【勝手に商品レビュー】 e angleの「高級」コーヒーメーカー (追記あり)
みなさん、ご存知だろうか。
e angleっていう家電ブランドを!
私は、もちろん全く知らなかった。なんと言っても去年までの18年間、ずっと海外にいたので、日本の失われた二十年の間がすっぽり抜けておる。
リノベ期間に身を寄せていたところの近くに、エディオンという電気店があり、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、上新電機かヤマダ電機くらいしか知らなかった私の目には、めっちゃローカル電気店に見えた。田舎の電気店ってこういう雰囲気だよね、とかチラと思いながら。
デオデオとエイデン系(wiki読んだ)。デオデオはなんとなく聞いたことある気がする(汗)。
で、「帰国したばかりの外国かぶれな私w」が、ローカル電気店に行って見つけたブランドが、このe angleなのである。家電量販店エディオンの家電ブランドであるが、ある意味突き抜けていて超イケてる。
このブランドのコンセプトCMがこれらしい。
おい、ビューが510とか、もっとがんばれよっ!!!
もともと、誰にも見出されていないお宝を発掘すること、そしてイノベーターが大好きな私にとっては、かなりエッジの効いた商品を出していて、思わず店頭で絶叫(笑)。
e angleから出ている商品群は、こちらから。
まず最初に目をつけたのがこれ。お店で見てビックリ。
ステーションクリーナー
これが何かというと、フロアワイパー(モップ)で集めたゴミを吸い込むだけのものである!!!
この方は、自分では一切動かない。動くのは人間の方ね。人間がせっせと集めたゴミを最後にヒューンって吸い込むだけ。
これだけよっ!
これだけのマシンを作るってすごくない???
我が家にもクイックルワイパーがあるのだが、あちこちいい調子でチリや髪の毛を集めてきて........
最後の最後に、めちゃアナログな方法でごみ箱に持っていかねばならないのだ。以前はキッチンにホウキとチリトリのセットを置いていたので、最後にそれでゴミを集めて捨てていた。今は、そのままシートを広げて、なんとなくゴミをシートで包んでゴミ箱に捨て、細かく残ったチリは、掃除機で吸ったりしている。意外と手間がかかるのよね。ゴミを集めるのはサッサ、なんだけどさ。
この、一切動く気がないこの製品だが、しかし。妙にスタイリッシュ!
フローリングのワンルームに住んでいるシングルの方などには、超絶オススメなのであります。気づいた時にササっと掃除するのが苦にならなくなると思う。
で、私は買ったのか、というと買ってない........。
ダイソンのコードレス掃除機とルンバさんがいるのと、家が狭いので掃除機かけるのも数分で終わる。部屋数が少ないと一気に終わるねー(汗)。
(その後、色々と調べると「電気ちりとり」というジャンルがあることを知ったのだが、最初に見た時のインパクトが凄くて......。)
次に目を釘付けにされたのが、これ。
ヒーター付トイレ照明
リノベ中に見つけたので、本気でこれをトイレ照明にしようと思っていたのだ。意外と高いので同等の商品をネットでめちゃくちゃ探したけど、まぁ色々と考えて目的を果たすなら、これくらいのコストは払おうと決めた後に、我が家の古いトイレの照明には付けられないことが発覚......orz
つまり買ってません........。
結局、めちゃミニミニのYAMAZENのセラミックファンヒーターを買ってトイレに置いているのだけれど、もうマジでこれで十分。人感センサー付きで、すぐに温まる。天井から温めるよりも速いと思う(汗)。色はブラックをセレクト。コスパ良し。
YAMAZEN セラミックファンヒーター
次に目をつけたのがこれっ!!!
