ど田舎暮らしの個人的最大トラップは浄化槽!
自転車で走っていると、カナメが妙なことを言い出した。
カナメ「このあたりはみんな、浄化槽なんだよねー。」
え?
えええええええ?
ワタクシ。生まれて2ヶ月で大阪の団地に引っ越し、高校生の時に分譲マンションにさらにお引越し。成人してからは仕事で東京と大阪に住み、結婚してからも大都市にしか住んだことはない。
今住んでいるエリアは、地方小都市だけど上下水道完備よ。もちろん。
生まれた時から今までずっと水洗トイレ。すでに私はシニア入り口。
この50年ほどの間に、下水が引かれなかった地域があったの?
というくらいの驚きがあった。
今日になって、またまた気になったので改めてカナメに聞いてみた。
彼は、Google Mapsの画面を私に見せながらこう言った。
カナメ「ここに国道があるやん。この国道から向こうっ側が浄化槽で、こっちは下水が通ってる。」
私「ひぇええええ、カナメくんってなんでも良く知ってるねー。」
カナメ「いや、(工務店の)ミズキさんが言ってたんだよね。」
なるほど。
浄化槽ネタに興味がわいたのは、この動画をチラッと見たからだ。
微生物を死滅させるようなものは、基本的に流してはいけないし、トイレットペーパーもシングル推奨という。
トイレットペーパーのシングル推奨というのは、日本以外の国ではデフォでそうかもしれない。排水パイプが細い国では、そもそも最初っから流せると思うな!(横にあるゴミ箱に捨てろ!)だったりする。
日本の下水道の設計って、うまくできてると思うよ。
パイプマンもハイターもカビ取り剤も、塩素系漂白剤は基本使えないと考えた方がいいみたい。
田舎の中には、軽井沢などの別荘地などもあるわけで。別荘地の場合は、年の大半は人が不在なんだよね。
絶対にどこかカビるよね?
カビてもカビキラー使えないし、排水パイプが詰まってもパイプマンを使えない(汗)。
もちろん、容量と頻度を守ればその限りではないらしいんだけど、その容量がどのレベルかというと、正確な基準はないみたい。要するに結果的に微生物が壊滅的被害に遭わなければいいという感じで。
そして浄化槽から染み出した水は、地下水となり自らの口に入ることになるらしい。
怖すぎて、基本使えないと私なら思っちゃう。
私自身は、義実家の片付けと掃除をする際に、塩素系漂白剤やパイプマンを使ったりしたけれど、住むようになってからは、酸素系漂白剤(オキシクリーン)を時々使うくらいで、塩素系漂白剤を使ったのはそんなに多くはない。だからずっと住んでいる人にとっては、それを避けることは難しくはないかも。
が!
多拠点生活をしている方や、別荘として使っている方にとっては、カビ対策をしていない家に住み始める時なら、カビキラーとかガンガン使っちゃいそうに思う。
個人的には、ステキな田舎暮らしのメリットを享受したいという欲求よりも、やりたくないことをやらないで済む、不便なことを一切なくした生活の方が満足度が高いと学習したので、シングルのトイレットペーパーしか使えないとか(コストコのトイレットペーパーはダブル)、汚れた時には盛大に薬品を使って洗浄できないとか、なかなか受け入れ難いのである。
田舎暮らしをしたいと思っている方で、浄化槽にまつわるあれこれをご存じない方に、ちょっと警鐘を鳴らしたいのである。
こんなはずではなかったと思う前に、住む場所を決める際には慎重に!
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