私の魂の成長の話 21
クエストアートセラピスト養成講座。(当時は。今は別の名前かも。)
セラピスト養成講座の内容は
とことん自分を知ること。だった。
それは
『自分で自分を癒せなくてどうして他人を癒せようか』
というところから。
この考えは今の私の基盤にもなっている。
ユング心理学をベースに、自分の事を掘り下げていく作業は、なかなかに辛い事もあったけれど、一緒に過ごしてくれた仲間と講師陣に助けられ、なんとか1年すごした。
生きる事が精一杯だった私に生きる活力を与えてもらった。
そして、あんなに辛かった体の症状が幾分軽くなった。
あの、副作用の強い薬もいつの間にか飲まなくても過ごせる様になったのだ。
その時に思ったのは、心が病気に影響しているんじゃないか?という事。
心と体は繋がっている。
そんな事に気付けたけれど、たかだか二十数年、生きてきた私に人の心に触れる事なんて到底出来ない。そんな私が行き着いたのがボディーワーカーだった。
当日、リラクゼーションというものが世に出始めていた時代で人手不足(いや、人手不足なのは今も一緒か😅)。
新しい事を覚えて、施術が出来る様になったりお客様に喜んでもらえたり仕事は楽しかった。
施術が上手くなると徐々に指名して頂ける様になる。
で、ここで大きな壁にぶち当たる。
心と体が繋がっているならば、心のケアを出来なくても体のケアをしていく事で、心も楽になったり、生きやすくなるんじゃないか?と思って人の体に触れる仕事を選んだ私。
しかし、現実はそう簡単ではなかった。
指名して頂ける=その方のお体の様子をより理解出来る様になる。
え?先週、あんなに解しましたよね?
もうこんなに硬くなっちゃうの??
みたいな事が起きてくる。
結局、肉体は心のあり方、意識の持ち方の結果なので、心が変わらないと肉体が変わることはないのだ。
解せども解せども、元に戻る。
むしろ、より強い刺激を求めて肉体に負担をかける。
薬物の依存と一緒だ。
本当により良い人生を送るなら、やはり心のケアをしていく必要があるのだな、と。
というわけで、30歳になった時に再び、クエスト総合研究所のアートセラピスト養成講座を受講する事にした。
そしてそこで、再び自分の心と体に向き合う。という時間を持った。
この2年間が、私にとっては大きな大きな財産になる。