心が「豊か」な状態と、心が「貧しい」状態の違い
これからは目に見えないことが重視されていく時代
最近「風の時代」という言葉をよく聞く中で、心の豊かさがキーワードになっています。
日本はもう物資が豊富にある状態で、何をするにも便利な世の中になってきましたよね。
家事をするにも、文明の利器に感謝するほどです。
あぁ、この時代に産まれて良かった!
だからこそ、モノではなく心(精神面、マインド)に着目するようになってきていて、心の豊かさについて今一度考えてみるタイミングになってきました。
#丁寧な暮らし
というハッシュタグも流行っています。
「心が豊か」なんだかとても満ち足りた気持ちになりそうですね。
では、具体的に心が「豊か」とはどんな状態なのでしょうか?
逆の意味でもある、心が「貧しい」とはどんな状態なのでしょうか?
それを今回は考えてみたいと思います。
私が主催している、ポジティブ心理学実践コミュニティではテーマトークを行っているのですが、そこで心の豊かさについて話し合ってみました。
その内容も含めて書いていければと思います。
↓コミュニティの詳細はこちらです
心が「豊か」な状態とは?
まず、私なりに心が豊かな状態を考えてみると、
・自分を持っている
・人と比べなくなる
・お金をたくさん持っていなくても幸せ
・生きがいを持っている
・家族と他愛ない会話をしている
などなど、<自分>というものがしっかりある状態でそれゆえ、周りの人の意見や環境に左右されないこと、そしてささやかなことを心から楽しめる状態を考えました。
ブレない信念や夢があったり、未来を楽しみに思えるものがあると、心が豊かに満ち足りた気持ちになります。
そして、分かりやすくステータスを張れるもの(お金、家、ブランドものなど)を持っていなくても、ささやかな日常をありがたいと思えることですね。
病気をせず自由に動けること、快晴であること、美味しいものを食べたこと。
家族全員、今日を一日無事に過ごせたこと。
そんなことが何よりも幸せと感じられることが心の豊かさに感じます♪
他のメンバーにも聞いてみたところ、
・愛と感謝に溢れている心
・「既に有る」ことにどれだけ意識を向けて感謝できるか
・〝今この瞬間〟の幸せを味わうこと
・周りや他者に貢献しようと思えること
・周りの支えで生きていると実感すること
・実際に会える友人や仲間がいなくてもSNSで繋がっている仲間とモチベーションアップできること
と、いろいろな回答をいただきました!
ありがとうございます♪
どれも、その通りですよね。
特に【今】に感謝できるというのは、とても大事で、ふと自分は一人ではなかったり、気付けばささいな幸せがあったり、そこに目を向けられていることが何より素晴らしいと思います。
皆さんは、「心の豊かさ」と聞いて何をイメージされますか?
心が「貧しい」状態とは?
では、逆に心が「貧しい」状態とはどのようなものでしょうか。
なんだか心にぽっかり穴の開いたような寂しさを感じること、ありますよね。
私は「ナイナイ(無い無い)精神」と呼んでいるのですが、
自分にはこれが無い!(だからもっとこうだったら)と思うものが多いと貧しくなりがちです。
まだ〇〇していない、これを持っていない、〇〇ができていない
学歴だったり、結婚をしていない、子供がいない、お金がない、やりたいことを見つけられないなど・・・
また一見ステージアップをしているようでも満たされず、延々理想が高かったり、自分に満足できないという状態もですね。
私もよく陥っていたのですが、
周りの支えや協力によって今日まで来れたのに、そんなにナイナイ精神でいるのはとても失礼ですよね。
「無い」に目を持っていくとキリがないですし、いつまで経っても自分で自分を満たすことが出来なければ、周りにもどんどん欲張りになっていきます。
もっとこうだったら良いのに・・・
もっと〇〇しれくれれば良いのに・・・
もっと可愛ければ、もっと細くなれば、もっとお金があれば・・・
もっともっと・・・
そしてその欲望に溺れ、満たされることなく常に焦ってしまいます。
では、そんな状態から少しでも脱却するにはどうしたらよいでしょうか?
豊かな心を手に入れるには「今に感謝する」「ちょうど良いところで自分を満たす」
方法はすごくシンプルです。
「今に感謝」してみることです。
身体が元気に動いて、仕事があって、友人や家族がいて、いろいろ大変なことはあるけれど一歩一歩進んでいる毎日。
それに気づいたら、「なんだ、意外と良い日じゃん」と思えるようになります。
きっとありがとうの数だけ、豊かになれると思います。
そして、「ちょうど良いところで自分を満たす」ことを覚えていきます。
まだまだ自分はこんなもんじゃ・・・とハングリー精神を持つことはとても大事ですが、過去の自分を褒めてあげたり、頑張ったことをもっと認めてあげたり、それを自分で自分自身に行うことをしてみることです。
周りにしてもらうのではなく、自分で自分自身にというのがポイントです。
例えば「夕飯を作る」を一つとっても、そんなの誰でも当たり前にやっているから凄くないし、褒められたものじゃないと思っていたとしても、すごいことなんです。
献立を考えて、スーパーに行って、材料を切って、時間をかけて、バランスを考えて、盛り付けて、皿洗いをして。
そんなの当たり前よと思うのか、
毎日頑張って作って偉いな~と思うのか、
捉え方次第で、心の豊かさと貧乏さは変わっていきます。
みんなできているから凄いのではなく、アナタがやっていること自体が凄いのです。
日本人は頑張りすぎな風潮がありますよね。
当たり前のレベルが高いです。
心を豊かにすることは、誰でも、いつからでもできます。
「今」に感謝して、自分を良く褒めて、豊かな心をどんどん養っていきましょう♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?