#01 新しい生き方、働き方が必要となった「人生100年時代」の到来
ついに来ました、人生100年時代。
我々はどのように生きていけばいいのでしょうか。
お金・健康・孤独 の3つの不安に対する解消方法をご紹介します。
充実人生を歩んでいきたいですね。
2019年11月発刊COCORO第34号に掲載された内容をもとに8回に分けて掲載します。
2016年、ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授ほかによる『ライフ・シフト』(東洋経済新報社)がベストセラーになり、
私たち日本人は「人生100年時代」を意識するようになりました。
それは、「人生100年時代」という言葉が「2017年ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされたことでも明らかです。
実際、ある海外の研究によれば、2007年に日本で生まれた子どもの半数が107歳より長く生きるという推計があるほか、
戦後70年の間に男性の平均寿命が約30年、女性は約33年と飛躍的に伸びている事実を考えると、「人生100年時代」の到来には現実味があります。
現役世代の私たちが90歳、100歳まで生きられるようになると、
「人生80年時代」といわれていた時代の老後の生き方のモデルは成り立たなくなり、新しい生き方や働き方を見出す必要が出てくるのは当然です。
サラリーマンの場合でいえば、
会社によって制度はまちまちとはいうものの、65歳で定年を迎えたとして、
その後の100歳までの35年という長期間の生き方を考えなければならなくなったというわけです。
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著者プロフィール
大杉 潤(おおすぎ じゅん)
1958年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
日本興業銀行(現みずほ銀行)に22年間勤務の後、新銀行東京の創業に携わる。
人材関連会社およびメーカーの人事責任者を経て、2015年からフリーの経営コンサルタント、研修講師、ビジネス書作家として活動。
合同会社ノマド&ブランディング・チーフコンサルタント。
著書に『定年ひとり起業』(自由国民社)、『定年ひとり起業 マネー編』(自由国民社)、『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)などがある。