのではないかと。だからもう最初から使わないと決め込むのも一案である。

そこにあるものを強制的に使わされる必要はなく、「使わない」という選択肢があるということにも注目である。勿体無いかどうかは、その後のその人のQOLが判断することであって、他人がどうこう言えることではない。どう使ったってその人の自由だし、使わないからもったいないということでもないし。

ということで、今回目についた商品をレポートしてみたよ。ご興味があれば今のうちに買うのが良いよ。

あえて書いておくと、これとは全く違うから!これは熱源が一つで、旨味は単なるホットプレートとしての機能しかないからねっ。コイズミのは、ネット通販で1万円くらいで買えるから探してみてね。



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