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(肉類)食品トレイ撲滅運動

 うちのエリアでは、食品トレイは可燃ゴミとして処理される。

2年くらい前までは、近所のスーパーに「洗浄済みのトレイ」の回収箱があったのだが、いつの間にかなくなってしまった。

だから、捨てるしかないのだ。

このトレイゴミを大量に捨てることが、本当に不愉快である。有料ゴミ袋に入れて捨てなければならないのだ。

なんと言うか、その微々たるコストを払いたくないというわけではなく、単に色々なリソースの無駄を感じて、嫌だなぁと思うのだ。

例えば、お刺身などをキレイに盛り付けて販売されているものを見ると、それに食品トレイは必須だろうと思う。それが無駄とは一切思わない。傷みやすいお魚も、それが袋にグチャッと入れられていれば残念に思う。その状況においてトレイ使用は必然であろうと思う。

が!

例えばある程度の大きさを持った肉類(鶏胸肉や角切り牛肉など)は、別にトレイに入れる必要がないと思うのだ。しゃぶしゃぶ肉なら必要かもしれないけれど。

コストコの肉類は大量に入っているので、それならばトレイ使用も最小限になる。鶏肉は密閉袋で売られているけれど、一般スーパーも、それでいいと思うのだが。

まめまめしく毎日スーパーに行く気のない私は、買い出しもバッチ処理である。だから肉類を買うと、こういうことになるのだ(汗)。

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これでもまだマシである。

私が肉類を買うと決めているスーパーは、ワンパックの内容量が500gから1キロである。だからトレイの数もこの程度で済んでいる。我が家から最も近いミニスーパーは一人暮らしの方が多いのか、1パックの単位が100gからで、最大量が300g程度である。必要量を買おうと思うと、その棚にあるその種類のもの(例えば豚ミンチ等)を買い占めるような状態になっちゃうので、いつも2つほど残して遠慮がちに買っている。

一時的にネット通販がいいのかと思って試してみたのだが、冷凍冷蔵便になると送料がかかったり、届いたモノを見ると近所で買った方が安くて美味しいと思うものがあったり、結果的に「近所で買える生鮮食料品は、近所で買うに限る」という結論を得た。だから近所で肉類を購入するのだ。

この食品トレイの製造コストがそれほど高いものではないということは分かる。簡単に燃えて燃えカスの容量も減ることも分かる。が、このトレイを廃棄する際に、圧縮するとはいえ、ゴミ収集車の中の容積を占めてしまう。それはダイレクトにコストである。車を走らせるのにエネルギーが必要だし、運転する人の人件費もかかる。ゴミ処理は、重量だけではなく、容量を減らせる方が、そのコストは下げられるであろう。

ゴミの容量を減らしたいと思う私にとって、あの食品トレイには色々と納得していないのであーる。

学生時代に、お魚屋さんでバイトしていたことがあったのだが、店長が捌いた魚を食品トレイに乗せて、ラップをして熱圧着させる機械を使っていたが、簡単に使えて水漏れもなく、実に使いやすかった。それは食品トレイがあったからこそ扱い易いものであったのだ。水でベチョベチョになる魚の切り身をそのままラップで包むなんて衛生上もよくないし。

笹の葉をトレイ形状に加工するコストが高くなければ、そういうのがいいのかなぁと思ったりもするのだけれど。食品トレイよりも薄くて嵩張らないものであれば、流通と廃棄のコストまで考えれば実用化可能な素材って、意外とあるんじゃないかなぁと。

とにかく、あの食品トレイに頼らないパッケージ、例えば密閉フィルムなど(vacuum seal bag) を使っていただきたいなぁと思うのだ。

とはいえ、輸入ブロック肉は密閉バッグに入っているものも見かけるので、ブロックで購入して、自宅でスライスするのが解なのかも。面倒だけど。



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