RMcのチャンネルにおける権利侵害に対する対応についてのご報告

皆さま、本日はご閲読いただき、誠にありがとうございます。
RMcで動画投稿を行っております。西條 悠です。

本日は、『Rabbit Mikes Studio』(以下、『当チャンネル』と呼称)における対応について、皆さまに対し、ご報告とそれに関するお詫びを申し上げたく、今回記事として掲載する運びとなりました。

最近、多忙な日々を過ごしておりました故、
今回事後報告という形となってしまいましたことをお許しください。

去る5月中旬ごろ、
『当チャンネル』内で投稿した全ての動画を非公開にいたしましたことをご報告いたします。
誠に申し訳ございませんでした。

お目を汚すようで大変申し訳ございませんが、順を追って説明、
及び、今閲読している皆さま、特に作曲家に向けての注意喚起も兼ねておりますので、どうか最後まで読んでいただきますよう、よろしくお願いします。

当チャンネル内の動画を非公開にした件について


既に結構な時間が経っているとは思いますが、経緯を説明いたします。

今年5月のゴールデンウィークに配信を行った数日後、
その配信アーカイブを見て、私は謎の羞恥心が発生し、一時的に非公開にしていました。
そのまま非公開にし続けて1週間後、
私は当チャンネルのYouTube Studioを確認しました。

すると、配信のアーカイブに『著作権侵害の申し立て』及び『動画は収益化できません』という表示があったことを確認しました。
現在、動画の収益化については『全く考えていない』上、著作権侵害の警告ではないためペナルティはないと記載されていたのでさほど問題はありませんでしたが、問題は申し立ての内容でした。

内容は、『動画内の音声コンテンツ(曲)に対し、著作権者が著作権侵害を申し立てを行った(意訳)』というものでした。

その曲が、あろうことか自分が自作した曲(以下、該当曲)だというのです。

特定された曲がなにかについては、保身のためここでは明記できませんことをお許し下さい。
ただ、私個人からの視点で申し上げると、『(特定された曲を)真似したつもりは一切ないが、該当曲には似たフレーズが入っていた』といった感じでした。

自作の曲について

私が動画で使用している曲は全て、
Appのアプリ『GarageBand』で作曲したものでした。
これは、他のVTuberとの差別化のために自分で作曲したものであり、
動画の最後や、配信にも使用しております。

作曲といっても、アプリ内の音源や自分で作った音源を並べて作曲するというシステムであり、
私の作った曲は、一部を除いて、音源の並べて作曲したものです。

というのも、GarageBand内の音源は著作権フリーとされており、
商用利用が可能であると公式のAppleサポートから2014年に発表されております。
(引用:https://support.apple.com/ja-jp/HT201808

そのため、『公式は商用OKと言っているため、権利的には大丈夫だろう』と考えておりましたが、
今回、該当曲使用されたとされる曲の双方に、同じ音源が使用されていたということ、著作権者からの申し立てがあったことが重なり、
私は疑問に思いました。

発覚から『非公開』にするまでの経緯

発覚後、同じような件がネットにもあるのか、
『(私に侵害を申し立てた相手)_著作権』と検索して調べたところ、
その著作権者から音源について著作権侵害の申し立てがあるという記事が、
思ったより複数件見つかりました。
そう、あろうことか私に申し立てを行った相手が、実は何度も同様の申し立てを多数行っていたというのです。

勿論、私も記事を見て「おいおい、そんな人たちに申し立てされてたの?」と半ば呆れていましたが、
申し立ての相手が海外にいる可能性があり、申立ての際に語弊が出てしまってはさらにこじれるのではないかと心配になったため、彼らに対して異議申し立てまでは踏み出せませんでした。
その後、この申し立てに対してどう対応すれば正しいのか訊くため、あるVTuberの方に相談しました。
相談内容は
・著作権侵害の申し立てがあったが、該当曲は著作権侵害をしていない、何故申し立てられるのか
・該当曲が載っている動画を消した方がいいのか

の2つ。
その方に画面も見せつつ、相談した結果、
・著作権者がコンテンツIDを登録している曲と似ているかをYouTubeのAIが検査しているため、このようなことが起こる
・申し立てがあっても、削除、非公開などの対応はしない方がいい

と返答されました。

その場で納得していた私ではありましたが、
・今回だけでなく、もしかしたら他の動画にも同じように申し立てられるのではないか
・今後、当チャンネルの収益化を考えることも想定して、BGMに侵害の申し立てが来てしまってはまずい
といった観点から、その方には伝えぬまま独断で非公開にしてしまいました。

相談しておいてこのような行動をとることはまずあり得ないと言われたら、返す言葉もみつかりません。
私のために相談に乗ってくれたのに、こんな形で裏切ってしまったことに関して、今思うと本当に心から反省すべきだと気付きました。

そして、今回の件をこの記事を通してはじめて知った方、
私本人に直接訊けずに不安になってしまった方、憤りを感じた方に対して、
約一ヶ月以上もの間、不安にさせたり、悩ませたり、
この件を放置してしまいましたことについて、
当チャンネルの責任者として、深く、お詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。

今後の対応について

最後に、今後の当チャンネルの対応について、
記事公開の現時点で公開できる範囲でご報告致します。

今回、該当曲を使用した動画、及び配信アーカイブにつきましては
該当曲が使われている箇所の削除、曲の差し替えを行い、
当面の間、公開する動画、配信内では、該当曲を一切使わないことを約束します。

また、今まで私が作曲し、動画でも使用していた曲に関しては、
GarageBand内の音源をメインとしない、独自で作曲した音源をメインとするよう、全曲の修正を近日中に行う予定です。

そして、今後は視聴者の皆さまにも安心して視聴していただけるように、
曲の権利確認についても、YouTubeのAIシステムを活用した方法で行い、
後日、当チャンネル内にて全曲、BGM動画として公開予定です。
今回の一件は、該当曲が著作権侵害の申し立てがあったために起こったことであり、視聴者の皆さまにも安心して楽しめるよう、
また、第三者にも権利侵害がないか確認がとれるよう、
このような判断を致しました。

この対応は、私の知る限りでは恐らくVTuberとしては初めての試みとなりますが、
重ねて申し上げる通り、視聴者の皆さまに不安なく、安心して動画を提供できるよう、最善を尽くして活動を続ける所存でありますので、ご理解いただけたら幸いです。

最後に

今回の一件、曲に対する権利侵害の申し立ては前例がないわけではなく、先程も申し上げた通り調べれば出てくる程、YouTube上ではよくある一件とのことです。

それらの前例と比べて、今回は事前告知もなく、私が起こした対応は非常に間違ったものであったと深く反省しております。

今回は、保身のため行いませんでしたが、
権利侵害の申し立てに対して、YouTube側に異議申し立てすることも可能です。
但し、異議申し立てをする際は、どう行うべきかを事前に調べた上で行うことをお勧めします。

また、今回のようにわざわざ非公開にする必要もなく堂々としていればよかったのですが、
該当曲、及び当チャンネルで使用されている自作の曲に関して、GarageBand内の著作権フリーの音源を使用しているため、
現時点では商用利用が可能であるという認識の上で製作しております。
よって私個人としては今回の件に対して強い憤りを感じております。
なので同じような権利侵害にあった場合は、私のように自己完結させる対応は非常によくありません。
同じ被害にあった方や信頼できる相手に相談し、慎重に且つ堂々とした態度で対応することをお勧めします。

最後になりますが、今回は間違った対応を行い、不安にさせてしまい、
大変申し訳ございませんでした。

今後とも、当チャンネルをよろしくお願いします。

2021年7月6日 西條 悠

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