オキシモア(オゾン水生成機)
これは何かと言うと、水道水を入れると電気分解してオゾン水を作ってくれるものであーる。アロマジェル作ろうと、無水アルコールをあちこちで探しまくっていて、でもネットにもどこにもなくて、途方に暮れていた時に見つけたのよね。
いや、無水アルコール生成してくれるものではない。
ほら、今、色々と殺菌除菌アイテムがあちこち売り切れていたりして、世の中がワーワー言っている中で、私の中でも「殺菌除菌アンテナ感度」がめちゃ上がってたので、思わず目に止まっちゃったのよ。
誰にも見出されずに淡々と並んでいる平常運転のe angle商品群を見て、なぜか私の中で何かが弾けたのよね......。これ、世に出してあげた方がいいんじゃないかと。だからって私が何か書いたくらいでどうにもならないけどね。
1万円くらいするものなんだけど、買いました。えええ、買いましたよ。
ですが。ウィルスをメッタ殺しにするとか、それほどのものではない(と思う)。しかも、生成してしばらくの間しか効果を発揮しない。というか時間の経過とともにオゾン水濃度がすぐに下がる。
じゃぁ、使えそうで使えないか、というとめっちゃ使える。めちゃくちゃ使ってる。
除菌効果については正直全くわからないが、消臭効果はめちゃある。薬品を使うのと違って、その後に拭き取らないといけないわけでもなく、ミストかけっぱなしでOK。
ちなみに、最強の納豆菌に振りかけたらどうなるか!を実験した。
納豆パックに数粒のひきわり納豆が残っている状態で、オゾン水を噴射してみた。直後は「をををををを、何も臭わない。っていうかオゾン水の匂いってコレ?」という感じ。
が。
忘れた頃に戻ってきて匂ってみたら、明らかに納豆の香りが........orz
これは、オゾン水を責めるというより、納豆菌の健闘を称えるべきか.....。納豆菌には非力だったが、ゴミ箱の消臭は十分十分。
どうやらオゾン(O3)が、酸素(O2)になる段階で、Oを蹴散らして、それが匂い原子や細菌にひっついて、相手を酸化させちゃうらしい。つまり相手側を変身させる。私も酸化されたくない。老化しそうだ......
効果は分からないながらも、我が家ではかなりヘビーに使っている。外出先から戻ると、まず手を洗う。これ大事ね。そして洗面台に設置したオキシモアに水を入れて4分スイッチを押す。水分量によって2分と4分のスイッチしかない。私は大量に使うので、最大量の水を入れて4分スイッチをON。
オゾン水ができると、すぐさまそれを持って玄関に走る(もとい、歩いても数歩だ。歩いて行く)。ジャケットと帽子と靴に全力でミスト攻撃をかける。ドアの取っ手にもかける。玄関エリアにもシュッシュする。洗面所の蛇口にもかける。まだまだ水は残っているので、キッチンにもシャーッ。トイレのウォシュレットにも攻撃を仕掛ける。もったいないのであちこちにかける。
手指の握力がなくなるまで、ハンドルを引き続ける(嘘。
という風に一日で何度も使う。
これね。たぶん3000円だったら爆発的に売れちゃうと思うのよね。でも憎いよね。1万円ってなかなかの大台やん。目で見て効果を実感できるかというと難しいところがあるから、それに大枚はたけないと思う人の気持ちはよくわかる。であるので、万人にはオススメできないかもしれないが、エッジはめちゃ効いてるし、単機能だけど確実に欲しい人は欲しいと思う。
我が家には無水アルコールのストックはあるが、いざという時のために浪費はしたくない。キッチンにもトイレにも殺菌除菌スプレーは用意してあるが、強烈な匂いが残ったりする。衣類の消臭だけならファブリーズでもいいんだろうけど、あれ、めっちゃ減るよね!!!しかも私だけかも知れないが、なぜか咳き込んじゃう(汗)。
もう全部オゾン水かけとく!!
というモードになっておる。
でさ。ここからが本題なのよ。前置き長かったな.......
今日、とうとう、ずっとずっと買おうか買うまいか、やっぱりやめようか.....と悶々としていたコレを買ってしまったのである!!!
ハンドドリップコーヒーメーカー
エディオンのお兄さんのご説明ね。
ビューが50ってどんなん........orz
もっとがんばれよーっ!
ってか、めっちゃ高いねん!!!!めっちゃくちゃ高い!
あのパナソニックよりも高い。当然のことながら、ハイエンドラインを出しているシロカよりもツインバードよりも高い高い。売る気あるんか、という価格設定......
ちなみに、私はエスプレッソ派で、カナメ(夫)はハンドドリップ派である。カナメは自分で淹れるわけではなくて、KAZUMAX(珈琲)さんの動画を見て、
「うまそやなーっ!」
って唸ってるだけで、淹れるのは私。で、私が自分の手で淹れるなんて面倒なことはしないので、実家に転がっていた20年以上前の数千円で買えそうなコーヒーメーカーに、粉と水を入れてスイッチを入れる係である。飲めないことはない。濃い麦茶だと思えばなかなかだ(違)。
カナメは飲むたびに「美味くは.......ない。まぁこんなもんやろ。」と言いながら毎朝それを飲む。「美味い珈琲が飲みたい」というのが口癖だ。
時々は私だって、「この前、KAZUMAX(珈琲)さんのハンドドリップ動画見てん!!」と言いながら、彼の妙義(ハンドドリップ技)を再現してみる。蒸らすやん、「の」の字かくやん、ドーム作るやん......
