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買ってよかったもの:深緑色のポシェット

買ってよかったもの、というか、ずっと使っているもの。
深緑色のポシェット。
中学生か、高校生の頃におこづかいで買ったものなので、10年ほど使っていることになる。

『ポシェット』とは、フランス語で小さなポケットを意味するらしい。
私が持っているポシェットもやはり小さく、
小さめの財布とタオルハンカチとiPhoneを入れるともうぱんぱん。
小さいぬいぐるみキーホルダーがついている鍵は入らないので、ぬいぐるみを取り外して入れている。

私のポシェットの良いところは、とにかく使いやすいところ。
合皮でできているので、雨の日にも使うことができるし、
小さくて軽くて、肩がこらない。

色もデザインも落ち着いているので、服装を選ばないのも良いところ。
黒色に合わせるとシック、白いシャツに合わせると少しレトロな感じに、
ボーダーやデニムとの相性も良い。
確か赤色・オレンジ色・黒色も売っていたような気がするけれど、
自分の服装の好みを考えると、この深緑色が結局一番しっくりくる。

大学生の頃も、このかばんは長く使うだろうな、と思っていた。
自分の予想は、まあまあ当たっていた、ということか。

ただ、最近、縫合部分が少しほつけてきた。
かばんとしての機能を維持できないほどではないので、見えないことにしているけれど、少し心配。

新しいかばんを買っても良いのだけど、
大学生の頃の自分に対する意地なのか、手放さずに、このポシェットを使い続けている。
ポシェットが機能を維持できなくなるのが先か、
自分がポシェットの似合わない年齢(いくつになったら似合わなくなるのか、まったく分からないけれど)になるのが先か。

そんな自分を、けちだなぁ、と呆れたり、
でも気に入った物を大切に長く使っていることを誇らしく感じたり…
執念と愛着は紙一重だということを実感する。

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