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株式投資で勝つための秘訣

こんにちは。本日5本目の投稿になります。1年も更新していないと随分と状況が変化しますよね。株式投資という観点でも昨年ここまで株式市場が盛り上がるとはだれも思っていなかったのではないでしょうか。ドル円も151円ですからね。1年前は120円台だったことも考えるとすさまじい変化ですよね。ここまで為替が大きく変動すると当然ながら日本の商品そのものがすべて割安に見えてくるわけですよね。例えば日経平均は4万円を突破しました。過去最高株価を超えたわけですが、これは円ベースの話ですね。ドルベースでみた日本株というのは、全然右肩上がりの伸びをしていないのですよ。日本株ドルベースで検索してみてください。驚くと思いますよ。

私の住んでいる地域というのは観光名所なので外国人観光客がたくさん訪れています。人が多すぎて交通規制もかけられるレベルになっています。こうなってくると日本の株だけではなく、不動産などもどんどん買われていくことになります。24年度は不動産セクターにも資金が流入してきていますよね。今後は株の割安感がなくなってきたら、不動産などの流動性の低い商材で割安で放置されている商品が物色される展開になってくるでしょうね。

さて、株式投資で勝つための秘訣と題しましたが、この1年でも随分株式投資がうまくなったと自己評価しているのですが、その秘訣は、株式に期待しない、将来を予想しないということですね。これが勝つためのポイント。加えて、極端に割高、極端に割安といった不自然な銘柄に積極的に売り買いの両方から参加するということが重要だということです。一つ一つ解説していきますね。

まずは、将来を予想しない、期待しないということなのですが、よくPERが100倍とか200倍なんて株がありますよね。今年もAIがすさまじい成果を上げています。さくらインターネットなんて一時PER400倍になりました。PER400倍というのは簡単に言うと今の事業収益の400年分の価格で株が取引きされいるということです。もっと分かりやすく言うと毎年100万円の利益を上げる自動販売機があったとしますね。400倍というのは、この自動販売機を4億円で取引されているということです。1年で100万円 10年で1000万円の利益しか生まないものに4億円なんてふつうは払いませんよね。しかも、将来未来永劫今の利益水準が維持される保証はどこにもないわけですからね。さくらインターネットはPER400倍で取引されていました。これは、400年分の利益で取引されているというよりも、先々の利益成長を織り込んでいるわけです。先ほどの100万円の利益の自販機4億円で買えば、PER400倍ですが、倍の200万円の利益になればPER200倍ですね。10倍の利益の1000万円になれば、40年の利益を織り込んだことになるわけです。このように株価というのは将来の利益を織り込んで買う人がいるのですね。これが株価が実体経済に対して先行指標とされる理由です。ただし、私はこのような価格帯で買う人がいるということは理解しつつも、そういうリスクの高い予想で買うというのはギャンブルでしかないと思うのですね。さくらインターネットの競合はAMAZONやマイクロソフトですからね。資本力がものをいう世界です。しかし、日本企業第一弾の公認データセンターに登録されて、投資額の半額免除になったわけですよね。ただし、第二弾がでれば、さくらインターネットの資本力では、その他の企業のは勝てませんからね。競争優位性は全くと言って良いほどなくなることが目に見えています。400倍の価格で取引する妥当性はないと判断して私はショートを打ちました。これで400万円ほど利益が出ている状態です。

二つ目に不自然な割高・割安を見つけるということなのですが、これもさくらインターネットに通じますよね。適正株価を算出するというのは、とても難しいことです。というよりも需給株価が決まるわけですから、ピンポイントで10%~50%の割安を見つけることなんてとても難しいのですよね。逆に割高もそうです。ショートを仕掛ける際にもちょっとくらい割高の株を見つけたとしてもその時の地合いなどの影響もありますから勝率は良くないのですよね。ただ、さくらインターネットのような超割高株は見つけやすいです。また、今年は電力セクターが原子力再開で復活すると予想しているのですが、北海道電力なんてPER2.6倍ですからね。おかしなことになっているほど割安なわけです。しかも、北海道はデータセンターの拠点に最高の立地です。今後ますます電力需要が増加することは目に見えていますし、原発再稼働も前提となっています。不採算の火力発電に頼る必要がなくなるわけですから大きく収益を上げることは大前提なのですよね。これがPER2.6倍。明らかな割安と言って良いでしょう。このように極端に不自然に割安・割高になっている株というのは大ロットで仕掛けやすいという特徴があります。

基本的には将来の業績予想というのはプラスαでしかありません。プラスαというのはギャンブル要素が高い部分ということです。なので、投資家というのはプラスαの部分にベットするのではなく、現状の業績から見ても明らかに割安と判断できるような銘柄にベットすべきなのです。そうすれば、機会損失やリスクを取らずに投資することができますから、結果としてパフォーマンスが安定することになります。細かな分析に頼るよりも、たくさんの銘柄を観察して「明らかにおかしい」ものに目をつけるというのが大切だと思いますよね。

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