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なぜ吉野家でカフェワークしないのか

 生活圏内に牛丼店がある人が、人生の勝ち組ではないのか?

そんな命題を脳内でコネコネしつつやってきたのは吉野家の某店舗。

いつの間にかリノベされてすっかりキレイになり、ドリンクバーが登場し、テーブルにコンセントが設置されているのを見た時には、かなりの衝撃を受けた。

Cooking&Comfort、略してC&C店舗というらしい。またの名を「黒い吉野家」とも言う。

料理教室を開催するならわかるのだが、それならEating&Comfortでは?

そう思って調べてみた。

どうやらスタッフが動きやすい店舗という意味があるっぽい。企業側が従業員のことを全面に押し出すというのは、企業にとっての人材確保がいかにクリティカルな問題なのかということが分かろう。

最初にそのリノベ済み店舗に入った時に、確かに私はこう思った。

「やばっ。カフェワーク候補店、追加やな。」

私はいつどこに行っても、どこのカフェがカフェワークしやすい場所かというものをチェックしまくっている。海外に住んでいる時も、自分の行動エリア内に、使いやすいカフェのリストが脳内にいくつも蓄積されていたよ。

そのリストに「C&C吉野家」を加えたわけよ。

カルチュア・コンビニエンスなんちゃらじゃないよw

が。

その後、一度もそこでラップトップを広げたことがないのだ。

ドリンクバーが税込159円なのに!

なぜ私は、そこでカフェワークをしないのか?

という疑問をずっとずっと持ち続けていたのよね。個人的に。

テーブルの高さに違和感があるのかなとか、横でご飯を食べている雰囲気が嫌なのかなとか、いやいやスタバだって横でサンドイッチ食べている人がいるやろと思ったり。

ドリンクバーに加えて、電源コンセントもあるわけよ。そして時間によっては店内はガラガラ。ここでラップトップを取り出して1時間くらい粘ったところで、ワンオペのお姉さんに咎められるとは思えない。

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なぜだ。

なぜなんだ。

そもそも、私はそのドリンクバーさえ注文したことがない。

時々思い立ったようにライザップ牛サラダを注文する以外は、牛丼並に紅生姜と七味をたっぷり振りかけて、「オレ、学生かよ」と自分にツッコミながら食す。

そして珈琲は、近くにあるTSUTAYAで飲む。

ちなみに、店舗ごとにバリスタさんの熟練度が違うのか(汗)、このTSUTAYAのラテは意外と美味しい。家の近くのTSUTAYAライブラリー併設スタバのラテは珈琲感が消えまくっている。そんなことはどうでもいいのだが。

例えば、営業中に吉野家でランチをとっている時に、緊急で客先にメールを書かないといけないという状況なら、吉野家でラップトップを開けることはあるだろうなと考えた。でもそれが終わった後も、延々とその席で粘るかというと、次のアポの間の時間が短時間ならステイしても、小一時間ほどの時間があるならば、私ならスタバに移動する。

そこで。実際にやってみないと判断はできないと思い、タプレットを取り出そうとしたその時だった。

理由が分かってしまった。完璧な「カフェワークしないのは何故か」に対する答えが。

WiFiがない...............orz

黒い吉野家なのに、その店舗にはWiFiがないの!!!

わけが分からない。

そういえば、このエリアのマクドナルドにもWiFiがないの!

これだから田舎って○○!!!!と思う瞬間だ(違)。

本社に連絡してみようかと思ったりもしたけれど、実際問題として、吉野家でカフェワークをする気がそもそもないので、もうどうでもいい感じである。あえて寝た子を起こすまでもないので、静かにスタバに行くのみである。

それにしてもあのコンセントは、スマホの充電用でしかなかったわけだ。

カナメ「でさ、実際問題として、あそこで珈琲を飲みたい?お前はリノベしてキレイになったとか言ってたけど、オレは全然いいと思わないし。家具とか安っぽいやん。色々と。牛丼は美味いけど。」

私「清潔でいい感じだと思うんだけどなぁ。子供用のプレイエリアもあるから、小さい子供がいるママだったら来てご飯食べて、ゆっくり珈琲飲みたいかも。」

スーパーのイートインでもガッツリ集中できる私なので、いざ作業に入ったら全集中できる自信はあるんだけど、WiFiがないなら使わないなぁ。

いや、常にポケットWiFiをカバンに入れている私が、何言ってんだっていう感じではあるのだが、こういうちょっとしたところに、田舎感が出ちゃってる。

黒い吉野家に高速WiFiルーターが設置されたら、その時こそカフェワークしてみたい。

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