まぁ美味しいわけよ。知ってる。そこまですれば。
それ、毎朝私にやれって言うわけ????
というと、それは言わない。二人で「美味しいよねぇ。香りが立つよねぇ。」と言い合う。カナメはiPadの画面を見つめながら、「エディオンのこれ、美味いかなぁ。美味かったら買ってもいいけど、Panasonicより高いんだぜ。飲んでみないとわかんないよな。出せないよな、この値段。リスキー過ぎる......」と呟く。
こういうことを数ヶ月続けて、今日、飲みに行ってきたのだ!!!
うちは田舎だから、延々とバスに乗ってエディオンに行ってみた。田舎なのに車も持ってない。もうシニアやん、私たち。世間の目が怖いんじゃなくて、今まで無事故の人生だったので、このまま無事故で終えたいだけ。運転しなきゃ達成できる。もう運転しない。
もとい、エディオンへ行く。
ちなみに、いつでも試飲ができるわけではないと思うのだが、こちとら高いコーヒーメーカーを飲まずに買えない。厚かましくとも、これは純然たる取引である。お金出せるか出せないかは、飲んでみないとわからない。店員さんに試飲をお願いする。
店員さんは嫌な顔一つせず、完璧にご対応くださった。っていうか、調理担当の方がいらっしゃらないので、スタッフのお兄さんが、色々とマニュアル読みながら淹れてくださった。豆の量も水の量もよくわからずにテキトーな感じで入れてらっしゃったけど、無事に珈琲ができて、飲めた。
香りも立っていたし、84度の温度設定が良いのか、喫茶店で飲む味が出ていた。私がめっちゃ神経使ってハンドドリップしたものと同等以上だった。私が下手すぎなのかな?
でね。大幅にディスカウントして頂いて、買いました。
価格ですが、ネットで検索して見て!最安値の価格が分かるので。エディオン通販のページじゃなくてね(汗)。要するに、その「ネット最安値」で店舗で買いました。
このコーヒーメーカーについて解説をば。何故こんなに高いかというと、
「バリスタチャンピオンである岡田章宏さんの監修!」だす。
このプロの暗黙知が、このコーヒーメーカーで再現されているはず!
岡田さん、渋いねん!!めっちゃかっこええねん!
バリスタチャンピオンって冠付いてたら、まず間違いないw
ソウルにいた時に、Paul Bassettというオーストラリアのバリスタチャンピオンさんのカフェに入り浸っていたんだけど(汗)、ここの珈琲がめっちゃくちゃ美味しい。牛乳がめちゃ美味しいので(韓国の毎日乳業:매일우유、と組んでる)、ラテがオススメなんだけど。バリスタチャンピオンが絡んでると、やっぱり美味しい。彼らも自分の名前を冠するものには、それなりの品質を安定供給してもらわないと名前に傷がつく。やっぱり真剣にならざるを得ない。
ちなみに、Paul Bassettさんも、岡田章宏さんも超イケメンである。バリスタはイケメンしかいない。何故だ。
我らがKAZUMAX(珈琲)さんが京都で岡田さん訪問されてるので、これもオススメ。
難しいことはわからないんだけど、私がこのマシンの動きを観察してみて特筆すべきところは、以下の通り。
1)コーヒーミル部分に静電気防止のための工夫がある。
2)ちゃんと蒸らし時間がある。
3)3点でお湯をドロップするのだが、それが均一ではなくプログラミングされているので、外側→中側→中心にずれながらドロップ位置が移動する。ちょうど人間がドリップする時に、まぁるく円を描きながら中心に向かって回転させるような軌道をなぞっている様である。
4)蒸らし時間はあるが、油分カットするために、最後の珈琲液を落とさないようにする機能はない。最後まで落とし切る。
5)珈琲は3杯まで。
6)湯温は、84度と90度から選べる。
7)ミルを使って豆からでも、粉からでも煎れられる
8)ミルは低速
しかし。
めっちゃ時間かかるぅうううううううう。
こんなに時間かけてもいいのかなと思うのだけど、豆を挽いている時間の動きがちょっと謎。計量カップで測って豆を入れているから、豆がなくなったらすぐにミルを自動停止させればいいと思うのだが、延々とウィーンと動いてる。心配になって豆追加しそうになったわ(汗)。(説明書の中に、アフターパーツの価格が書かれているんだけど、ミルだけで8,000円だった......。)
朝イチで珈琲飲んですぐに出勤しよう、と思う方にはイライラさせられるかも.....
