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息子は奇想天外①

小2の息子と温泉に泊まりに行った日のこと。
パパは仕事のため、うちの母と私、息子と娘の4人で行ってみた。
貸切風呂でみんなで入って娘の温泉デビューにしようと、30部屋ほどしかない小さめの宿を予約した。
みんなで楽しく温泉に入り、ご飯も美味しく大満足。バイキングにしなくてよかったな〜とのほほんと過ごしていたら、息子が急に、1人で大浴場に行ってくるよ!と言うではないか。

えええ…と思ったが、もう7歳だから女湯には連れていけないし、大浴場までは一階下がるだけだから迷子にもならない。大丈夫かなと思い行かせてみた。

8時半に行った我が子はなんと九時をすぎても帰ってこない…六ヶ月の娘は寝てしまった…困ったぞ。お願いして、母に様子を見てもらうことに。

黙って待っていられず、エレベーターホールの方を見たり部屋のドアを少し開けて廊下の様子をうかがったり…しばらくすると、母ひとりで戻ってきた。息子は⁉︎というと、何とも言えない表情をしている。

大浴場の入り口まで行った時に、ちょうど宿の人がいて、子供がいないから見てもらうようにお願いしたらしい。ところが、宿の人は、いなかったよ。と言って、母は驚き!
名前を呼んでください、構いませんから。と伝えて再度見に行ってもらった。
戻ってきた宿の人の開口一番は、大物になるよ!だった。
話を聞くと、露天風呂でお父さんと息子の家族に混じって入っていたらしい。側から見たら家族、だから宿の人は1人の男の子はいない、と判断したのだ。
名前を呼ぶと、スッと手を挙げて
ママが心配しているよ、というと
もう少しであがりますから、大丈夫です
と言ったらしい。

えーーー!と母と話していると息子がゆっくりした足取りで帰ってきた。

心配したんだよ!と言うと
あぁ、ママ来てくれたんだね。と息子
あ…ママじゃなくておばあちゃんだけどね笑

1人で大丈夫だった?
と聞くと、
映画みたいな人がいたんだーと楽しそうに話し出す息子。背中に鬼がいたり、腕に字が書いていたり、すごかったよ!絵日記に描こうかな🎵
…開いた口が塞がらない…

話しかけに行かなくて、本当に良かった。と思った私でした。

息子の頭の中、本当にのぞいてみたい。
男子ってこうなのか?いや、ちがうよなぁ…

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