電気圧力鍋ーシロカさんのライバルは、アイリスオーヤマだと思う

 自転車転がして、時々家電量販店に行く。

 そこで定点観測するのだ。私のアンテナにひっかかるものはないかと、おばさんが目をギラギラさせてチェックする。といっても、オーディオビジュアル系には関心がないので、どうしてもキッチンツールあたりをグルグルしてしまう。

 すでに炊飯器食洗機に対する興味を完全に失っている(炊飯器はもう5年位使ってないし、食洗機は壊れるまで関心なし)。高額過ぎるものについてはパンフレットにチラと目を通し、「その機能に、そのコストは払えない」などと失礼なことを脳内でツッコむ。

 そこで今回、私の目を掴んでしまったのが、アイリスオーヤマの電気圧力鍋である。買っていないけど。ってか電気圧力鍋を2つ持ちたいと思うほど、メニュー数を多くしたい欲求は私にはないからだ。

 さて。

大家族ではない、かつキッチンにスペースがそれほどないという前提では、サイズ感が非常に大事である。そういう意味で、シロカさんに次いで、私の食指にひっかかったのだ。

 こういうものである。

 とにかく、縦に高くないので、卓上に置いても威圧感がない。そのために、電気鍋として使えるというのが、ちょっとした売りの様だ。

 これには、エントリーモデルのPC-MA2と、ハイスペックモデルのKPC-MA2の2種類ある。同様にサイズだけ異なるモデルもある。

 エントリーモデルには、6種類の自動調理メニューが、ハイスペックモデルには、65種類の自動メニューがある。

 正直に言うと、エントリーモデルの方がシンプルで、直感的に使えるので買いだと思うのだが、いかんせん自動調理メニューの数が少なすぎる。しかし、ハイスペックモデルの調理時のオペレーションを見てみたが、ボタンを押す数が多すぎるし、液晶画面に出てくる文字が多すぎるのだ。そこまでしないとスタートできないのか、って思っちゃう。そして私の様に老眼鏡かけないと見えない方には、使うのが億劫になってきちゃうかもと思うのだ。

その点シロカさんは、蓋閉めて「圧力」ボタンを押し、調理時間をセットして、スタートボタンを押すだけ。ほとんど電子レンジのノリで指示が終わる。

でもね、ハイスペックモデルでこの価格なら、買いだよねぇ。

ですが。

ちょっとサイズ感に難点があれど、もっと使えそうなヤツが隣にいた。

これこれこれこれーっ!!!!!

これいいよー。ちょっとデカイけどいいよーっ。

他の電気圧力鍋で出来ることは大体できる。

プラス。

炒めることができるっ!!!!

具体的には、ホットクックさんの様に混ぜ混ぜしてくれるわけではないが、フタを開けたまま、120度から150度の温度設定で調理することができるのだ。つまり、単なるIHヒーターにお鍋が乗っているのと同じなのである。

それが何?と思うなかれ。

最初に肉や野菜などを炒めてから、水分を加えて圧力鍋で煮込むというメニューは、世の中に大量にある。そういう場合は、コンロの上にフライパンを置いて、一度炒めたものを電気調理器の中に入れるのが一般的だ。

でもそれって、面倒なのよね。フライパンも汚れるし。熱々で油ギトギトの食材を小さいお鍋に移し替える時に、ポロッと床に落としちゃうこともある。

それが、電気圧力鍋の中で完結しちゃうのだ!

ところが、このモデルは「マニュアル調理タイプ」で、自分で時間などを設定しないといけない。

そして自動調理タイプのものは、ほんっとにデカイ。

ということで、お鍋をするならアイリスオーヤマさん、縦の大きさはあまり気にならないし、レシピを自分で組み立てられるお料理好きの方は、マニュアルのティファールがいいかと。

ここまで色々と見てきたけれど、やっぱりホットクックさんとシロカさんの電気圧力鍋のペアが最強かな。かつ、カラーを揃えて二台置くのがいいと思ったな。2つともレッドとホワイトがあるので、お好きな方をぜひぜひ。


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