スマートコンセントで対応できるかなと思ったりもしたんだけど(タイマーで電源ON)、単機能で電源入れればスタートするような家電ではなく、「スタートボタン」押さないとダメなのよね。
で、肝心の味ですが。
いつも飲んでいる豆で淹れてみたところ、これは美味しかった!!明らかに、私がハンドドリップで淹れるより圧倒的に美味しい。蒸らしやお湯の落とし方にはそれほど大差あると思わない(自認)のだけれど、お湯の温度がいいのかもしれない。
とにかく簡単。とにかく時間かかるけど、我が家はシニアの二人暮らし。時間については無問題。カナメはめちゃくちゃ満足そうだ。
ちなみに、Panasonicやシロカやツインバードの珈琲は飲んでないので、比較はできなかったのが個人的には残念だったけれど、e angleの製品は、かなり攻めていると思うので、安く買えるなら、超絶オススメです。
この値段なら悪くないね。
【2020年2月17日追記】
購入以来、毎日何度も何度も珈琲を入れて飲んでいるのだが、やはりかなり美味しい。
自分でハンドドリップしたのと同等以上などとキーボードが滑ってタイプしてしまったが、もとい。私が淹れるのとは全くレベルが違う。っていうか、コストコで買った高速グラインダーで一気に大量粉砕させた粉を冷凍庫にぶち込んで保管していて、それで淹れた珈琲と同じであるはずもないか......。
私は作業しながら珈琲をぼんやり飲むので、常に半分量くらいはかなり冷め切った状態で飲むことになる。温めておくと水分が飛んで「スタバの今日のコーヒー(煮詰まっていてまずい)」になってしまうので、冷めたまま飲む。そして、このコーヒーメーカーで淹れた珈琲は、冷めてもびっくりするほど美味しい!!
珈琲を淹れるという意味では単機能なんだけど、豆の挽き方が3段階から選べる。細かい、中、粗いの3段階を、スイッチ一つで切り替えられる。そして湯温が90度と84度で選べる。
これを変えるだけで、ビックリするくらい味が変わる!
豆の挽き方と温度を変えるだけで、同じ豆から6バージョンの味を引き出せる。
どうやら、この低速ミルがいい仕事をしているような気がしてならない。
確かに時間はかかるのよね。毎回2杯分を淹れるのだが、ミル作業に5分、ドリップ作業に5分かかる。確かに10分は長い。が、冷凍庫から豆を取り出し、付属の軽量カップで計り、水を2杯分セットすれば.....
確実に美味い珈琲が飲める!
とにかく良い豆さえ確保しておけば、確実に美味い珈琲がいつでも飲める。そして私自身にスキルは不要!!!
ということで、堀口珈琲さんで豆をたくさんオーダーしちゃったわん。
まだ堀口珈琲さんの豆を試してみたことがない方!
これが超絶オススメ。一回しかオーダーできない「お試しセット」。
ということで、e angle コーヒーメーカーを複数回使ってみてのレビュー追記でした。
【2020年2月20日追記】
カナメが引き続きコーヒーメーカーをあれこれと物色していたところ、大変なことに気づいた!!!!
ツインバードの高級コーヒーメーカーとスイッチが全く同じ........。
色々と調べてみると、仕様もほぼ一緒。筐体デザインが少し違うだけ。
ということで、ツインバードにOEMとして作ってもらったものなのかなとガッテン。バリスタさんの監修ってどこに絡んでるのかわかんない(汗)。ということは、ツインバードの方を買えばよかったのかなと思ったのよね。デザイン的にはツインバードの四角っぽい方が好みなので。
ただし!
ツインバードのネット最安値、よりも安く買いました!!!
そして。
間違いなく美味しい。めっちゃくちゃ美味しい。故に、たぶんツインバード買っても間違いないかと。
飲んでないけど、たぶん味も一緒だと思うので、ツインバードも一緒に推しときますw
こちらもご参考に。
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